君を、きっと、好きになる。2.6-桜

　「君を、きっと、好きになる。」続き、舞い戻って彼女視点です。
　間が空いたので、意味不明な感じになってしまいましたが、ここで一区切りです。
　次はどういう展開でいこうかなあ……と、脳内で考え中。今の季節を基本に書いていたので（]無計画！）、そろそろ夏休みとかのエピソードもアリですかね？

　音信不通だった理由は、半分ゲーム三昧と半分節電（苦笑）です。
　関西電力が五月から値上げしたので……ちょっと、PC利用を控えてみました。もー、給料は上がらんのにモノの値段はすぐに上がります。これで消費税も上がったらどうすんじゃい！　と今から不安です。
　派遣職員なんて、なかなか時給上がりませんから。
　だからと言って社員になりたいか、と言うと前の会社のトラウマもあるので積極的には思わないワケで……時給が上がったらなあ、と思う程度。いや、自己主張すべきなんだろうけども！

　ゲーム三昧の方は終盤の手前あたり？　までやってきました。
　中盤、なかなかの閉塞感と絶望感に脳内がクラクラしました。地味に、胸にキタ！　いっぱい犠牲者が出るエピソードの中に、あの人まで犠牲者？　とか思わせる小さな変化があるのですが……それが、結構キツイ。
　うん、まあ、前を向いて竜を狩るしかないワケです。
　そうそう、メイン戦闘員とは別にサブ戦闘員を養成しました。
　サムライ（サムライ、♂）、サイキック（ルシェ、♀）、トリックスター（ルシェ、♂）
　トリックスターはダガータイプで、養成当初は使いにくい……と思っていたのですが、最近このメンバーも悪くないと思いはじめています。つーか、攻撃的にはサイキックの使い方がイマイチわからなかったのですが、ちょっと分かってきた……気がします。サムライはデストロイヤーほど破壊力はなさそうですが、イチイチ技に華があっていい感じです（笑）。トリックスター、時々すごく頼りになります。避けるの上手すぎて、生き残り率が高い！

　以下、「君を、きっと、好きになる。」2.6-桜。
　短いです。ゲーム三昧の話が長くて、スミマセン……というくらいに(^^ゞ

――　君を、きっと、好きになる。2.6-桜　――

　ただ触れて欲しかった、それだけなのに。

「泣かせても、別れないからね」

　なんなの、この人。意味、わかんないよっ。バカ！
　心の中で身勝手な彼を罵倒して、閉じ込められた胸の中で囁かれた言葉に憤る。付き合い始めた時も、突然別れを告げられた時も、そして理由も分からないままに復縁してくれた時ですら少しも腹は立たなかったのに（むしろ、嬉しかった。また傍にいられるんだと思ったから）……今は、無性に腹立たしい。
　いつ、別れをまた告げられるか――ずっと不安だった。
　だから、触れて欲しかった。そうすれば、少しだけど自信が持てるような気がしたから。
（　………　）
　その広い胸の中で聞いた彼の言葉を反芻して、（でも）としがみつく。
（「好きだから」って言ったよね？　いま。「好きだから、大事にしたい」って）
　だったら、いいや。怒ってるけど、不安だけど、この人を嫌いにはなれないもの。
「陽一くん、わたしだって別れないよ。もう、簡単に別れてなんか……あげないからね！」
　別れを告げられても、次は突っぱねてやるんだから！！
　顔を胸に押しつけた格好で張り上げた声はくぐもっていたけれど、ちゃんと通じたはずだ。
　ギュウゥ、と強く抱きしめられて、少し苦しかった。
「うん。いい、望むところだよ――桜」
「……ッ！」
　ハァッ、くるしいっ。もう、この声はズルイ！　と頬が熱くなるのを必死で抗い、ブンブンと頭を振った。

　ときめいて、怒りも不安も全部吹っ飛んでしまうわ。きっとね。

　　>>>終わり。