夕焼けと机と教室と。4-8

　「夕焼け」本編4、第九回。
　……あまっ！
　頑張って編集シマシタ。頑張ったよ、私（涙）。
　って、コトで何とか一般向けな描写かと思います。たぶん。
　いや、想像するとかなり際どいけどね……でも、この会話すっ飛ばすと何がなにやら（笑）。
　目次に載せる時は、さらに描写が際どくなります。ウフフ（←怪しい）。

　「うらキロ」には、アクセス解析がついてます……ついでに表の「アキキロ」にもついてますが。
　お国解析らしきものもついてます。
　時々、外国からのアクセスもあるようです。大体は「英語圏」ですが……「韓国」とか「イタリア」とか「中国」も時々。
　ビビるのは、私の知らないトコロから来られる方もいらっさるということです。日本語オンリーだけど、読めるのかしら。
　そーいや、以前アクセス解析を駆使して逆探知っぽく遡ってみたら……そういう日本語を「ハングル語」に変換するサイトがあるような感じでした。
　ええ、自分の書いた話がハングル語で変換されるんですよ。ビックリ！
　内容が正しいモノになってるかは、理解できませんでしたが……外国語圏から来られている方々、お疲れさまです。
　日本はこんな国なんだ、とか誤解されませんように。
　あくまで、うちの書く日本はファンタジーです（キッパリ）。
※「ピアノ」更新の頃は、「ドイツ」も時々ありました。コレは、何か違う意味でやって来られた気がします。ご足労をかけて、何の収穫もなかったとしたら、申し訳ない。

　以下、「夕焼け」本編4-8。
　ああ、小槙さん……そんなこと言ったら（絶句）。
　サクサク、ご覧ください。一応、際どいですがＲ指定はナシです。

――　夕焼けと机と教室と。～4-8～　――

　ベッドで小槙を抱いた輝晃は、訊いた。
「そういえば、さ。訊いたことなかったけど……小槙って、なんで弁護士になったんや？」

「　……悲しい思いをしてる子どもを、少しでも助けられたらなあと思て　」
　輝晃の胸に手をついて、滑らせる。

　大人の世界に振り回される子どもは、少なくない。
　少しでも、そんな子どもの力になれたらいい――と思った。
　くすぐったい小槙の手を止めて、輝晃は彼女の瞳をとらえた。
「それって、俺の家庭の事情が関係してる？」
　輝晃の家は母子家庭だ。小学校の半ばで両親が離婚して苗字が変わった。
「分からへんけど、そうかも……」
　と言っても、気づいたのはつい最近だった。
　小学校の頃、輝晃の家庭の事情はいつの間にか入っていた事実で、気がついたら当たり前のこととして受け入れられていたから、中学の頃にはことさらに語られることもなくなった。
「うちのお袋の場合、当初は少し荒れてたけどな。今はそんなことも笑い飛ばすくらいやし、気にするほどでもないんやけど……小槙が俺のために 仕事 選んでくれたんやったら、嬉しいわ」
「……だから、分からへんって言うてるのに」
　なんとなく認めることが気恥ずかしくて、小槙は言いよどんだ。

「ええから。そういうことにしとき」

　有無を言わせずに命じて輝晃はおもむろに起き上がると、喘ぐ彼女の身体を抱きしめた。


　　　　　***　***


　彼女と抱き合うのは、気持ちいい行為だ。
　行儀よく後片付けをして、輝晃はふと薄ぼんやりと目を開けるうつ伏せの小槙と目が合う。
　小槙は微笑んで、輝晃の見ている前で自分の首にかかったプラチナの指輪をチェーンから外して、左手の薬指にはめた。
　信じられなかった。
　輝晃はだから、訊いていた。
「　本気？　」
「うん。輝晃くんのお嫁さんにしてください」
　と、小槙は 確かに 頷いた。

　　>>>続きます。