背徳の姫君。汐宮清乃-3

　「背徳の姫君」汐宮のお姫さま視点、第三回です。
　んが、次の最終場面をどうしようかと！　かるーく、エロ……自主規制……うーんうーん、何とか編集してR15程度にとどめたいです。
　それでも、R指定なんですが（遠い目）。

　アンケート、投票ありがとうございます。
　昨日から引き続きでアレですが……やはり、ブログでアンケートをとっているせいか、「夕焼け」がめっちゃ強っ（驚愕）！
　ご、ごめんなさい。早く、続き書けと言われてる気持ちです。軽く反省しています（←軽くってどうよ？）。
　ね、ネタが固まったら書くので、お待ちになってー。ストックで残ってるのは、拍手のおまけで置いている話の、彼女視点だけなのです(>▲<)。
　あ。
　それと、アンケートはアンケートでもトップの「作品人気投票」の部屋にあるアンケートに、ここ数日で二つコメントが増えてて、ちょっとビックリしました。
　「帝国秘話」と「ピアノ」に対してのネタ提供をありがとうございます。是非、それで書きたいと思います……いつか、必ず！
　で、できるだけ早くお披露目できるようにガンバリマス（焦）★

　以下、「背徳の姫君」の汐宮清乃視点。三回目。
　何気に、R15指定カモしれません。確実にいたしてますからね、この二人……苦手な方は、回れ右です！

――　背徳の姫君　～汐宮清乃-3～　――

　第二音楽室で机に押し倒され、手首を強く戒められても。
　露になった太腿の腹を撫でられも……怖くなかった。

　「痛い？」と訊かれれば痛かった。
　ブラウスの合わせ目を崩され、胸をまさぐられても嫌悪感は少しも感じなかった。純粋に気持ちいいとさえ、思う。
　喉から甘くかすれた声が溢れてくる。
「おまえが好きなのは、真希じゃないのか？」
　その静かすぎる声が好き。何も気にしない、干渉されない神様の声みたい。
　ゾクゾクする。
「わたしは――わたしを好きな人は好きにならない。人の感情は 怖い もの……だから、真鍋さんは好き。人の 感情 がないから」
「……そんなふうに言われるのは、初めてだな」
　初めて。
　清乃もこんなふうに素直に気持ちを言葉にしたのは、初めてだった。

「　あなたなら、幼馴染の 彼女 だって抱けるでしょう？　」

　きっと、この人なら受け入れてくれる。清乃は確信していた。
　自分と同質の……だけれども、自分よりも格が上の男。
「まあね」
　唇を舐めた彼は前準備もせずに清乃に押し入った。


　　　　　***　***


　想像していなかったワケではない。それでも、汐宮清乃は目を見開く。
　激痛のような、鮮やかな映像が映る。
　まだ開いていない花びらを引き裂いて貫いたそれが、身勝手に駆けて花園を散らしていく――。

　　>>>続きます？