裏表一体、日々のこと。
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今回の番外は、「陽だまり」のお話です。
他視点……このほかにもやってみたい視点はありますが、今のところ書けそうなのが、この人だったので(^^ゞ。
春を過ぎたら、先輩が美大生になっちゃうからイロイロ波乱な展開がありそう……とか思わせて、案外ぽややんとしている気もするなあ(笑)。
ひとつ、残したままの伏線もあるし、いつかヘロッと連載したいトコロです。
たぶん、他視点モノになりますが!
で、次のブログ番外ネタとしては、「龍」の番外で「スイハンジャー」ネタを書けたら書きたいです。まだ、全然ネタは出来てないのですが……底抜けにギャグなヤツを狙っています。
私が中学あたりにやっていた、とんねるずの番組の中の『仮面ノリダー』みたいなのが目標です。
「どぇい!」とか印象的な掛け声が好きでした。なんか、替え歌とかね、トボけた悪キャラとかね、憎めない感じがいいよね。
根本的問題としては、特撮モノの話の筋をあまり覚えていないので上手く仕上がるか不安ではあります。小さい頃、見てはいたんだけどねーイマイチ記憶に残ってないよ。
以下、「陽だまりlover」番外、春先の風景。
読みきりです。
視点は、彼女の弟視点です。鋭いようで、やっぱり彼女の弟なんですよ(←え?)。
他視点……このほかにもやってみたい視点はありますが、今のところ書けそうなのが、この人だったので(^^ゞ。
春を過ぎたら、先輩が美大生になっちゃうからイロイロ波乱な展開がありそう……とか思わせて、案外ぽややんとしている気もするなあ(笑)。
ひとつ、残したままの伏線もあるし、いつかヘロッと連載したいトコロです。
たぶん、他視点モノになりますが!
で、次のブログ番外ネタとしては、「龍」の番外で「スイハンジャー」ネタを書けたら書きたいです。まだ、全然ネタは出来てないのですが……底抜けにギャグなヤツを狙っています。
私が中学あたりにやっていた、とんねるずの番組の中の『仮面ノリダー』みたいなのが目標です。
「どぇい!」とか印象的な掛け声が好きでした。なんか、替え歌とかね、トボけた悪キャラとかね、憎めない感じがいいよね。
根本的問題としては、特撮モノの話の筋をあまり覚えていないので上手く仕上がるか不安ではあります。小さい頃、見てはいたんだけどねーイマイチ記憶に残ってないよ。
以下、「陽だまりlover」番外、春先の風景。
読みきりです。
視点は、彼女の弟視点です。鋭いようで、やっぱり彼女の弟なんですよ(←え?)。
―― 陽だまりLover ~脇役視点番外、春先の風景~ ――
姉ちゃんが恋をした。
その事実に、春日真〔かすが しん〕は少なからず驚いた。
それと同時に、面倒なことをしているな……とも思った。
彼の姉である春日唯子〔かすが ゆいこ〕が好きになったのは、今年入学した高校の二つ上の先輩だという美術部部長の三崎純也〔みさき じゅんや〕という男。
『まあ、名目上は「恋人」。でも、実際は それ 未満の専属モデルかな』
熱を出した姉ちゃんの見舞いにやってきたその優しそうな男が、弟である自分の追求に答えたのはそんな ややこしい 二人の関係だった――。
「いいんだもん」と真の心配をよそに姉は強がった。
ふーん、と投げやりに彼女を見やり、『まあ、おねーちゃんの好きにすれば?』と背中を向けた。か弱い華奢な印象の姉だけれども、その内面は案外に打たれ強くタフだ。
だから、手を貸さなくても自分で答えを出して、突っ走るだろうと真は分かっていた。
(あの先輩のほうも、姉ちゃんのこと気に入ってる……みたいだったしね)
くっつくのに、そう時間はかからないだろう。
その真の予想は的中して、間もなく二人は正式にお付き合いを始めたらしい。
最近の姉は、すこぶる上機嫌だ。
休みの日は、大抵デートなのか朝からイソイソと家を出て行くし、鼻歌を歌ったり、時々ぼんやりとしていたり、かと思えば何かを思い出して真っ赤になってみたりと忙しい。
とりあえず、そんな姉ちゃんの様子が目に余ったので、真は先輩に忠告をしておいた。
『うちの父親、(姉には)過保護なんで気をつけた方がいいよ』
と。
姉はあまりそうとは気づいていないが、昔から人攫いに遭いやすい外見(美少女って言うのかな?)をしていたので父親のそれは尋常ではない。
あまりの心配に、娘に護身術を習わせたくらいだし、今でも門限が決められている。
下手に破れば、たとえ優しそうな先輩でも猛反対されかねない。というか、落ち度がなくても反対はするだろうな……という程度に「娘、命」な人だ。
『ああ、なるほどね』
真の忠告に人の良さそうな微笑みを浮かべたまま、三崎純也は相槌を打った。
『気をつけるよ』
と、爽やかに口にする。
『まー、純也さんくらいなら大丈夫だとは思うけど……一応ね』
まさか、朝帰りとかはさせないだろうし。つーか、そういうフジュンな関係すら想像つかねー……と考えていたら、怒ったような唯子が真を睨んでいた。
もともとが木漏れ日の天使のような容貌なので迫力は薄いが――。
『真のバカー! 純也先輩を取らないで!!』
『……取ってねーよ』
『先輩はわたしのなんだもん! 絶対、ゼッタイ!! 部屋に入って来ないでねっ』
強く念押しをされて、真は勘ぐった。もしや、部屋で 何か いかがわしいコトに及ぶつもりなのだろうか? イヤイヤ、そんな……まさかね。
(ナイナイ。うちの姉ちゃんに限って……なあ?)
