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裏表一体、日々のこと。
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 「夕焼け」猫シリーズ(?)の最新版、第一話です。
 視点はふたりの間をのらりくらりと交わしつつ……現在の拍手おまけの「猫★日和」を少しだけ引用した感じです。
 いや、別物ですけどね。ええ。

 それはそうと、バトン快く受け取ってくださってありがとうございます~。いやあ、こう気持ちよく受け取っていただけるとドンドン回したくなりますね(←こらこら)♪
 気持ちよく、答えたくなりますね(←奨励期間突入中)!
 いただいたバトンはすべて、答えたい心意気です。ありがとうございますありがとうございます。
 まだまだ受付中ゆえ、ドンとこいですよ(笑)?

 ここしばらくの私の関心事なんですが……本屋さんで『ライトノベルの書き方』とか『ライトノベル・ファンタジーの書き方』みたいなハウツー本をよく見かけるのですが……作業手順とか、舞台の設定とか、イロイロ書かれている模様です。
 ああいうの読むのは好きなんだけど、自分でやるかというとそうでもない(笑)。
 でも、どんなふうに書いてるかっていうのは、興味深いですね。
 私の作業工程がいい加減だから余計に(←ダメじゃん)。
 私の場合、まず書きたい場面あるいは人ができて、そこに最後の場面さえ思い浮かべば、書きはじめるタイプです。
 何もしませんよ?
 プロットなんて書いたことないし、ネタ帳もない(笑)。
 書き始めた頃はあったんですけど……ネタ帳。いつの間にか、書かなくなりましたねえ。
 思いついたら、即書くの繰り返しです。
 こういうブログで思いついた話を書くのは、結構面白いです。なんていうか、勢いみたいなのがあって。
 表の「アキキロ」の日誌をはじめた頃、そんなで毎日書いていました。今は一ヶ月に一回書けばいいトコロですが(^^ゞ。
 ええっと、何を言いたかったんだ?
 文章書きさんの工程は興味深いという話と、私の考えでは理屈よりも書いたら自ずと開けるということかなあ? と思います。
 もし、物語を書きたいけど……という方がいらっしゃったら、セリフだけでもいいし風景描写だけでもいいので、まずは書いてみることをオススメします。
 なんて、私が言うのもおこがましいんですけど。

 以下、「夕焼け」ふたり時々猫日和の第一話。
 ついでに、落書き一点……今日は「約束の夏」の頃の小槙さん。
 やや胸が開いた感じだなあと思いつつ、事後ではないとフォロー(←は?)。

「約束の夏」頃、仁道小槙






―― 夕焼けと机と教室と。~ふたり時々猫日和1~ ――

 それは、いつかどっかで耳にしたような 彼 からの定期コールからはじまった。
『もしもし、起きてた? 今、帰ったところなんや』
『え? 誰か一緒にいるんかって? おるで』
『アホ、猫だよ。猫。この前、野田さん頼んでもらってきてもらったんや……名前?』
『そ。かわいいやろ? おまえほどやないけどさ。なに? 信じへんの? 愛してるって言うてるやん』
 見においで、と呼ばれれば、断る理由はどこにもなかった。
 久方ぶりに時間ができたという若手俳優の彼・八縞ヒカルこと本名、馳輝晃と恋人関係にある弁護士の仁道小槙はかれこれ一ヶ月ほど会っていなかった。そろそろ二人の我慢も限界というところ。
『 小槙が足らん。充電してもええ? 』
 ええよ、と答えながら、小槙は自分でも恥ずかしいほど彼の囁く声に感じていた。


     *** ***


 「いらっしゃい」と出迎えた輝晃を追って、まだ小さいトラ柄の毛玉がやってきた。
「にゃー」
 と、鳴くとはじめて見る人間にピタリと止まる。
 ジリジリと後ろに下がってうかがうように見上げる眼差しは警戒もあらわだった。
「おいでおいで」
 小槙が膝をついて呼んだが、小さな身体は飛び退り脱兎のごとく奥のリビングへと逃げ帰る。
 まだ、人に慣れていないらしい……そう思うと、小槙は少し残念だった。
「触りたかったのに……輝くんには、かなり懐いてるみたいやけど」
「あー、まあな。もらってきたとき、まだ小さかったし。俺のこと、親やとでも思ってるんちゃう?」
 笑って輝晃は答え、肩を落としている彼女を中に促した。
「まあ、そのうち慣れるって。言うても、今日は最初やねんし」
「うん。今度はなんか持ってくるわ、やっぱり餌付けやんね」
 握り拳で決意する小槙を見下ろして、ぷっと輝晃がおかしそうに噴きだした。
「せやなー、有効かもしれんな。じゃ、俺にも餌付けをよろしく」
「 は? 」
 小槙が言葉を理解する前に、輝晃は身をかがめて彼女の唇をぺろりとなめると、見開いた目に視線を絡めたまま音をたてて吸った。

  >>>続きます。

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