裏表一体、日々のこと。
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「いち にの さん」の二歩目です。
もしかしなくても「夢見るウサギ、恋するオオカミ」の彼視点をお待ちの皆々様には残念な感じだとは思いますが、コチラも楽しんでいただけると嬉しいです。
二歩目は、文章量として2分割するかどうか微妙なトコロでした。
なので、一括で載せております。
ちょっと多め?
現在、「いち にの さん」は六歩目を書いているトコロです。
個人的なこの話のイメージが段々と固まりつつあります。簡単に言い表すと「猫にマタタビ、ニノにイチ」って感じでしょうか?
分かりにくい?
多少の波風は立てるつもり……という目論みがちゃんと実を結ぶかはニノちゃんの動きにかかっています。なんか、あえて立ち向かいそうな女の子なので思ったほどこじれないっぽいけど(ため息)。
ネット環境は引き続き、工事待ちです。
いつになったら決まるのかなあ?
以下、「いち にの さん」step.2。
R15くらいの表現あります。
この話の制限はR15以上R18未満という仕上がりです。たぶん。
じつは、HTMLページを作ろうかと思ってます。
もしかしなくても「夢見るウサギ、恋するオオカミ」の彼視点をお待ちの皆々様には残念な感じだとは思いますが、コチラも楽しんでいただけると嬉しいです。
二歩目は、文章量として2分割するかどうか微妙なトコロでした。
なので、一括で載せております。
ちょっと多め?
現在、「いち にの さん」は六歩目を書いているトコロです。
個人的なこの話のイメージが段々と固まりつつあります。簡単に言い表すと「猫にマタタビ、ニノにイチ」って感じでしょうか?
分かりにくい?
多少の波風は立てるつもり……という目論みがちゃんと実を結ぶかはニノちゃんの動きにかかっています。なんか、あえて立ち向かいそうな女の子なので思ったほどこじれないっぽいけど(ため息)。
ネット環境は引き続き、工事待ちです。
いつになったら決まるのかなあ?
以下、「いち にの さん」step.2。
R15くらいの表現あります。
この話の制限はR15以上R18未満という仕上がりです。たぶん。
じつは、HTMLページを作ろうかと思ってます。
―― いち にの さん~step.2~ ――
イチの唇が触れた。
そうして、離れてすぐに耳たぶを甘噛みされて心臓が跳ねる。
耳の中に入ってくる吐息までイチって感じだった。
どんなだっ?!
「こんなのでどうかな?」
「うん。いい、と思う」
って、普通に返事しちゃってますけど、わたしっ。
ふっ、て耳元でイチが笑った。
ああ、もう! 心臓がうるさいよっ……だって、知らなかったんだもん。
イチがこんなにも男の人だなんて。
しかも、練習のためにキスが出来ちゃう人だったなんて!
何より、そんな キス なのに幻滅するどころか こんなにも 舞い上がってしまえる 自分 がいるなんて全然知らなかったよー。
「じゃあさ、もう一つ相談に乗ってもらっていい?」
定位置に戻ったイチが、いつもの表情で訊いたから頷く。
「ん。いいよ、どんなの?」
「ニノはどんなセックスが好き?」
腰にイチの手があることを、この時ようやく気がついた。
「 はぁ? 」
まさか、彼からそんな単語を聞くなんて思わなかった。
「ニノ?」
イチが怪訝な表情をする。
「もしかして、知らない?」
「し、知らないわけないじゃない……当然でしょ!」
胸を張ってる場合か。正真正銘初心者なんですけどっ!! つい見栄をはりました、ゴメンナサイ。
だって。
これでも蝶の女、と呼ばれてきたわたしだよ? 処女、なんてきっと誰も信じないし!
「口で説明なんてできないでしょ? そういうの」
「まあ、そうだね」
上手くかわせたかとホッとしたのも束の間、普通にコンビニに誘うように「じゃあさ」とイチはわたしをホテルに誘ってきた。
ショックだった。
「ニノ?」
寝てしまえば、彼女からイチを盗れるかもしれないと思ったのは確かだ。なんて、打算的な女なんだ? わたしは。
しかしだ。
本当にイチが最後までするだなんて、本気では思ってなかった。彼は優しくて、誠実で、真面目な……浮気なんて絶対しないタイプの男なんだよ。
だから、涙が零れた。
わたしは。
イチに抱かれて後悔なんてしてないよ、だけど……悪いと思った。
わたしみたいな幼稚な女、イチには似合わないよ。ごめんね。でも、好きなんだもん。手放したくない。
「なんで、泣いてるの?」
「べ、べつにっ泣いてなんか!」
「初めてを、僕なんかに奪われたから?」
「は?」
「本当は――男性経験、なかったんでしょ? ニノ」
そう覗きこむ優しい人の眼差しはほんの少し曇って、わたしの乱れた髪を梳いた。
>>>step.3へ続きます。
イチの唇が触れた。
そうして、離れてすぐに耳たぶを甘噛みされて心臓が跳ねる。
耳の中に入ってくる吐息までイチって感じだった。
どんなだっ?!
「こんなのでどうかな?」
「うん。いい、と思う」
って、普通に返事しちゃってますけど、わたしっ。
ふっ、て耳元でイチが笑った。
ああ、もう! 心臓がうるさいよっ……だって、知らなかったんだもん。
イチがこんなにも男の人だなんて。
しかも、練習のためにキスが出来ちゃう人だったなんて!
何より、そんな キス なのに幻滅するどころか こんなにも 舞い上がってしまえる 自分 がいるなんて全然知らなかったよー。
「じゃあさ、もう一つ相談に乗ってもらっていい?」
定位置に戻ったイチが、いつもの表情で訊いたから頷く。
「ん。いいよ、どんなの?」
「ニノはどんなセックスが好き?」
腰にイチの手があることを、この時ようやく気がついた。
「 はぁ? 」
まさか、彼からそんな単語を聞くなんて思わなかった。
「ニノ?」
イチが怪訝な表情をする。
「もしかして、知らない?」
「し、知らないわけないじゃない……当然でしょ!」
胸を張ってる場合か。正真正銘初心者なんですけどっ!! つい見栄をはりました、ゴメンナサイ。
だって。
これでも蝶の女、と呼ばれてきたわたしだよ? 処女、なんてきっと誰も信じないし!
「口で説明なんてできないでしょ? そういうの」
「まあ、そうだね」
上手くかわせたかとホッとしたのも束の間、普通にコンビニに誘うように「じゃあさ」とイチはわたしをホテルに誘ってきた。
ショックだった。
「ニノ?」
寝てしまえば、彼女からイチを盗れるかもしれないと思ったのは確かだ。なんて、打算的な女なんだ? わたしは。
しかしだ。
本当にイチが最後までするだなんて、本気では思ってなかった。彼は優しくて、誠実で、真面目な……浮気なんて絶対しないタイプの男なんだよ。
だから、涙が零れた。
わたしは。
イチに抱かれて後悔なんてしてないよ、だけど……悪いと思った。
わたしみたいな幼稚な女、イチには似合わないよ。ごめんね。でも、好きなんだもん。手放したくない。
「なんで、泣いてるの?」
「べ、べつにっ泣いてなんか!」
「初めてを、僕なんかに奪われたから?」
「は?」
「本当は――男性経験、なかったんでしょ? ニノ」
そう覗きこむ優しい人の眼差しはほんの少し曇って、わたしの乱れた髪を梳いた。
>>>step.3へ続きます。
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こんなん生息中。
HN:
なお
HP:
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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