裏表一体、日々のこと。
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まずは。
アンケートにご協力をありがとうございます。m(__)m
他方面でも、ネタになる話とかふっていただいたので……そのうち、小学校時代のネタをひとつ、考えたいと思います。
というか、小学校時代って謎ですね(←あら?)。
いつも「夕焼け」の二人は勝手に動いてくれるので、大丈夫(のハズ)です。
結婚後のエピソードはどうもまったく想像がつかないのですが(汗)。
「ピアノ」の二人に同じく……私の中で結婚後というと、あまり世界が広がらない傾向があるようです。
今から心配する必要はないと思いますが……だって、まずは婚約しないとダメだし……そうすると、イロイロありそうなので結婚に至るまでも長そうですよ?
現在の構想では、本編4で「結婚の約束」をする予定です。
布石はすでに撒いたので、あとは育てるだけですよ、奥さん(コソコソ)。
まあ、そんなこんなで「夕焼け」目次を密やかにアップしました。
前に連載していた輝晃視点「ダークネス アイ」です。
暗い目? という訳になるのでしょうか……英語はよくわかりません。使い方間違っているかもと思いつつ、まだ確認してないし(←コラ!)。
別訳で、「暗いアイ〔=愛〕」という意味もあったり(笑)。
分かりにくっ!
時期は、高校一年の春に決定した模様です!
盛る季節といえば、やっぱ春(?)! とか思いません?
以下、小槙視点の卒業式ネタ「純・親・涙」第一話です。
読みは一応、「ピュア・ディア・ドロップ」なんですが……長いので省略してもオッケ(^_^;)。
アンケートにご協力をありがとうございます。m(__)m
他方面でも、ネタになる話とかふっていただいたので……そのうち、小学校時代のネタをひとつ、考えたいと思います。
というか、小学校時代って謎ですね(←あら?)。
いつも「夕焼け」の二人は勝手に動いてくれるので、大丈夫(のハズ)です。
結婚後のエピソードはどうもまったく想像がつかないのですが(汗)。
「ピアノ」の二人に同じく……私の中で結婚後というと、あまり世界が広がらない傾向があるようです。
今から心配する必要はないと思いますが……だって、まずは婚約しないとダメだし……そうすると、イロイロありそうなので結婚に至るまでも長そうですよ?
現在の構想では、本編4で「結婚の約束」をする予定です。
布石はすでに撒いたので、あとは育てるだけですよ、奥さん(コソコソ)。
まあ、そんなこんなで「夕焼け」目次を密やかにアップしました。
前に連載していた輝晃視点「ダークネス アイ」です。
暗い目? という訳になるのでしょうか……英語はよくわかりません。使い方間違っているかもと思いつつ、まだ確認してないし(←コラ!)。
別訳で、「暗いアイ〔=愛〕」という意味もあったり(笑)。
分かりにくっ!
時期は、高校一年の春に決定した模様です!
盛る季節といえば、やっぱ春(?)! とか思いません?
以下、小槙視点の卒業式ネタ「純・親・涙」第一話です。
読みは一応、「ピュア・ディア・ドロップ」なんですが……長いので省略してもオッケ(^_^;)。
―― 夕焼けと机と教室と。~純・親・涙1~ ――
息を吐くと、まだ白い。
しかし――。
足の底から這い上がってくるような寒さも、そろそろ終わりが訪れるだろう。
「 仁道? 」
呼ばれて、仁道小槙〔にどう こまき〕はビックリしてふり返ることができなかった。
三年前の入学式のときにはできたことが、今はとても難しい。それが寂しくて、悲しい。
こぼれそうになる涙を我慢して、小槙は俯き加減でそっと彼のほうを見た。
眼鏡をしていてよかった、涙を隠すことができる。
詰襟の紺の学生服はシャツを含めてボタンがなかった。彼・馳輝晃〔はせ てるあき〕なら仕方ないとは思いながら、胸が痛む。
(どうしてなんやろう?)
