裏表一体、日々のこと。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「小さき姫と年の差侯爵」の恋敵編、の第一話です。
チサ視点なので、肝心な部分が説明しにくいですが、コチラの恋敵さんと侯爵の関係は追々視点を変えて補足していこうと思っています。
いきなりですが、業務連絡です。
ブログのコメント書き込みができなかった件に関しまして、実はここ最近のことなんですが時々、勧誘? っぽいコメント投稿がありまして、それを拒否設定にしていたら範囲指定を広めすぎたようです。
申し訳ないです。
現在、範囲指定を狭めてみたので書き込める……のではないかと思うのですが、勧誘のコメントが増える可能性もあり、その場合は予告なくコメントをできないように設定を変える、ことも考えています。
まあ、こんな辺境にまで勧誘のコメント入れるなんて、ご苦労さんだなあ(苦笑)とか思うワケですが、見ていて気分もよくないし、削除するのもアホっぽいので書き込めなくするのがいいんじゃね? とか考えてるワケです。
ありがたいコメントを投稿してくださる方には大変申し訳なく、私としても残念な話なんですが……うん、拍手やメールフォームで我慢します。
あんまし更新してないだけに、コメントいただける仕事もしてないしな……と卑屈に考えたりもして、コメント書かなくても全然構わないので気楽に読みに来てください! って感じですかね。
もちろん、いただけるコメントはすべて嬉しいですし、愛のある批評もウェルカムなんですよ。誤字脱字は残ってると大変、こっぱずかしいです(^^ゞ
以下、「小さき姫と年の差侯爵」恋敵がやってきた!1。
コチラ、まだまだ起点のお話です。
チサ視点なので、肝心な部分が説明しにくいですが、コチラの恋敵さんと侯爵の関係は追々視点を変えて補足していこうと思っています。
いきなりですが、業務連絡です。
ブログのコメント書き込みができなかった件に関しまして、実はここ最近のことなんですが時々、勧誘? っぽいコメント投稿がありまして、それを拒否設定にしていたら範囲指定を広めすぎたようです。
申し訳ないです。
現在、範囲指定を狭めてみたので書き込める……のではないかと思うのですが、勧誘のコメントが増える可能性もあり、その場合は予告なくコメントをできないように設定を変える、ことも考えています。
まあ、こんな辺境にまで勧誘のコメント入れるなんて、ご苦労さんだなあ(苦笑)とか思うワケですが、見ていて気分もよくないし、削除するのもアホっぽいので書き込めなくするのがいいんじゃね? とか考えてるワケです。
ありがたいコメントを投稿してくださる方には大変申し訳なく、私としても残念な話なんですが……うん、拍手やメールフォームで我慢します。
あんまし更新してないだけに、コメントいただける仕事もしてないしな……と卑屈に考えたりもして、コメント書かなくても全然構わないので気楽に読みに来てください! って感じですかね。
もちろん、いただけるコメントはすべて嬉しいですし、愛のある批評もウェルカムなんですよ。誤字脱字は残ってると大変、こっぱずかしいです(^^ゞ
以下、「小さき姫と年の差侯爵」恋敵がやってきた!1。
コチラ、まだまだ起点のお話です。
―― 小さき姫と年の差侯爵。恋敵がやってきた!1 ――
それは。
予告もなくもたらされた、突然の来訪だった――らしい。
キリエ侯爵とチサの結婚式が催されるまであと二週間を切った、とある昼下がりのこと。
ガラガラとキリエ城に四頭立ての(見るからに)豪奢な馬車が入ってきて、城の住人を大層驚かせた。
チサはと言うと俄かに騒がしくなった城内に訝りながら、リザに尋ねようとしたが彼女は全身からピリピリとした緊張感を漂わせ「チサ様はしばし此方でお待ちください」と暗にウロウロするなと釘をさされた。
しゅん、となったチサにリザは申し訳ないと思ったのだろう、少し尖った空気をゆるめて微笑んで見せた。
「すみません、チサ様。ですが、お相手はおそらく ご公女 様です。あの方はその……気難しい方で……というより変わり者なんでしょうか。ある意味、難癖をつけては侯爵に言い寄ってくる ものすごく 傍迷惑な方なので無闇に近づかないことをお勧めします」
「……うん?」
いま、ものすごいことを聞いたような気がする。
と。
チサは目を点にしたが、その言葉を発した男装の侍従は問い返す前に部屋から出ていってしまって結局のところ詳しい事情は聞けないままだった。
ただ、理解したのは来客が大層身分の高い 女性 だということと、その人がキリエ侯爵にご執心だということだ。
部屋の中でウロウロして、暴走しそうになる考えを落ち着けようと努力する。
ご公女、ということは王家の血筋だということ。至極簡単な事実だけれど、男爵家のチサではひとたまりもない。
もしや、式を挙げる前に侯爵に直談判して取りやめにさせようと来たのでは?
考えれば考えるだけ、よくないことしか思い浮かばない。
いけない! と思ってチサは頭を振り、別のことを考えようと方向転換する。
あまり面識はない(男爵家は貴族の中でも下の方なので)けれど、ご公女とは三番目の姫のことだろうか?
