裏表一体、日々のこと。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
なんでもハジメテ物語、改め「初夜物語」にしました。
本宅、王宮小説のロイヤルカップルの初夜の続きです。さてさて、この二人のことなので順調に掛け合い漫才が続いております。
皇帝、男としてそれはどうなの? という展開が個人的には好きなので……順調に先に進めるつもりはありません(←鬼?)。
本宅、王宮小説の「初夜の訪問者」に繋がる感じで終わらせるのが目標です。
って、ことでもう少し「おまけ」で続きます。
ネット関係の近況としては。
現在、ネットの接続環境を光にする方向で変更中です。
繋がるスピードとか、今後のことを考えるとこのままPCカードのままで契約を続けても多分、そのうち変更しなきゃならない岐路に立たされると判断しました。
ちょっと値段は張るけれど、スピードが速いって言うし、仕方ないですね。メールアドレスとかも引き継げるらしいので、まあいいか。
9月の中ごろには、環境整っていたらいいなあと思っています。
それまでは、面倒だけどノート型の方でちまちまと更新します。
以下、「王宮小説」初夜物語2。
姫の決め台詞だけ使いたかった、という場面です。
そして、やっぱりルディオン皇帝はこうじゃなきゃ(笑)♪
本宅、王宮小説のロイヤルカップルの初夜の続きです。さてさて、この二人のことなので順調に掛け合い漫才が続いております。
皇帝、男としてそれはどうなの? という展開が個人的には好きなので……順調に先に進めるつもりはありません(←鬼?)。
本宅、王宮小説の「初夜の訪問者」に繋がる感じで終わらせるのが目標です。
って、ことでもう少し「おまけ」で続きます。
ネット関係の近況としては。
現在、ネットの接続環境を光にする方向で変更中です。
繋がるスピードとか、今後のことを考えるとこのままPCカードのままで契約を続けても多分、そのうち変更しなきゃならない岐路に立たされると判断しました。
ちょっと値段は張るけれど、スピードが速いって言うし、仕方ないですね。メールアドレスとかも引き継げるらしいので、まあいいか。
9月の中ごろには、環境整っていたらいいなあと思っています。
それまでは、面倒だけどノート型の方でちまちまと更新します。
以下、「王宮小説」初夜物語2。
姫の決め台詞だけ使いたかった、という場面です。
そして、やっぱりルディオン皇帝はこうじゃなきゃ(笑)♪
―― 王宮小説~初夜物語~ ――
眩い金色の髪と澄んだ青の瞳の愛しい皇帝に熱く訴えられて、嬉しくないわけはない。
「もちろんよ!」
と、エディエルは胸を張った。
ドンと来い、と彼女の勢いに少し面食らっている年下の彼に抱きつく。
年季の入った虚弱体質の彼の線の細い体は、流石にそれでも女性よりは大きく固かった。
もちろん、体が固く感じたのは それ だけが理由ではなかろうが……と思うと、おかしくて彼のその顔を仰いで確かめずにはおれなかった。
「ねぇ?」
「なんだよ?」
と、寝室の灯火程度にしかない薄闇の中でもその胸から見上げたルディオンの表情は思った通りの不満顔で、明らかに動揺を隠している。
その証拠に――。
「顔、真っ赤よ?」
「うるさいっ!」
黙れ、とばかりに若き皇帝は花嫁に訴えて、涙目(目の端がキラリと光っているから、たぶんそう)で睨んできた。
そうして、奪うようにくすくす笑うエディエルの唇を塞いだ。
ドサッ、と背中から寝台の布団の上に落ちて、組み敷かれる。
わずかに響く衣擦れの音と、激しくなる互いの息遣いが否応にも夜の気分を高めてくる。
婚礼のための衣装は丁寧に脱ごうとすると、結構面倒にできている。けれど、一つこの場所さえ外してしまえばというポイントがあって、それは新郎である彼に伝えられている。
ルディオンがその場所を解くと、エディエルの胸元やら腰やら足のあたりを締め付けていた圧力が魔法のようになくなってハラリと布地が彼女から離れて広がる。
「んあっ」
不意に触れられた場所が、今までに触れられたことのないところだったからエディエルは息を呑んだ。
そんなところをいきなり触ってくるなんて、いわゆるお妃教育の中でも教えられたことはなかった。なんて、性急なんだろう!