少し前まで彼女には男嫌いの気があったくらいだし、先輩の方もその手のコトには極めて慎重そうな雰囲気があった。
だが、しかし――。
「オイオイ」
家の門の前で、新年早々キスしている(しかも濃厚)カップルを見つけて彼はヤラレタとなんとなーく二人に騙されたような、悔しさと気まずさを足して二で割ったような複雑な気分を、街灯の影で味わった。
「行ってきまーす!」
三月。
大きなカバンを引っ提げて一泊旅行に出かけた唯子を見送り、真はぼんやりと相手は先輩かな? と考えた。
彼女の説明では、友人の紺野正美〔こんの まさみ〕との旅行だとあくまで主張していたが……今年、高校を卒業した三崎純也とは会う時間がずっと減ってしまう。
だからこそ。
(明日、姉ちゃんは 女 になって戻ってくるのかもしれない――)
と。
そんなことを一抹の寂しさとともに、考えた。
>>>おわり。
姉ちゃんが恋をした。
その事実に、春日真〔かすが しん〕は少なからず驚いた。
それと同時に、面倒なことをしているな……とも思った。
彼の姉である春日唯子〔かすが ゆいこ〕が好きになったのは、今年入学した高校の二つ上の先輩だという美術部部長の三崎純也〔みさき じゅんや〕という男。
『まあ、名目上は「恋人」。でも、実際は それ 未満の専属モデルかな』
熱を出した姉ちゃんの見舞いにやってきたその優しそうな男が、弟である自分の追求に答えたのはそんな ややこしい 二人の関係だった――。
「いいんだもん」と真の心配をよそに姉は強がった。
ふーん、と投げやりに彼女を見やり、『まあ、おねーちゃんの好きにすれば?』と背中を向けた。か弱い華奢な印象の姉だけれども、その内面は案外に打たれ強くタフだ。
だから、手を貸さなくても自分で答えを出して、突っ走るだろうと真は分かっていた。
(あの先輩のほうも、姉ちゃんのこと気に入ってる……みたいだったしね)
くっつくのに、そう時間はかからないだろう。
その真の予想は的中して、間もなく二人は正式にお付き合いを始めたらしい。
最近の姉は、すこぶる上機嫌だ。
休みの日は、大抵デートなのか朝からイソイソと家を出て行くし、鼻歌を歌ったり、時々ぼんやりとしていたり、かと思えば何かを思い出して真っ赤になってみたりと忙しい。
とりあえず、そんな姉ちゃんの様子が目に余ったので、真は先輩に忠告をしておいた。
『うちの父親、(姉には)過保護なんで気をつけた方がいいよ』
と。
姉はあまりそうとは気づいていないが、昔から人攫いに遭いやすい外見(美少女って言うのかな?)をしていたので父親のそれは尋常ではない。
あまりの心配に、娘に護身術を習わせたくらいだし、今でも門限が決められている。
下手に破れば、たとえ優しそうな先輩でも猛反対されかねない。というか、落ち度がなくても反対はするだろうな……という程度に「娘、命」な人だ。
『ああ、なるほどね』
真の忠告に人の良さそうな微笑みを浮かべたまま、三崎純也は相槌を打った。
『気をつけるよ』
と、爽やかに口にする。
『まー、純也さんくらいなら大丈夫だとは思うけど……一応ね』
まさか、朝帰りとかはさせないだろうし。つーか、そういうフジュンな関係すら想像つかねー……と考えていたら、怒ったような唯子が真を睨んでいた。
もともとが木漏れ日の天使のような容貌なので迫力は薄いが――。
『真のバカー! 純也先輩を取らないで!!』
『……取ってねーよ』
『先輩はわたしのなんだもん! 絶対、ゼッタイ!! 部屋に入って来ないでねっ』
強く念押しをされて、真は勘ぐった。もしや、部屋で 何か いかがわしいコトに及ぶつもりなのだろうか? イヤイヤ、そんな……まさかね。
(ナイナイ。うちの姉ちゃんに限って……なあ?)
少し前まで彼女には男嫌いの気があったくらいだし、先輩の方もその手のコトには極めて慎重そうな雰囲気があった。
だが、しかし――。
「オイオイ」
家の門の前で、新年早々キスしている(しかも濃厚)カップルを見つけて彼はヤラレタとなんとなーく二人に騙されたような、悔しさと気まずさを足して二で割ったような複雑な気分を、街灯の影で味わった。
「行ってきまーす!」
三月。
大きなカバンを引っ提げて一泊旅行に出かけた唯子を見送り、真はぼんやりと相手は先輩かな? と考えた。
彼女の説明では、友人の紺野正美〔こんの まさみ〕との旅行だとあくまで主張していたが……今年、高校を卒業した三崎純也とは会う時間がずっと減ってしまう。
だからこそ。
(明日、姉ちゃんは 女 になって戻ってくるのかもしれない――)
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そんなことを一抹の寂しさとともに、考えた。
>>>おわり。
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なお
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女性
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大阪府
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たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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