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裏表一体、日々のこと。
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 「背徳の姫君」にコメントをいただきました!
 スゴイ!!
 なんか、知らんけどすっごい嬉しいですーよかったーよかったよー受け入れられて、ホッとしました。←大勘違い。

 もう、大盤振る舞いしちゃうー。

 その前に、「アンケート」を変更しました。
 「春企画」で決行します……ま、間に合うのか……と思いますが。今からデンジャラスなスリルとハイテンションなナチュラルハイ! でガンバリマス。

 以下、「背徳の姫君」汐宮清乃視点の第一話。
 真鍋耀視点よりも、やや前から始まります。この汐宮さんの家は、なんかの家元みたいなイメージが強いです。お茶よりは花が似合いそう?




―― 背徳の姫君 ~汐宮清乃-1~ ――

 一方的な 好意 も、一方的な 悪意 も同じくらい 苦手 だった。

 校舎裏で頬を叩かれ、ジンと熱くなる。
 チラリ、と相手を見ると彼女たちは興奮していて何かを激しく訴えている。
「人の彼に色目を使うなんて、信じられない! 顔だけのクセに」
「………」
 誰のことを言っているのか、分からなかった。
 名前も知らない相手から告白されるのは、汐宮清乃〔しおみや きよの〕にとってよくあることだったし、名前だって覚えない。顔なんて、見る気にもならなかった。
 が、そんなふうに返した視線は彼女たちには、「反抗的」と映る。
 また、平手が飛んで集団心理の中の暴力はエスカレートする。
 コンクリートの壁に張りつけられるように手首を取られ、髪を掴まれた。

 頭上からバサバサバサと落ちてきた書類に、顔を上げる。

「あー、悪い。邪魔した?」
 二階の教室から覗いた彼は、たまたまそこに居合わせたように呟いて、「ちょっと煩かったから」とどうでもいいように付け足した。
「一応、校内で暴力沙汰は困るんだよ。俺、生徒会の役員だし」
 なんて。
 面倒そうに主張するけど、彼がどう思っているのかまったく解からなかった。
「君たちが俺の立場を 解かって くれると、嬉しいんだけど?」
 真鍋さんよ、とコソコソと耳打ちをしていた彼女たちは、怯えたように顔を伏せて立ち去った。そんな彼女たちを目で追って、地面に視線を落とす。
 そこに落ちたノートや教科書は音楽のもので、二階の教室が特別教室の第二音楽室だとわかる。
「あの……」
 清乃が再び顔を上げれば、そこに はいなかった。

  >>>続きます。
 真鍋くんの家は普通にサラリーマンって、イメージです。お母さんは専業主婦ですね……うん。

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