恋するオオカミ。の、その後(前)。

　「背徳」番外、夏企画「夢見るウサギ、恋するオオカミ」のその後の彼視点です。
　文章量は微妙に多かった……ので、前半と後半に分けてみたり。
　近日中に後半を載せます。
　その前にまた「いち にの さん」を載せるかもしれませんが(^^ゞ。
　えっと、焦らしてすみません～！

　うちのネット環境はまだ工事日は未定です。
　でも、そろそろ連絡来るみたいな進捗情報はあるので、たぶん９月中には整うハズです。
　今日は、待ちきれなくて（笑）新しいＰＣにずっと使ってるPhotoshopの「LE」をインストールしました。なんか「7」とは対応してないようで……互換性というので「XP」のバージョンに指定を勝手にされてました。まあ、動くようにしてくれてるんだけどね。
　やっぱり、古いんだなあと切ないものを感じました。
　古い塗り絵用のソフトは「Painter」のもあるんだけど……クラシックってバージョン？　なんだけど、それは新しいの欲しいかも。クラシックはレイヤー機能がないから使いにくいんだよねーしかも、動きが悪いし。
　タブレットの新しいの買ったら付属でついてくるソフトがあるのでそのあたり狙ってます。あるいはもう少し大枚を出して、「Painter11」というのを買うか……です。
　値段がかなり違うから、タブレット購入でほぼ決まりなんですが、ちょっと「11」にも興味惹かれています。
　体験版で使い心地が良かったら衝動買いしてまうやろー！　って気分です。←どういうノリだっ。

　以下、「夢見るウサギ、恋するオオカミ」のその後、彼視点前半部。
　可愛い子をいじめてしまうのは、男の子の性ですかね？
　にしても際どいわー。
　R15程度の表現があります。ご注意ください。

――　背徳の姫君・番外～恋するオオカミ。の、その後(前)～　――

　彼女が。
　また、馬鹿なことを考えている。

　とは、思っていた。
　しかし。
（よりにもよって、あの 男 のことかよ）
　鳴海広之〔なるみ　ひろゆき〕はほとほと彼女に感心した。
　ここまで自分をイラつかせる相手は他にいない。受験勉強の最中に上の空だわ、かと思えば他の男のことを口にするし、学習能力というモノがてんでない。
　いや。
（ないのは、自覚かもしれないな……）

「でも」
　なおも問いかける彼女の唇にイラッとして、（志穂は俺を怒らせる天才かもしれない）と広之はムカつきながら戸惑う彼女の反応に満足していた。

「んっ！　あ……鳴海くん？」

　彼の心情に関して、きっと 何ひとつ 理解していない彼女には少し言い聞かせる必要があるのだろう。
「まずはこの数式を丸暗記だな」
　ぎょっ、とした彼女の表情からは明らかな拒否反応が見てとれた。それは、広之の片方の手に持たれたままの「微分積分」の問題集のせいだろう。
　問題集を持っていないほうの手は部屋の床に押し倒した彼女の胸を触り、撫でるように寄せ上げる。
「数、式？」
　怯えた眼差しは問題集をとらえて揺れているのに、体はほんの少しの愛撫にも敏感に応じてブラウスの上からも分かるほどに胸の形が浮いていた。
「単純な数式だよ、志穂の体みたいにね」
「んあっ」
　胸の固くなった先をブラとブラウスの上から親指で押さえれば、赤く染め上がる小さな体。
　思わず洩れたやらしい声に、手の甲で口を塞いだ彼女は恥ずかしそうに振った。
「や、やだ……ダメ」
「どうして？」
　問題集に視線を落とすフリをして彼女の素の太腿を確認すると、胸からそこに手のひらを移動させる。
　ビクッと触れた足が震えて、彼女の手が捲れたスカートを戻そうと必死に動いた。

　　>>>続きます。