でも。
「やっ、は……あん」
……嫌いじゃないわね。
「エディエル」
声を掛けられて、目を上げればそこには澄んだ青い瞳があってくすくすと笑っている。
「なぁに?」
「体中真っ赤だ」
「え?」
「 仕返し 」
早口に告げると、ルディオンはハッと顔を顰め、エディエルから何かを発せられる前に「何も言うな!」と恥じるように口を噤んだ。
自分が年下であることや、人よりも体力的に劣っていること、それに王たる資質について直情的すぎるとか、思慮が足りないとか言われている諸々のことを彼はよく知っている。
こんなところが駄目なんだ、と現在進行形で気にしているのかもしれない。
(バカね)と思う。
その年頃の男性にしてはほっそりとした筋肉のない体に触れ、白い頬に手のひらを添えて顔を固定する。
澄んだ青の瞳は、戸惑うように見開かれ目の前の彼女をいっぱいに映した。
「あのね?」
と、エディエルにはずっと決めていたことがある。何度か彼にも伝えた気がするのだけれど、なかなか本気にはしてもらえないようだ。
「わたしの 純潔 はルディオンに捧げるためにあるのよ」
言葉にすると、まるで儀式のような面白みのない台詞だった。額と額をコツンと合わせて、体もぴったりと寄せる。
恥ずかしさにとびきりの笑顔を作る。
「――さあ、美味しく召し上がれ」
なんてね。
男顔の侍女頭が聞けば、きっと顔を真っ赤にして「姫ともあろうお方がなんてことを!」と真っ青になる(赤か青か見ものだわね?)ことを、彼の反応に期待しながらエディエルは口にした。
>>>おまけに続く。
眩い金色の髪と澄んだ青の瞳の愛しい皇帝に熱く訴えられて、嬉しくないわけはない。
「もちろんよ!」
と、エディエルは胸を張った。
ドンと来い、と彼女の勢いに少し面食らっている年下の彼に抱きつく。
年季の入った虚弱体質の彼の線の細い体は、流石にそれでも女性よりは大きく固かった。
もちろん、体が固く感じたのは それ だけが理由ではなかろうが……と思うと、おかしくて彼のその顔を仰いで確かめずにはおれなかった。
「ねぇ?」
「なんだよ?」
と、寝室の灯火程度にしかない薄闇の中でもその胸から見上げたルディオンの表情は思った通りの不満顔で、明らかに動揺を隠している。
その証拠に――。
「顔、真っ赤よ?」
「うるさいっ!」
黙れ、とばかりに若き皇帝は花嫁に訴えて、涙目(目の端がキラリと光っているから、たぶんそう)で睨んできた。
そうして、奪うようにくすくす笑うエディエルの唇を塞いだ。
ドサッ、と背中から寝台の布団の上に落ちて、組み敷かれる。
わずかに響く衣擦れの音と、激しくなる互いの息遣いが否応にも夜の気分を高めてくる。
婚礼のための衣装は丁寧に脱ごうとすると、結構面倒にできている。けれど、一つこの場所さえ外してしまえばというポイントがあって、それは新郎である彼に伝えられている。
ルディオンがその場所を解くと、エディエルの胸元やら腰やら足のあたりを締め付けていた圧力が魔法のようになくなってハラリと布地が彼女から離れて広がる。
「んあっ」
不意に触れられた場所が、今までに触れられたことのないところだったからエディエルは息を呑んだ。
そんなところをいきなり触ってくるなんて、いわゆるお妃教育の中でも教えられたことはなかった。なんて、性急なんだろう!
でも。
「やっ、は……あん」
……嫌いじゃないわね。
「エディエル」
声を掛けられて、目を上げればそこには澄んだ青い瞳があってくすくすと笑っている。
「なぁに?」
「体中真っ赤だ」
「え?」
「 仕返し 」
早口に告げると、ルディオンはハッと顔を顰め、エディエルから何かを発せられる前に「何も言うな!」と恥じるように口を噤んだ。
自分が年下であることや、人よりも体力的に劣っていること、それに王たる資質について直情的すぎるとか、思慮が足りないとか言われている諸々のことを彼はよく知っている。
こんなところが駄目なんだ、と現在進行形で気にしているのかもしれない。
(バカね)と思う。
その年頃の男性にしてはほっそりとした筋肉のない体に触れ、白い頬に手のひらを添えて顔を固定する。
澄んだ青の瞳は、戸惑うように見開かれ目の前の彼女をいっぱいに映した。
「あのね?」
と、エディエルにはずっと決めていたことがある。何度か彼にも伝えた気がするのだけれど、なかなか本気にはしてもらえないようだ。
「わたしの 純潔 はルディオンに捧げるためにあるのよ」
言葉にすると、まるで儀式のような面白みのない台詞だった。額と額をコツンと合わせて、体もぴったりと寄せる。
恥ずかしさにとびきりの笑顔を作る。
「――さあ、美味しく召し上がれ」
なんてね。
男顔の侍女頭が聞けば、きっと顔を真っ赤にして「姫ともあろうお方がなんてことを!」と真っ青になる(赤か青か見ものだわね?)ことを、彼の反応に期待しながらエディエルは口にした。
>>>おまけに続く。
PR
この記事にコメントする
そうですねえ。
ははは、いつも楽しいコメントありがとうございます!
これでも二人とも王族ですから、子孫繁栄は命題でしょう。虚弱体質の彼ならなおさら、ってコトで草食ながらプライドはあるようです(笑)。
おまけ話、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
これでも二人とも王族ですから、子孫繁栄は命題でしょう。虚弱体質の彼ならなおさら、ってコトで草食ながらプライドはあるようです(笑)。
おまけ話、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
新・アンケート開催中
カレンダー
どれにしますか?
こんなん生息中。
HN:
なお
HP:
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
新しい日々
2016
/
09
/
11
(
Sun
)
22
:
39
:
09
)
2016
/
09
/
04
(
Sun
)
22
:
45
:
15
)
2016
/
09
/
03
(
Sat
)
19
:
51
:
06
)
2016
/
01
/
01
(
Fri
)
00
:
19
:
24
)
2015
/
12
/
30
(
Wed
)
21
:
26
:
50
)
こめんと
無題
(
君を、きっと、好きになる。2.6-桜
)
from:
mimana
2013
/
05
/
21
(
Tue
)
21
:
48
:
28
無題
(
恋敵がやってきた!2
)
from:
mimana
2012
/
02
/
22
(
Wed
)
00
:
16
:
32
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分3(終)
)
from:
mimana
2012
/
01
/
20
(
Fri
)
13
:
02
:
04
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分2
)
from:
mimana
2012
/
01
/
15
(
Sun
)
22
:
53
:
05
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分1
)
from:
mimana
2012
/
01
/
12
(
Thu
)
23
:
03
:
07
ブログ内検索