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裏表一体、日々のこと。
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 王宮小説、初夜物語のおまけです。
 ロイヤルカップルな二人のハジメテの夜はこんな感じに更けていきました。病弱な彼とじゃじゃ馬な彼女にとっては、幸せだったんじゃないかしら~と私は思っています!

 今回のブログ、本当なら昨日のうちに書けているハズだったのですが……ノート型のヤツが勝手にバージョンアップしやがりました。
 で、ものごっつー動きが悪くなったり、再起動したりで時間がかかってこんな時間に。
 とりあえず、無事バージョンアップできた模様です。
 IEとWindowsXPの二つがバージョンアップ……長い時間放置していたせいか、続けざまに自動更新がかかったようです。
 所要時間、二時間くらい?
 やれやれ。

 以下、「王宮小説」初夜物語おまけ。
 このおまけの次の場面が、本宅「初夜の訪問者」になると思われます。
 あ~、なんだ「まだ」だったの(笑)?

 制限R15程度の表現を含みます。ご注意を!




―― 王宮小説~初夜物語おまけ~ ――

 目と目が合うと……プッとルディオンは笑った。

「じゃあ、遠慮なく。イタダキマス」


 それから、一時間後――。


 流石に。
 エディエルは、彼に声をかけるのを躊躇った。
「……ねぇ、そんな気にしなくても」
「気にする!」
「だよね~」
 寝台に臥せって落ちこんでいた皇帝が可愛い顔を上げて怒ったものだから、つい微笑ましくってニコニコしてしまった。まあ、それがいけなかった。
「エディエルだって呆れてるんだろう? 男としてどうなんだって」
「え? んーでも、途中まで入ったんだし次頑張ればいいんじゃない?」
 結構赤裸々な姫の言葉にルディオンは真っ赤になった。
「な……いや。うん、まあ……頑張るけどね。って、そうじゃくて! 次も駄目ならどうするのさっ」
 と、皇帝も自分で自分を貶めるのはいかがなものか?
「大丈夫よ。わたしの体でちゃんと貴方、興奮してたもの――ふふっ、物好きよね」
「興奮? へ……いや、するだろ? 普通」
 ルディオンはエディエルが 何 に感心しているのか解からなかった。
「だって、わたしの体って姫としては傷だらけだし筋肉質だし色気がないと思うのよね。もちろん、自分では気に入っているんだけど……でも、男性としてはあまり反応が良くないんじゃないかしら? なんて心配してたのよ」
 ムッ、とルディオンは仏頂面になって「そんな心配しないでよ」と唇を尖らせた。
「それじゃ男として不能みたいじゃないか……第一、エディエルは十分色っぽいよ。柔らかいし肌はスベスベしてるし、確かに怪我は多いけどスタイルだっていいし」
 言いながら、彼は目の前の姫の体を改めて見つめた。当然ながら、今は裸だ。お互いに。
 ふくよかな二つの膨らみとくびれた腰、綺麗な曲線を描くお尻から足につながるその先まで。
「物好きなんかであるものか……」
「あ、ホント」
 ルディオンの体の一部の反応を見てとって、エディエルが嬉しそうに口にした。
「わっ! 見るなっ」
 慌てて前を隠す。
「え~、それは横暴よ。わたしの体は隅々まで見たクセに」
 それどころか触ったのだから、エディエルからすれば彼の体を触りたくてウズウズしている。
「でも、今日は我慢するわ。貴方が無理をしたら大変だもの」
「どういう意味さ。平気だよ」
「だぁめ! 今日はおしまい。わたしもちょっと痛かったし……ね」
 不服に彼女を恨めしそうに見つめていたルディオンは、最後の言葉に息を呑む。
「え? 痛かった?」
「ちょっとだけね。平気よ、女性は最初痛いものだって聞いてるもの」
「でも。まだ全部じゃなかったのに……先だよ、アレ」
「……だから、少しずつね。ちょうどいいでしょ?」
 うん、とルディオンは頷いて、笑うエディエルを抱き寄せた。

「ごめん、ちょっとだけだから触っていい?」
 彼女が答えるより先にルディオンは唇を寄せて、黙らせる。
 けれど、エディエルにとっても拒む理由はなかったので、戯れのような行為を互いに行使して布団の中でじゃれ合った。

  >>>おわり。
 ゆっくり、すすむ……何気にものすごいこと話してる二人です。

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