裏表一体、日々のこと。
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なんとなく、ファンタジーでハジメテな話を書いてみたい衝動にかられ……本宅の俺様皇帝の孫! を召喚してみました。
あれ?
でも、どこがハジメテ物語なんだろう?
まあ、いいや。
続きがあるとしたら、もうちょっとだけ掛け合いがあってゴニョゴニョという感じだと思います。
元祖情けなカッコいい彼、な皇帝なのでロマンティックとはいかないだろうけれど。
この二人の、この夜の次の朝の話は、本宅にて置いておりますので、知らない方は本宅を覗いてみてください。
書いてから、十年以上経っているので書いた本人がどんな話だったか忘れてる……かもしれません(遠い目)。
以下、「王宮小説、なんでもハジメテ物語」です。
エッチなような、そうでもないような?
あれ?
でも、どこがハジメテ物語なんだろう?
まあ、いいや。
続きがあるとしたら、もうちょっとだけ掛け合いがあってゴニョゴニョという感じだと思います。
元祖情けなカッコいい彼、な皇帝なのでロマンティックとはいかないだろうけれど。
この二人の、この夜の次の朝の話は、本宅にて置いておりますので、知らない方は本宅を覗いてみてください。
書いてから、十年以上経っているので書いた本人がどんな話だったか忘れてる……かもしれません(遠い目)。
以下、「王宮小説、なんでもハジメテ物語」です。
エッチなような、そうでもないような?
―― 王宮小説~なんでもハジメテ物語~ ――
天蓋つきの大きなベッドには男と女。
本日、めでたく結婚を果たしたこの国の若き皇帝と、その少し年上のお妃様だ。
彼らの話を詳細に語ると、結構時間がかかる。かかるので、とりあえず紆余曲折ありましたが、婚約から七年の歳月を経て夫婦となったとだけにとどめておく。たぶん、これで今の状況は十分だと思うし。
結婚式をあげたばかりとあって、彼女の服装は純白のウェディングドレスだ。ふわふわっとした薄い布地としっとりとした感触の布地が縫いこまれた量感のあるスカート部分がベッドの上に座る彼女の足を隠している。
その彼女の足元を、金糸で刺繍を施した白い礼服を着た彼が神妙な表情をして向かい合っていた。
婚前交渉などもってのほか(未遂はある)の王族二人の初夜なだけにピンと張りつめた緊張は初々しい……と思いきや。
シルレント国のじゃじゃ馬姫であるエディエルの表情は嬉々としている。
「やだ。まだ、そんな顔してるの?」
「……悪い?」
憮然、と唇を尖らせて不機嫌にイフリア帝国の病弱皇帝であるルディオンは彼女を恨めしそうに睨んだ。
彼と彼女の目の前にあるのは、彼女の足に忍ばされた細身の剣だ。
身に危険の多い彼のため、彼女が始めた護衛の真似事を認めはしたものの、複雑な気持ちであるのは男として当然だろうとルディオンは思う。
思うけれど、ニコニコと楽しそうに笑う彼女が好きなのだから諦めるしかないのだろうか?
そっとそんな年下の彼の手に触れて、エディエルは微笑んだ。
「悪くないわ。むしろ、ずっと そのまま でいてね」
「どういう意味? このまま、ずっとエディエルに守られるような 男 でいろってこと? 僕が、弱いから」
キッ、と強く彼女を睨んで、ルディオンは唇を噛んだ。
冗談じゃない、と自分が嫌になる。
「貴方は弱くない。これから、もっと強くなれる人よ」
「 ……嘘だ 」
「嘘じゃないわ。陛下」
本当に、どうして。
自分には――他の人にはできるのに、できないことが日常にたくさんある。誰もが、それを当然のように彼に聞かせて諦めさせるのに。
「じゃあ、エディエル。証明させてよ――私にも子がなせるんだって」
君の体で。
>>>続きます。いや、どうだろう?
天蓋つきの大きなベッドには男と女。
本日、めでたく結婚を果たしたこの国の若き皇帝と、その少し年上のお妃様だ。
彼らの話を詳細に語ると、結構時間がかかる。かかるので、とりあえず紆余曲折ありましたが、婚約から七年の歳月を経て夫婦となったとだけにとどめておく。たぶん、これで今の状況は十分だと思うし。
結婚式をあげたばかりとあって、彼女の服装は純白のウェディングドレスだ。ふわふわっとした薄い布地としっとりとした感触の布地が縫いこまれた量感のあるスカート部分がベッドの上に座る彼女の足を隠している。
その彼女の足元を、金糸で刺繍を施した白い礼服を着た彼が神妙な表情をして向かい合っていた。
婚前交渉などもってのほか(未遂はある)の王族二人の初夜なだけにピンと張りつめた緊張は初々しい……と思いきや。
シルレント国のじゃじゃ馬姫であるエディエルの表情は嬉々としている。
「やだ。まだ、そんな顔してるの?」
「……悪い?」
憮然、と唇を尖らせて不機嫌にイフリア帝国の病弱皇帝であるルディオンは彼女を恨めしそうに睨んだ。
彼と彼女の目の前にあるのは、彼女の足に忍ばされた細身の剣だ。
身に危険の多い彼のため、彼女が始めた護衛の真似事を認めはしたものの、複雑な気持ちであるのは男として当然だろうとルディオンは思う。
思うけれど、ニコニコと楽しそうに笑う彼女が好きなのだから諦めるしかないのだろうか?
そっとそんな年下の彼の手に触れて、エディエルは微笑んだ。
「悪くないわ。むしろ、ずっと そのまま でいてね」
「どういう意味? このまま、ずっとエディエルに守られるような 男 でいろってこと? 僕が、弱いから」
キッ、と強く彼女を睨んで、ルディオンは唇を噛んだ。
冗談じゃない、と自分が嫌になる。
「貴方は弱くない。これから、もっと強くなれる人よ」
「 ……嘘だ 」
「嘘じゃないわ。陛下」
本当に、どうして。
自分には――他の人にはできるのに、できないことが日常にたくさんある。誰もが、それを当然のように彼に聞かせて諦めさせるのに。
「じゃあ、エディエル。証明させてよ――私にも子がなせるんだって」
君の体で。
>>>続きます。いや、どうだろう?
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ありがとうございます。
本宅の二人にコメントくださり、ありがとうございます。言わば、無名の二人(笑)なのでお声がかかるだけで嬉しいです。続き、はもう少しお待ちください。現在、ちょっと諸事情でバタバタ……まあ、ブログの更新にはあまり関係ないんだけど(^^ゞ。お待たせしてしまうかもしれませんが、気長にお待ちいただけると嬉しいです。お盆中には! と思っています。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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