裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編、第七回。
明日くらいに「夕焼け」目次に本編4の途中までアップしようかと思っています。まあ、「事故編」だけなんで甘みまったくないんですが。
今日の分で、事故編はとりあえずひと段落なので……ようやく、あの人が姿を現します(笑)。
長かったな、出番まで。
「うらキロ」の更新は、最近特に何もないんですが……十月に入ったら、少し企画が動くと思われます。
ハロウィン企画、十月に入ったらすぐくらいにアップかと。
あとは「Oパーツ」の出来によるのですが、「夕焼け」が落ち着くまでビミョーな進み具合です(汗)。
以下、「夕焼け」本編4-6。
今回の影のテーマは、コレなんですよね。結局は、運転する人のモラルかと思います……飲んでなくても、危ない人は危ないよ。
自分のために、飲酒運転はやめましょうね。
明日くらいに「夕焼け」目次に本編4の途中までアップしようかと思っています。まあ、「事故編」だけなんで甘みまったくないんですが。
今日の分で、事故編はとりあえずひと段落なので……ようやく、あの人が姿を現します(笑)。
長かったな、出番まで。
「うらキロ」の更新は、最近特に何もないんですが……十月に入ったら、少し企画が動くと思われます。
ハロウィン企画、十月に入ったらすぐくらいにアップかと。
あとは「Oパーツ」の出来によるのですが、「夕焼け」が落ち着くまでビミョーな進み具合です(汗)。
以下、「夕焼け」本編4-6。
今回の影のテーマは、コレなんですよね。結局は、運転する人のモラルかと思います……飲んでなくても、危ない人は危ないよ。
自分のために、飲酒運転はやめましょうね。
―― 夕焼けと机と教室と。~4-6~ ――
病室の扉を開けると、高見健介がベッドに横になったまま入り口の方に顔を向けた。
「 お父さん! 」
少年が駆け寄って、抱きつく。
ベッドの横にはボスが立っていて、小槙を出迎えた。
「高見氏は信号無視はしていない、と言ったよ。仁道くん」
「はい。証人を見つけてきました……祐介くんが探してくれたんです」
目を瞠る泉所長に小槙は答えて、「今、事務所で真城さんに詳しいことを聞いてもらっています」と唇を引き結ぶ。
「そうか」
ホッ、と息をつく泉の横を過ぎて、小槙はツカツカとベッドの際まで歩いた。
「高見さん」
彼女にしては、かたい口調。
「「いずみ弁護士事務所」の仁道小槙と申します。事故の件で、あなたの証言通りの証人を確認しました。今、詳しい話をうかがっています」
「そうですか、……よかった」
「ですが、わたしはあなたを許せません。確かに、今回の事故ではあなたは被害者です。証人もいます。でも、飲酒運転をしていたのも 確か です……それが、どういうことかお分かりですか?
今回は確かに証人がいて、あなたは業務上過失致死傷の罪からは免れることができます。それは、とても運のいいことなんですよ。もし、目撃されていなかったら……あなたは飲酒運転をしていて、信号無視もしていたことになったでしょう。お酒を飲んで、車を運転するべきではなかった……事故を起こして苦しむのはあなただけではありません、家族だって巻き込むんですよ。
道路交通法違反は免れませんから。――反省してください」
ピシャリ、と言うと、祐介が小槙と父親の間に立ちはだかった。
「 お父さんは、悪くない! 」
キッ、と小槙を睨む。
「祐介くんが 心配 していました」
「……そうですか」
横になったまま頷いて、「ごめんな」と盾になる息子の頭を撫でた。
もし、お酒を飲んでいなかったら……車を止めることができたかもしれないと健介は言った。
そうすれば、あの場所で事故は起きなかった。
相手側の女性も、死ぬことはなかった――。
もう、二度とお酒を飲んで運転はしないと、約束した。
たった一人、息子の目を見つめて。
>>>続きます。
病室の扉を開けると、高見健介がベッドに横になったまま入り口の方に顔を向けた。
「 お父さん! 」
少年が駆け寄って、抱きつく。
ベッドの横にはボスが立っていて、小槙を出迎えた。
「高見氏は信号無視はしていない、と言ったよ。仁道くん」
「はい。証人を見つけてきました……祐介くんが探してくれたんです」
目を瞠る泉所長に小槙は答えて、「今、事務所で真城さんに詳しいことを聞いてもらっています」と唇を引き結ぶ。
「そうか」
ホッ、と息をつく泉の横を過ぎて、小槙はツカツカとベッドの際まで歩いた。
「高見さん」
彼女にしては、かたい口調。
「「いずみ弁護士事務所」の仁道小槙と申します。事故の件で、あなたの証言通りの証人を確認しました。今、詳しい話をうかがっています」
「そうですか、……よかった」
「ですが、わたしはあなたを許せません。確かに、今回の事故ではあなたは被害者です。証人もいます。でも、飲酒運転をしていたのも 確か です……それが、どういうことかお分かりですか?
今回は確かに証人がいて、あなたは業務上過失致死傷の罪からは免れることができます。それは、とても運のいいことなんですよ。もし、目撃されていなかったら……あなたは飲酒運転をしていて、信号無視もしていたことになったでしょう。お酒を飲んで、車を運転するべきではなかった……事故を起こして苦しむのはあなただけではありません、家族だって巻き込むんですよ。
道路交通法違反は免れませんから。――反省してください」
ピシャリ、と言うと、祐介が小槙と父親の間に立ちはだかった。
「 お父さんは、悪くない! 」
キッ、と小槙を睨む。
「祐介くんが 心配 していました」
「……そうですか」
横になったまま頷いて、「ごめんな」と盾になる息子の頭を撫でた。
もし、お酒を飲んでいなかったら……車を止めることができたかもしれないと健介は言った。
そうすれば、あの場所で事故は起きなかった。
相手側の女性も、死ぬことはなかった――。
もう、二度とお酒を飲んで運転はしないと、約束した。
たった一人、息子の目を見つめて。
>>>続きます。
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