裏表一体、日々のこと。
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「魔喰いの森のお人好し」彼視点、の第一話です。
彼視点、ということで魔族視点……ちょっと、魔族っぽく単語とか変えて使ってみました。それだけで、ケモノーっ! って雰囲気が出たらいいな♪ と思っています。
しゃべり口調は、彼女視点よりも格段にヘタレ度アップ(笑)していますが、私の趣味に忠実なだけです。一般受けなんて考えてませんよっ!!
誰か一人でもいい。この情けなカッコイイに共感していただければ、と願っています。
私の中では、「小さき姫と~」の侯爵と、こっちのお人好し魔族さんは同系列のつもりです。たぶん、幼少期(←?)の過ごし方も似ている気がします。
「小説家になろう」様にて、「魔喰いの森のお人好し」の投稿を始めました。で、すぐに完結扱いにする予定です。今のところ、この彼視点が終わったらしばらく更新はしないだろうと思うので。
でも、後日談のような小話は書くつもりです。
魔王子が乗り込んでくる話とかね。お人好し魔族の彼、は意外と独占欲が強い種族なので、シャーッとなるんじゃないかと……特に、下向きなメイド相手に(←そっちにかよっ! というのが書きたい。とにかく書きたいっ)。
ので、書きます。それだけ(^^ゞ。
以下、「魔喰いの森のお人好し」side.魔-1。
拾ってきた直後の、彼視点。絶賛、動揺中!
彼視点、ということで魔族視点……ちょっと、魔族っぽく単語とか変えて使ってみました。それだけで、ケモノーっ! って雰囲気が出たらいいな♪ と思っています。
しゃべり口調は、彼女視点よりも格段にヘタレ度アップ(笑)していますが、私の趣味に忠実なだけです。一般受けなんて考えてませんよっ!!
誰か一人でもいい。この情けなカッコイイに共感していただければ、と願っています。
私の中では、「小さき姫と~」の侯爵と、こっちのお人好し魔族さんは同系列のつもりです。たぶん、幼少期(←?)の過ごし方も似ている気がします。
「小説家になろう」様にて、「魔喰いの森のお人好し」の投稿を始めました。で、すぐに完結扱いにする予定です。今のところ、この彼視点が終わったらしばらく更新はしないだろうと思うので。
でも、後日談のような小話は書くつもりです。
魔王子が乗り込んでくる話とかね。お人好し魔族の彼、は意外と独占欲が強い種族なので、シャーッとなるんじゃないかと……特に、下向きなメイド相手に(←そっちにかよっ! というのが書きたい。とにかく書きたいっ)。
ので、書きます。それだけ(^^ゞ。
以下、「魔喰いの森のお人好し」side.魔-1。
拾ってきた直後の、彼視点。絶賛、動揺中!
―― 魔喰いの森のお人好し。side.魔-1 ――
ずっと長い間一人きりで暮らしている森(周辺の集落では「魔喰いの森」と呼ばれている森。由来は森に棲みついた魔種族、つまりは僕が関係している)の奥深くに建っている屋敷に拾った彼女を抱きかかえて戻ると、シエンは自分の部屋に連れて行き寝台に寝かせた。
すぐに使える場所が、自室〔そこ〕しかなかったせいだ。
(とりあえず、僕の寝るところはあとで空いてる部屋を掃除して作ろう)
フゥ、と息を吐いて、フードをとる。
灯りのついていない部屋に置かれた、大きな姿見に自分の影が映って慌ててフードを被りなおす。
輝く赤い目は魔族としてはよくある色だ。けれど、その映った髪の色は魔族としては忌み嫌われる色。ゆえに、シエンに近づく魔族は少ない(妖精や精霊は、たまに声をかけてくる。大抵、頼み事だけど)のである。
「どうしよう、拾ってきちゃった……僕、ニンゲンなんて初めてなのに。いや、それ以前に魔族〔同族〕ともほとんど顔会わせてないんだけどっ!」
少し落ち着いて思考が回り始めると、ひとりでに独り言が口に出る。長いこと一人で暮らしていると、ついつい独り言がクセになるのだ。たまに二役とか三役とか演じちゃうこともある……だって、寂しいじゃないか。
あわあわして、部屋の中をあっちに行ったりこっちに行ったりして、チラリと寝台の天蓋を支える柱の横から、眠っている人間の雌(らしい)を伺う。
目覚める気配は、いまのところなさそうだ。
「怪我の手当て、必要かな?」
見たところ、目立った大きな外傷はない。汗もかいてないし、苦しそうな様子もないから大丈夫だとは思うけれど。
不安になって恐る恐るそばに寄り、彼女に被せた布団を捲った。布団の上に片膝をついた格好で腰掛け、雌〔おんな〕の胸元をくつろげる。
薄手のヒラヒラとした下着が見え、その下には胸の膨らみを包むレース地のゴテゴテとした布が透けている。
シエンは眠る彼女の胸元、みぞおちの上に耳をあて鼓動を聴いた。
トクン、トクンと規則正しく、ゆっくりと脈打つそれにホッとする。
( 良かった )
くつろげた衣服を元に戻して、見える傷だけでも薬を塗っておこうと立ち上がる。そして、そのあとは食べ物の調達……自分の料理を他人に振る舞ったことなどないけれど、美味しい食材〔もの〕用意しとかなくちゃ!
(ヒトカゲの尻尾とか、モリミズチの目玉とか、好きかな? だったらいいのに)
そんなことを考えながら、いそいそと彼は部屋を出て行った。
>>>続きます。
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