裏表一体、日々のこと。
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「背徳の姫君」真鍋耀視点の第三話です。
コチラの「背徳の姫君」は書き捨て……にしようかな~と思っていたんですが、真鍋耀視点から汐宮清乃視点、さらには名越真希視点まで繋がったので(←あらあら)、勿体無いので「陽だまりLover」の裏バージョンということでおまけっぽく載せようかと思っています。
「陽だまり」の二人は出てきませんが(苦笑)!
三人の主要人物を網羅してわかったこと。
名越会長が一番、書きやすかったです。あとの二人の思考が(私には)まったく理解できなかったので、このごく一般的な思考の会長はまるで手に取るように理解できました。
つーか、善良すぎて泣きたくなります。
魔性の二人の間にあって、不憫です。ホロリ。
善良だからこそ、この二人に付き合える……というのもあるのでしょうか?←訊くな。
以下、「背徳の姫君」真鍋耀視点3。
真鍋耀の名前のモトは……ズバリ、『奇●組』のにひるだよう(漢字はうろ覚えなのでひらがなで失礼しますm(__)m)。
一匹狼のイメージなんですが、今気づきましたが『と●めきトゥナイト』の真壁君も彷彿とさせますね?
コチラの「背徳の姫君」は書き捨て……にしようかな~と思っていたんですが、真鍋耀視点から汐宮清乃視点、さらには名越真希視点まで繋がったので(←あらあら)、勿体無いので「陽だまりLover」の裏バージョンということでおまけっぽく載せようかと思っています。
「陽だまり」の二人は出てきませんが(苦笑)!
三人の主要人物を網羅してわかったこと。
名越会長が一番、書きやすかったです。あとの二人の思考が(私には)まったく理解できなかったので、このごく一般的な思考の会長はまるで手に取るように理解できました。
つーか、善良すぎて泣きたくなります。
魔性の二人の間にあって、不憫です。ホロリ。
善良だからこそ、この二人に付き合える……というのもあるのでしょうか?←訊くな。
以下、「背徳の姫君」真鍋耀視点3。
真鍋耀の名前のモトは……ズバリ、『奇●組』のにひるだよう(漢字はうろ覚えなのでひらがなで失礼しますm(__)m)。
一匹狼のイメージなんですが、今気づきましたが『と●めきトゥナイト』の真壁君も彷彿とさせますね?
―― 背徳の姫君 ~3~ ――
俺のことを、誰もが「冷たい」と言った。
他愛のない話をするにしろ、進んで溶けこもうとは思わない。それに意味があるのか、と問えば彼らは不可解な表情で耀を見た。
告白されれば付き合うし、求められればキスもする。が、去る者を追おうとも思わない。大抵、別れ際は彼女たちのヒステリックな目に気圧されて、耀は反論する気も失せて終わるのが常だった。
ここまで来れば、何か特別な家庭の事情でもありそうなものだが、真鍋耀はごく一般的な家庭の次男であり、両親は健在で兄もごく普通に進学して大学生をしている真っ当な人間だった。
そんな自分を耀は 異端 だと感じていた。
真っ当な人間ではない……と。
「……ん。耀、くん」
クラスメートであり、現在の彼の彼女である山辺志穂〔やまべ しほ〕が唇を合わせながら身じろいだ。
彼の手が、彼女の制服のブラウスの裾から入って、素肌に触れたからだ。
少し揺らいだ瞳に、耀は目をすがめて解放する。
「耀くん、怒った?」
今まで付き合ってきた彼女たちの中では、自己主張の少ない彼女だった。それが、楽でもあり面倒なところでもある。
「べつに」
耀は本当に、志穂が受け入れようが拒否しようが大して興味はなかった。
彼女が受け入れるなら、先に進む。拒否すれば、やめる。
それだけのことじゃないか?
しかし、真っ当な彼女はこの世の終わりのような表情をしているから、どんな想像をしているのやら。
「いつまでいるわけ?」
追い討ちをかけるように静かに呟けば、真っ青になって第二音楽室の教室を出ていく。
そろそろ、潮時だろうと耀は漠然と思った。
と。
キィ、と防音のきいた扉が開いて、黒髪の少女が入ってくる。
「山辺さんよね? 真鍋さんの 今の 彼女なの?」
汐宮清乃は悪びれもせずに、見ていたことを自ら暴露した。
「それについて、俺が汐宮さんに答える意味がある?」
「そうね、どうせ 一週間も 持ちはしないのだから 意味 はないかもね」
辛辣な彼女の言葉だったが、間違ってはいなかった。
「よく調べてるんだな……真希の幼馴染にまで身辺調査をするつもり? 心配しなくても、あいつは 真っ当 だよ」
「知ってるわ。――でも」
>>>続きます。
次の場面、少々制限が入ります……ゆえに、編集するかもしれません。話が飛んでいたらご理解のほどを(^^ゞ。
俺のことを、誰もが「冷たい」と言った。
他愛のない話をするにしろ、進んで溶けこもうとは思わない。それに意味があるのか、と問えば彼らは不可解な表情で耀を見た。
告白されれば付き合うし、求められればキスもする。が、去る者を追おうとも思わない。大抵、別れ際は彼女たちのヒステリックな目に気圧されて、耀は反論する気も失せて終わるのが常だった。
ここまで来れば、何か特別な家庭の事情でもありそうなものだが、真鍋耀はごく一般的な家庭の次男であり、両親は健在で兄もごく普通に進学して大学生をしている真っ当な人間だった。
そんな自分を耀は 異端 だと感じていた。
真っ当な人間ではない……と。
「……ん。耀、くん」
クラスメートであり、現在の彼の彼女である山辺志穂〔やまべ しほ〕が唇を合わせながら身じろいだ。
彼の手が、彼女の制服のブラウスの裾から入って、素肌に触れたからだ。
少し揺らいだ瞳に、耀は目をすがめて解放する。
「耀くん、怒った?」
今まで付き合ってきた彼女たちの中では、自己主張の少ない彼女だった。それが、楽でもあり面倒なところでもある。
「べつに」
耀は本当に、志穂が受け入れようが拒否しようが大して興味はなかった。
彼女が受け入れるなら、先に進む。拒否すれば、やめる。
それだけのことじゃないか?
しかし、真っ当な彼女はこの世の終わりのような表情をしているから、どんな想像をしているのやら。
「いつまでいるわけ?」
追い討ちをかけるように静かに呟けば、真っ青になって第二音楽室の教室を出ていく。
そろそろ、潮時だろうと耀は漠然と思った。
と。
キィ、と防音のきいた扉が開いて、黒髪の少女が入ってくる。
「山辺さんよね? 真鍋さんの 今の 彼女なの?」
汐宮清乃は悪びれもせずに、見ていたことを自ら暴露した。
「それについて、俺が汐宮さんに答える意味がある?」
「そうね、どうせ 一週間も 持ちはしないのだから 意味 はないかもね」
辛辣な彼女の言葉だったが、間違ってはいなかった。
「よく調べてるんだな……真希の幼馴染にまで身辺調査をするつもり? 心配しなくても、あいつは 真っ当 だよ」
「知ってるわ。――でも」
>>>続きます。
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