裏表一体、日々のこと。
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「背徳の姫君・番外」の下向き少女と隣の委員長の受験風味、今回の場面でクリスマスから年越しに一気に進みます。
季節的にも、もう年の瀬ですしね。
クリスマスが過ぎると、早いですねぇ。
本日、仕事納めでした。
と、言っても私の仕事場はあまり年越しとか関係ない(業務上、元日は休みですが他の日は普通に営業してます)ので、自分で勝手に休む日は決めるんですけど。
派遣という形態では、そういう業種の方が収入に浮き沈みが少なくていいような気でいます。しかし、給料はまったく上がりませんけど(←不満というより、将来的に不安です)……消費税が上がったら、実質収入は減りますしね……嫌な世の中です。
景気がいいとか言いながら、給料が上がったりしないのは派遣の弱いトコロでしょうか?
愚痴を言いつつ、仕事自体は嫌いじゃないんですよね。うーん、複雑。
以下、「背徳の姫君」番外、天使の領分2。彼女視点。
明日もできたら、投稿予定です。無理なら元日の夜とか、かな?
季節的にも、もう年の瀬ですしね。
クリスマスが過ぎると、早いですねぇ。
本日、仕事納めでした。
と、言っても私の仕事場はあまり年越しとか関係ない(業務上、元日は休みですが他の日は普通に営業してます)ので、自分で勝手に休む日は決めるんですけど。
派遣という形態では、そういう業種の方が収入に浮き沈みが少なくていいような気でいます。しかし、給料はまったく上がりませんけど(←不満というより、将来的に不安です)……消費税が上がったら、実質収入は減りますしね……嫌な世の中です。
景気がいいとか言いながら、給料が上がったりしないのは派遣の弱いトコロでしょうか?
愚痴を言いつつ、仕事自体は嫌いじゃないんですよね。うーん、複雑。
以下、「背徳の姫君」番外、天使の領分2。彼女視点。
明日もできたら、投稿予定です。無理なら元日の夜とか、かな?
―― 背徳の姫君。~山辺志穂の場合・天使の領分2~ ――
「いいよ」と広之が言ったので、なんとなく奇妙な三人で受験勉強をすることになった。
「あ、志穂さん。そこのスペル違いますよ?」
「うぇ?! ……ホントだ」
「志穂、おまえ……」
がーん、と絶句していると、呆れた広之の声が降って(その先は言わなくていいです)と目だけで懇願する。
「ううっ、茉緒ちゃんは頭いいんだねえ。どこの高校を受けるの?」
きっと、すごく有名な進学校だろうと思ったら、やっぱり有名な学校だった。けれど、「上には上がいますから」と控えめに微笑む。
「それに、志穂さんはケアレスミスが多いだけです。落ち着いてやれば大丈夫ですよ」
と、どちらが年上だかわからないフォローまでしてくれる。
「ありがとう」と礼を言いつつ、密やかに落ちこむ。
(鳴海くんの目が……生温かい。どうしよう、黙っちゃった)
そんな感じで三人の勉強会は何故か明日もすることになり、それが冬休み中の定例になるのに時間はかからなかった。
さすがにクリスマスの夜は茉緒が気にして「いいんですか? 本当に?」と訊いてはきたけれど、「受験生だからね」と広之が告げ、うんうんと志穂が頷いた。決してやせ我慢ではなく、彼女が加わる前から広之に「プレゼントとか余計なこと考える暇があったら勉強しろ」ときつく命じられていたのだ。
なので、逆に諦めがついて良かったのだと思う。
もちろん、二人きりになれなかったのが残念でなかったと言えば嘘になるけれど……茉緒はいい娘で、とても可愛い。邪魔になんて思えるワケもなく、どちらかと言うと志穂の方がお二人にご一緒していいんですか? と訊ねたくなる。
(鳴海くんにそう言ったら、思いっきり嫌な顔をされたけど――そう思うんだもん)
ガランガラン、パンパン。
年越しも三人で神社にお参りをして、合格を祈願した。
「おみくじ、ひきましょうよ。おみくじ!」
茉緒が率先して、それにつられる形でひいてしまって……志穂は固まった。何しろくじ運が悉くない自分のことだ。下手をすると、取り返しのつかない状況になるのではないか?
(……凶、とか出ないよね?)
にこやかな巫女さんから渡されたそれを直視できないまま、頑なに目を瞑っていると横から「わー、志穂さん中吉ですか。わたしと同じです」と明るい声が聞こえて目を開ける。
「ね?」
ペラリ、とおみくじを掲げた年下の彼女は志穂を励ますみたいに笑った。
「うん。……よかった」
「でも、やっぱりって言うか。できる人はくじ運もいいんですね? 鳴海さんは大吉でしたよぅ」
ずるいですっ、とばかりに茉緒は広之を睨み、広之は柔和に微笑んでその手のおみくじを志穂のモノと取り換えた。
「え?」
「交換、俺より志穂のほうが必要だろ。ご利益」
ニッと彼は笑って、志穂のひいたおみくじを境内のご神木の枝に結びに行く。
「なるほど。本当のできる人は志穂さんだったんですね? 拝んでいいですか?」
「……え?」
そんな自覚はまるでないのに、何故か茉緒に羨ましがられ熱心に拝まれて志穂は困惑した。
(わたし、なんて……まるでいいことなんかないのに)
むしろ、不安になることばかりだ。
勉強もそうだけれど、広之とはなかなか二人にならないし手さえ繋いでくれない。キスも、それ以上も……口にはできないけれど、彼が最近 意図的に 自分と距離をとっていると感じて、本当はとても狼狽えている。
>>>続きます。
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