確か、一番上の姫さまはもう隣国に嫁がれているし、二番目の姫さまも有名な騎士さまと結婚したハズ。末の四番目の姫さまはまだ成人されていないし……三番目の姫さま、ってそういえばチサより二つほど上だったような?
なんだ、行き遅れ仲間でないの。ちょっと親近感。
(ハッ! 恐れ多いわ、駄目駄目。……それにしても、あんまり為人〔ひととなり〕は聞かない方よね? お美しいのは絵姿で見て知っているけれど、求婚者も多いのに全部断ってるから男性嫌いとかの話もあったような?)
でも、まあ、噂話なんてあてにならないしね……うんうん、と腕組みをしていい具合に本題を忘れた頃、扉が叩かれ、かの客人がチサとの対面を希望されていると伝えに来た。
(ひっ! しゅ、シュラバ!? きたーーっ)
背筋を伸ばしてチサは「はいぃぃ」と裏返った返事を返すと、自ら小さな体を叱咤して部屋から出た。
>>>続きます。
それは。
予告もなくもたらされた、突然の来訪だった――らしい。
キリエ侯爵とチサの結婚式が催されるまであと二週間を切った、とある昼下がりのこと。
ガラガラとキリエ城に四頭立ての(見るからに)豪奢な馬車が入ってきて、城の住人を大層驚かせた。
チサはと言うと俄かに騒がしくなった城内に訝りながら、リザに尋ねようとしたが彼女は全身からピリピリとした緊張感を漂わせ「チサ様はしばし此方でお待ちください」と暗にウロウロするなと釘をさされた。
しゅん、となったチサにリザは申し訳ないと思ったのだろう、少し尖った空気をゆるめて微笑んで見せた。
「すみません、チサ様。ですが、お相手はおそらく ご公女 様です。あの方はその……気難しい方で……というより変わり者なんでしょうか。ある意味、難癖をつけては侯爵に言い寄ってくる ものすごく 傍迷惑な方なので無闇に近づかないことをお勧めします」
「……うん?」
いま、ものすごいことを聞いたような気がする。
と。
チサは目を点にしたが、その言葉を発した男装の侍従は問い返す前に部屋から出ていってしまって結局のところ詳しい事情は聞けないままだった。
ただ、理解したのは来客が大層身分の高い 女性 だということと、その人がキリエ侯爵にご執心だということだ。
部屋の中でウロウロして、暴走しそうになる考えを落ち着けようと努力する。
ご公女、ということは王家の血筋だということ。至極簡単な事実だけれど、男爵家のチサではひとたまりもない。
もしや、式を挙げる前に侯爵に直談判して取りやめにさせようと来たのでは?
考えれば考えるだけ、よくないことしか思い浮かばない。
いけない! と思ってチサは頭を振り、別のことを考えようと方向転換する。
あまり面識はない(男爵家は貴族の中でも下の方なので)けれど、ご公女とは三番目の姫のことだろうか?
確か、一番上の姫さまはもう隣国に嫁がれているし、二番目の姫さまも有名な騎士さまと結婚したハズ。末の四番目の姫さまはまだ成人されていないし……三番目の姫さま、ってそういえばチサより二つほど上だったような?
なんだ、行き遅れ仲間でないの。ちょっと親近感。
(ハッ! 恐れ多いわ、駄目駄目。……それにしても、あんまり為人〔ひととなり〕は聞かない方よね? お美しいのは絵姿で見て知っているけれど、求婚者も多いのに全部断ってるから男性嫌いとかの話もあったような?)
でも、まあ、噂話なんてあてにならないしね……うんうん、と腕組みをしていい具合に本題を忘れた頃、扉が叩かれ、かの客人がチサとの対面を希望されていると伝えに来た。
(ひっ! しゅ、シュラバ!? きたーーっ)
背筋を伸ばしてチサは「はいぃぃ」と裏返った返事を返すと、自ら小さな体を叱咤して部屋から出た。
>>>続きます。
PR
この記事にコメントする
新・アンケート開催中
カレンダー
どれにしますか?
こんなん生息中。
HN:
なお
HP:
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
新しい日々
2016
/
09
/
11
(
Sun
)
22
:
39
:
09
)
2016
/
09
/
04
(
Sun
)
22
:
45
:
15
)
2016
/
09
/
03
(
Sat
)
19
:
51
:
06
)
2016
/
01
/
01
(
Fri
)
00
:
19
:
24
)
2015
/
12
/
30
(
Wed
)
21
:
26
:
50
)
こめんと
無題
(
君を、きっと、好きになる。2.6-桜
)
from:
mimana
2013
/
05
/
21
(
Tue
)
21
:
48
:
28
無題
(
恋敵がやってきた!2
)
from:
mimana
2012
/
02
/
22
(
Wed
)
00
:
16
:
32
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分3(終)
)
from:
mimana
2012
/
01
/
20
(
Fri
)
13
:
02
:
04
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分2
)
from:
mimana
2012
/
01
/
15
(
Sun
)
22
:
53
:
05
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分1
)
from:
mimana
2012
/
01
/
12
(
Thu
)
23
:
03
:
07
ブログ内検索