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裏表一体、日々のこと。
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 「未完成近隣系図」第四回です。
 ネガティブ天然系暴走少女の称号を愛美には捧げないといけません!
 いわゆるヤンデレですかね、女の子だけど。
 怖い、と頭が拒否するのをねじ伏せてこういう展開になりました。おそらくは駆け足に書いたのが悪いんだと思います。本当ならココはもう少しじっくりと攻めないとダメな場面なので(^^ゞ
 同意の上、というのが唯一の救済ポイントです。

 以下、「未完成近隣系図」繋がる体とエトセトラ。
 今回の視点は彼女、志野原愛美です。ヤンデレ属性、FD内の人物概要は以下の通り。
 志野原愛美〔しのはら いつみ〕・・・>真の幼馴染。ご近所さんであり、真に懐いている。全体的に小柄で華奢、線が細い。天才肌。
 未完成近隣系図では、一人暮らし。20歳になった頃に育児放棄な親からは自立、過保護な真に保護されて現在に至る。早く独り立ちしようと頑張っているが、ことごとく社交性に欠けるため引きこもりで医学専門書等の翻訳稼業をしていたり。

 少し内容は編集しました。ギリギリR15程度、になっていますカ?







―― 未完成近隣系図 ~繋がる体とエトセトラ~ ――

 先生になるって――彼から、初めて聞いた時、この人に導かれるならその子供たちはきっと幸せになれると思った。
『わあ、いいねっ。きっと、すごく似合うよ~! 真ちゃん』
 にこにこと笑って、不意に泣きそうになったのはどうしてかなあ?
 わたしは独占欲が強いから、その優しい手を本当は誰にも渡したくない。貸すことさえ許したくない、そういう権利がないことを知っているから言わないけど。
 でも、本当は彼の愛を一心に欲している。貪欲だな、と膝を抱えて丸くなる。
 手放す覚悟はできている、それでも欲しいと願うのは……夢にだけでも、見たいから。

 絶対にこない、ふたりの未来を。
 頭の中で。
 わたしはひとりで――夢想するの。



 帰ってきた自宅〔そこ〕にわたしがいて、彼はビックリしたようだった。
「なに、してるんだ?」
 くふくふと笑って、愛美は春日真〔かすが しん〕に向き合った。
 真の現在の現在の住まいは1LDKのマンションで、寝るのは万年床となっている布団の上だ。そして、そこに三つ指を揃えた肌襦袢姿の彼女がいる。

 どうだっ!

「志野、どうしたんだ?」
 そろり、と身を屈めてきた彼にバッと手を伸ばして抱きつく。
 ぐいっ、と全体重で引き寄せられた真は支えきれずに彼女を押し倒してしまった。なんとか愛美をつぶさないように両手をついた格好で、彼女をうかがうと間近で目が合う。
「志野?」
 ギュッ、と愛美は真に抱きついて無邪気な声で強請る。
「どうぞ、わたしを召し上がれ~」
 肩を抱く真の腕の力が強くなり、ポンポンと優しく背中を叩く。
 「どうかしたのか?」と訊く代わりに体を手のひらがなぞる。
「美味しく、食べてね」
「はいはい」
 ため息まじりな彼の声に縋りついて、「好き」とたぶん聞き飽きてる言葉が溢れる。
 でも、好き。止まんない、ずっと……ずっと 好き だもん。
(離れたって、ずっと 好き だからね……真ちゃん)
「……っ、あ」
 初めて、ではない。けれど、最初の時からずっと彼は優しい。
 愛美が厭なことはしないし。というか、真のすることで愛美が 厭だ と思うことなんて一つもないけど……そういう意味ではなくて、とにかく優しい。なにもかも。
 肌襦袢の上から、少しも育たない胸に触れ撫でる。揉む、という行為さえ難しい大きさなのが地味に悲しい。
(頑張って自分でも揉んでるのになぁ。なんでおっきくならないんだろ?)
「あのさ、訊いていい?」
「なぁに?」
「なんで、この格好なんだ?」
 襦袢の腰紐に手をやって、真は訝しそうにしている。
 (あれぇ~?)と思う。
「真ちゃんはこういうの好きじゃない?」
 緩んだ襟の合わせ目から手を入れた彼が、やっぱり不思議そうな顔をする。
(おかしいな~? 確かに書いてあったのに)
「男の人はこういうの喜ぶって、書いてあったの」
「へぇ」
「でも、真ちゃんは興奮しない?」
 小さな乳房がふたつ。開いた襦袢から露わになって、その大きな手のひらに直に包まれる。
 胸の中心を人差し指で撫でられれば、次第にそこはこりこりとかたくなりジンジンと痺れた。
「ふぁ……」
 その先を摘ままれ、二つ同時に引っ張られるととろりと縋る声がこぼれる。
「ひゃん」
「興奮? するよ。そりゃ俺も男なんだから」
 そう言って、かたくなった先に少し乱暴にしゃぶりつく彼に愛美は「んっ」と背を反らして伸び上がった。


   *** ***


「この、バカ」
 少しの悟り。そして、抑えようのない苛立ちに彼が低く責める。
「だって、欲しかった。ずっと――欲しかったんだもん」
 少しの後悔もなく、愛美は笑った。嬉しくて。これでもう、いい。

 十分だもの。

 彼女のそこからは真の放った白濁が溢れていた。

  >>>続きます。

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