裏表一体、日々のこと。
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「ルーヴェの恋」第二話。
高飛車なお姫さま救済として、書いていたこの「ルーヴェの恋」ですが……この「ルーヴェの恋」では救済しきれずに、じつは続編も書いていたりします。
本宅の日誌で、これも連載済みの作品となっております。現在、縮小運営中につき、ダウンロード版がないので遡るのも大変かと思いますが……来年まで待っていただければ、離れ部屋でまとめて置いておりますので、ご安心ください。
救済になっているのかは、甚だ疑問ですが(^^ゞ。
で。
「帝国恋愛秘話」と「Oパーツ」には隠れた常連さんがいらっさる模様なので、頑張ろうと思う次第です。
昨日、ちょびっと「Oパーツ」書いてみたのね。
むっちゃ、中途半端なトコロで終わってましたね。夏の手前くらい……でしょうか。うはっ!
季節が……季節がっ!!
これから、ヤツらは夏なんです……。波乱万丈な夏なんです(遠い目)。
以下、「ルーヴェの恋」第二話。
書いているほうとしては、このお姫さま案外好きなタイプです。憎まれ役は哀愁ただよう孤高の姫(←ココ、ポイント高!)。
高飛車なお姫さま救済として、書いていたこの「ルーヴェの恋」ですが……この「ルーヴェの恋」では救済しきれずに、じつは続編も書いていたりします。
本宅の日誌で、これも連載済みの作品となっております。現在、縮小運営中につき、ダウンロード版がないので遡るのも大変かと思いますが……来年まで待っていただければ、離れ部屋でまとめて置いておりますので、ご安心ください。
救済になっているのかは、甚だ疑問ですが(^^ゞ。
で。
「帝国恋愛秘話」と「Oパーツ」には隠れた常連さんがいらっさる模様なので、頑張ろうと思う次第です。
昨日、ちょびっと「Oパーツ」書いてみたのね。
むっちゃ、中途半端なトコロで終わってましたね。夏の手前くらい……でしょうか。うはっ!
季節が……季節がっ!!
これから、ヤツらは夏なんです……。波乱万丈な夏なんです(遠い目)。
以下、「ルーヴェの恋」第二話。
書いているほうとしては、このお姫さま案外好きなタイプです。憎まれ役は哀愁ただよう孤高の姫(←ココ、ポイント高!)。
―― ルーヴェの恋。2 ――
ようやく皇帝は、ルーヴェをまっすぐに見つめた。
「 帰る? 」
「ええ。――皇帝陛下はわたくしなどお気に召さないようですし……それでここに滞在し続けるのは大層辛うございます」
自分を見るレイドイーグの冷ややかに澄んだ青の瞳は、動かない。
金色の眩〔まばゆ〕い輝きの奥に光るそれに、ルーヴェはにっこりと笑う。
「帰ります。 妹と 一緒に」
「 妹と 」
冷ややかな青の瞳は細められ、明らかに笑った。
「いいだろう」
「何が? でしょうか、皇帝陛下」
「取引に応じると言っている、これでいいか?」
レイドイーグの眼差しに頭を下げて、
「もっとはっきりと仰っていただかないと、解かりかねます」
「そうか。では――」
多少、顔に苦笑いを浮かべて皇帝はルーヴェに伝えた。
「私にはおまえが必要だ、ルーヴェ。だから、帰るな」
「 はい、皇帝陛下。有り難き言葉にございます 」
微笑みながら、レイドイーグの顔を仰ぎ、その初めて見る鮮やかな笑顔に囚われた。
冷ややかに気高く、灼〔や〕けつくほどに強い眼差しと、目が眩〔くら〕むほどの輝きを放つ若き皇帝。
ルーヴェはあるはずがない、と思った。
(これほどの格の男が、あのツェムを選ぶハズがない……見合わないじゃないの)
わたしでなければ――くすりと笑って、確信する。
あの 妹 には、高価すぎる相手だわ。
ルーヴェの直感通りに皇帝は、ツゥエミールを忘れたように愛を囁いてくるようになった。
初めこそ、それには意地悪な笑みや苦々しい表情が映っていたが……次第に、熱を帯び始める。
ルーヴェの望み通りに――。
>>>続きます。
ようやく皇帝は、ルーヴェをまっすぐに見つめた。
「 帰る? 」
「ええ。――皇帝陛下はわたくしなどお気に召さないようですし……それでここに滞在し続けるのは大層辛うございます」
自分を見るレイドイーグの冷ややかに澄んだ青の瞳は、動かない。
金色の眩〔まばゆ〕い輝きの奥に光るそれに、ルーヴェはにっこりと笑う。
「帰ります。 妹と 一緒に」
「 妹と 」
冷ややかな青の瞳は細められ、明らかに笑った。
「いいだろう」
「何が? でしょうか、皇帝陛下」
「取引に応じると言っている、これでいいか?」
レイドイーグの眼差しに頭を下げて、
「もっとはっきりと仰っていただかないと、解かりかねます」
「そうか。では――」
多少、顔に苦笑いを浮かべて皇帝はルーヴェに伝えた。
「私にはおまえが必要だ、ルーヴェ。だから、帰るな」
「 はい、皇帝陛下。有り難き言葉にございます 」
微笑みながら、レイドイーグの顔を仰ぎ、その初めて見る鮮やかな笑顔に囚われた。
冷ややかに気高く、灼〔や〕けつくほどに強い眼差しと、目が眩〔くら〕むほどの輝きを放つ若き皇帝。
ルーヴェはあるはずがない、と思った。
(これほどの格の男が、あのツェムを選ぶハズがない……見合わないじゃないの)
わたしでなければ――くすりと笑って、確信する。
あの 妹 には、高価すぎる相手だわ。
ルーヴェの直感通りに皇帝は、ツゥエミールを忘れたように愛を囁いてくるようになった。
初めこそ、それには意地悪な笑みや苦々しい表情が映っていたが……次第に、熱を帯び始める。
ルーヴェの望み通りに――。
>>>続きます。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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