背徳の姫君。鳴海広之-さらにその後。2

　「背徳」番外、隣の委員長視点の「さらにその後」第二回です。
　今日もなんとか、間に合いそう……な頃合に投稿できそうです。サッサカ、書いてしまいます（←つまりは、ここのフリートークを短く終了させる気マンマンです）。

　今日は、昨日のフィギュアスケートの続きでエキシビションを見たあとは、「ガリレオ」の最終回を観て、ちょびっとだけ「コナン」の実写版ドラマ第二弾を覗きました。
　「ガリレオ」の最終回、ちょっとドラマの法則に甘んじた感じ（毒吐き？）。まあ、全体的には好きなドラマです（特に、音楽がよかったわー）。
　最後。
　きっと、お金がなかったのね（←こらこら）！

　以下、「背徳の姫君」番外、「鳴海広之-さらにその後」2。
　男の子の事情、さらに加速（笑）。ってコトで、内容やや制限がかかってくるR15～17程度かと思います。

――　背徳の姫君。～鳴海広之-さらにその後2～　――

　案の定、というよりは広之の予想よりもはるかに彼女はすごかった。
　無防備すぎる彼女の自覚を促そうとしたのが、悪かったのか……尻餅をついた志穂は自分の状況を「まったく」と言っていいほど理解していなかった。
　脚を広げた格好で、不思議そうに広之を仰ぐ。
　制服のフレアスカートがめくれているのにも無頓着で、教えなければ彼女は気づきもしないのだろう。
「おまえさ、それ、ワザと？」
「え？」
「俺を誘ってるとしか、思えないんだけど」
　白い太腿の腹に広之の目が釘付けになっていることにも、その付け根の下着まで見えてしまっていることにも彼女はまだ気づいていない……思わず、ゴクリと生唾をのんで広之はできるだけ平静を装った。
「今日も、シロ？」
「キャッ！」
　バッと脚を閉じて、彼女はスカートを手で押さえる。

　もし、彼女の体を 少しも 知らなかったとしたら、ここまで理性は揺らいだだろうか。

　足の付け根に手を伸ばして、下着を取り払い、指で志穂の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜたかった。あの、劣情を掻き立てるような甘くかすれた声を耳にして、思う存分……嫌と言うほど、知らしめたい。

（俺が、どれだけ我慢してるか――）

　真っ赤になって目を閉じる志穂に息をついて、広之は膝をついた。
　その頬にかかった髪を指先で取りのぞいて、あわよくば暴走しそうになる自身の本能をなけなしの理性で抑制する。
「………」
　すぐそばに顔を近づけ、スカートの裾をめくると撫でる。
　志穂のスカートを押さえる手が震えた。
「志穂」
　呼びかけると目を開いて、彼女は広之を熱っぽく見つめた。
　唇が触れる、その瞬間まで揺るがない。
（もしかして……）

　　>>>続きます。