と、不思議に思う。
こんなふうに話すことは時々あったけれど、クラスメートではあっても友人ではなかった。
薄っぺらい関係は、この学校という組織から離れてしまえば簡単に切れるような希薄さなのに……本当に切れてしまうのだと思うと泣きたくなるほど悲しかった。
また目が潤んだ。
(泣いたらあかん……変に思われる)
俯いて顔を隠したまま、小槙は言い聞かせた。
「馳くん、どうしたん?」
何気ないフリをして、訊いてみる。すると、彼のほうが変な顔をしてそっぽを向いた。
「それは俺のセリフ。仁道こそこんなところで何してんるんや?」
「……べつに、何もしてへん」
表のグラウンドや校舎内ではまだ、別れを惜しむ生徒たちが写真やらサイン帳やらをやりとりしていることだろう。小槙だって、友だちとさっきまではそうやって別れを惜しんでいたのだ。
小学校時代からの友だちである佐藤カナコとも、高校は離れしてしまうし。
当たり前のようにあった日常は、卒業してしまえばアッという間に 過去 になってしまうだろう。
そう――こんな気持ちさえ、過去になってしまうのだ。
胸にあるのは、きっと ささやかな 感傷だから。
校舎裏に来たのは、なんとなく泣きたかったからだ。
「寂しいなあと思て……あ、分かった。馳くんは逃げてきたんやね」
笑って小槙は、笑えたことにホッとして顔を上げた。
輝晃はそっぽを向いたまま、否定も肯定もしなかった。小槙をチラリ、と見ると、少し驚いたように目を開いたので慌てて俯いた。
>>>続きます。
息を吐くと、まだ白い。
しかし――。
足の底から這い上がってくるような寒さも、そろそろ終わりが訪れるだろう。
「 仁道? 」
呼ばれて、仁道小槙〔にどう こまき〕はビックリしてふり返ることができなかった。
三年前の入学式のときにはできたことが、今はとても難しい。それが寂しくて、悲しい。
こぼれそうになる涙を我慢して、小槙は俯き加減でそっと彼のほうを見た。
眼鏡をしていてよかった、涙を隠すことができる。
詰襟の紺の学生服はシャツを含めてボタンがなかった。彼・馳輝晃〔はせ てるあき〕なら仕方ないとは思いながら、胸が痛む。
(どうしてなんやろう?)
と、不思議に思う。
こんなふうに話すことは時々あったけれど、クラスメートではあっても友人ではなかった。
薄っぺらい関係は、この学校という組織から離れてしまえば簡単に切れるような希薄さなのに……本当に切れてしまうのだと思うと泣きたくなるほど悲しかった。
また目が潤んだ。
(泣いたらあかん……変に思われる)
俯いて顔を隠したまま、小槙は言い聞かせた。
「馳くん、どうしたん?」
何気ないフリをして、訊いてみる。すると、彼のほうが変な顔をしてそっぽを向いた。
「それは俺のセリフ。仁道こそこんなところで何してんるんや?」
「……べつに、何もしてへん」
表のグラウンドや校舎内ではまだ、別れを惜しむ生徒たちが写真やらサイン帳やらをやりとりしていることだろう。小槙だって、友だちとさっきまではそうやって別れを惜しんでいたのだ。
小学校時代からの友だちである佐藤カナコとも、高校は離れしてしまうし。
当たり前のようにあった日常は、卒業してしまえばアッという間に 過去 になってしまうだろう。
そう――こんな気持ちさえ、過去になってしまうのだ。
胸にあるのは、きっと ささやかな 感傷だから。
校舎裏に来たのは、なんとなく泣きたかったからだ。
「寂しいなあと思て……あ、分かった。馳くんは逃げてきたんやね」
笑って小槙は、笑えたことにホッとして顔を上げた。
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>>>続きます。
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女性
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大阪府
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たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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