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 ルーヴェの恋。第三話。
 「帝国恋愛秘話」しなやかに強く1……の姉姫視点です。
 と、もう一度強く主張してみる。

 えーっと、「うらキロ」2周年に際しまして。
 嬉しいイタダキものが舞いこんできております。第一弾はすでにアップしておりますが……もう、ひとつイタダキましたよ。奥さん(←誰のことさ!)。
 ウキウキ、アップするのが楽しみです。
 イラストですよ……自分の話をイラストにしていただくのは、本当に新鮮ですね。
 ジーッ。←何かを乞うような視線感じませんか?
 はー、もうしばらく自分だけで楽しもうと思います。←こらこら。
 「うらキロ」のために、わざわざありがとうございます。このご恩はいつか必ず!

 以下、「ルーヴェの恋」第三話。
 孤高の美姫の転落人生。これも、ひとつのシンデレラ・ストーリーですね(←そうか?)。



―― ルーヴェの恋。3 ――

「 私と、結婚してくれるだろうか? 」
 彼の口から出たその言葉が、嬉しくて、嬉しくてうれしくて。
 部屋に戻って、閉じこめていた妹を解き放つように命じて寝台に身を躍らせる。
 バフッときしんで、白いシーツに顔を埋め……知らずに漏れでる笑いに肩がふるえる。
「ああ、どうしよう」
 身体が熱くなって、息が乱れる。

「こんなに嬉しいなんて、思わなかった」

 寝台の上で、バタバタと足を動かして嬌声をあげるルーヴェに、監禁を解かれた妹が侍女に連れられてやってくる。
 悲壮な表情のツゥエミールは察しているのか、目を合わそうとしない。
 くすくすと笑ったまま、ルーヴェは報告した。
「 結婚が決まったわ 」
「―――」
 一瞬、顔を上げてツゥエミールは姉を見た。
 何かを口にしようとして、嗚咽をこらえるように小さく唇を引く。
 くすんだ青の瞳を伏せ目がちに揺らして腫れぼったい瞼をふるわせると、ようやく言った。

「 おめでとうございます、……姉上様 」

 祝辞を述べると身を翻して部屋を出ていった。
 この時ほど、ルーヴェは幸せを感じたことはなかった。
 駆け上がってくる笑いは抑えようもなく身をよじる。
 寝台に身を沈めて、天蓋を仰ぎ考えることのすべてが名案に思えた。
(――そうだわ。ツェムも披露の席に呼べば、もっと楽しいことになるわね)
 と、脳裏に浮かんだ構図に満悦の微笑を浮かべた。


     *** ***


 華やかなイフリア帝国の王宮広間で、「妃公示」の祝宴も最高潮となる。
 近隣の国の要人に愛想を振りまきながら、ルーヴェは広間のどこかにいるはずの妹の姿を探していた。
(もうっ! あの妹ったら……まさか、わたしのいないところで泣いているんじゃないでしょうね!)
 と、思った瞬間。
 隣のレイドイーグの動きが止まる。
 そして、ひとつの影が人ごみにまぎれていく。
( ツェム? )
 見えたのが地味な灰色の銀髪だったから、ルーヴェはそう思った。
「ど、どこに行かれるの?」
 影を追おうとしたレイドイーグに腕を引っ掛けて、訊く。
 空恐ろしいほどの、予感。
 彼は美しい笑顔をルーヴェに向けて取られた腕をゆっくりと解く。
 花嫁の耳元で優しく告げた。
「正妻の座をくれてやる――その代わりにツェムを」
 微笑を浮かべた皇帝の頬に、ルーヴェはパンッと平手を叩きつけた。

「ツェムを貰い受ける」
 何事もなかったかのように。
 ふるえるルーヴェの手を取った彼は、その指先にキスをして、優しい眼差しで彼女をとらえた。
( これは、なに? )
 走り去っていくレイドイーグの背中を見送って、混乱した。
 何が起こったのか、分からない。
(ツェムを? ――それは、どういう意味なの?)
 華やかな人々に取り囲まれ、ルーヴェは呆然と言葉の意味を考え……思考を閉ざした。


 それは、だって――思い描いていた構図じゃなかったから。
 だから。
 嘘だと、言って欲しかった。

  >>>続きます。

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この間はたのしかったよー
先日はお付き合いありがとーございました。
響も大変楽しんでおりました。ちょっと暴走傾向にありましたが・・・まあ、そこはそれ(何?
作品アップもありがとうございます。
とんでもなくエロイ奴を送ってしまってすいません。
いやもう…響のアホタレが止まらなくてっ(泣)
あ、なにやらお祝いをくださるとか?
うへへへっ、しっかりおねだりさせてもらってもいい?
そだなあ、やっぱり【MoonlightPiano】で、激甘使用(笑)両サイトでアップできるほうがいいので、スン止めで…ああっ、ダメだ苦しい。やっぱり月だけでもいいから(ピー)うきゃー、規制がああああっ(落ち着けよ)
えーお任せします。ピュアでも(ピー)でもいいです。
何でもいいから待ってます(いい加減な奴だ)
ちょっと(かなり?)乱れてしまいました。ごめんなさい(脱兎!)

朝美音柊花 URL 2006/10/14(Sat)01:03:28 編集
こちらこそー。
 柊花さん、先日はこちらこそお邪魔さまでした。
 暴走、響さんは暴走してナンボですから(←違っ!)。おしゃべりは楽しくて、すぐに時間が過ぎてしますねえ。
 次の日、仕事がなかったらもう少し粘るんですが……無念じゃ!

 おおっと!
 リクエスト、ありがとうございます~。「ピアノ」ですね。
 今日、思いついていたネタを最後までババーッと書いてみましたが!
 ……どうも、(ピー)は出てこない模様です。密やかな、貴水くん嫉妬話、過去編&新婚編なのにっ。
 普通、もうちょっとイチャつくだろうと思うのに、ねえ?
 おかしいわ。
 まあ、ラブラブしてないワケではありませんので、その辺を楽しんでいただけたらな、と思います(^^ゞ。面目ない。
 これから、校正して完成したらメールいたしますね★

 ではでは、乱れてもオールオッケー。よくってよ(←誰口調?)!
【2006/10/14 22:07】
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