裏表一体、日々のこと。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「帝国秘話」国教会編のプロローグ第二回。
この二人は書いていると、大層面白いです。受け答えがひねているのに、姉弟だから通じてるみたいなトコロが、何とも言えず。
周囲で聞いている人がいたら、ギョッとするに違いないですね。
不遜というか、禁句がズバズバ垂れ流し(笑)。
「帝国秘話」と言えば、この舞台には本編があるのですが……表で、一年くらい前までURL請求制にして公開していたページ……一応、そっちの方の本編を最後までアップしたので、どこかに隠しリンクにでもして、「うらキロ」にも繋げようかと思っています。
50万HIT企画の、ひとつにしようかと(^^ゞ。
内容は、表の「アキキロ」にある「王宮小説」の病弱皇子(のち皇帝)と善良な黒騎士さんの話です(笑)。
黒騎士さんには、裏設定があるので微妙にシリアスなのですが、表設定では「裁きの天使」サマの息子ですね。ははっ。
詳しくは、本編の方で明かされますが……コチラ、わたくしめが女子大生の頃に書いていた話なので、文章が今と違います。
と、言っても表現がねちっこいかねちっこくないかの差くらいですが。
よろしければ、50万HIT企画の時にでも探してやってください。
「陽だまり」に拍手コメントありがとうございますー。
後日、改めましてお返事いたしますが……もうしばらく、お待ちください(>▲<)っ!
以下、「せいなるまほろば」プロローグ2。
次でプロローグは終わり、しばらく封印です。
この二人は書いていると、大層面白いです。受け答えがひねているのに、姉弟だから通じてるみたいなトコロが、何とも言えず。
周囲で聞いている人がいたら、ギョッとするに違いないですね。
不遜というか、禁句がズバズバ垂れ流し(笑)。
「帝国秘話」と言えば、この舞台には本編があるのですが……表で、一年くらい前までURL請求制にして公開していたページ……一応、そっちの方の本編を最後までアップしたので、どこかに隠しリンクにでもして、「うらキロ」にも繋げようかと思っています。
50万HIT企画の、ひとつにしようかと(^^ゞ。
内容は、表の「アキキロ」にある「王宮小説」の病弱皇子(のち皇帝)と善良な黒騎士さんの話です(笑)。
黒騎士さんには、裏設定があるので微妙にシリアスなのですが、表設定では「裁きの天使」サマの息子ですね。ははっ。
詳しくは、本編の方で明かされますが……コチラ、わたくしめが女子大生の頃に書いていた話なので、文章が今と違います。
と、言っても表現がねちっこいかねちっこくないかの差くらいですが。
よろしければ、50万HIT企画の時にでも探してやってください。
「陽だまり」に拍手コメントありがとうございますー。
後日、改めましてお返事いたしますが……もうしばらく、お待ちください(>▲<)っ!
以下、「せいなるまほろば」プロローグ2。
次でプロローグは終わり、しばらく封印です。
―― せいなるまほろば。2 ――
アリアナは、元々あまり王宮が好きではなかった。
というよりは、常識人だった父王とか弱い母妃が自分のことを極力触れないようにしていたのは明白だった。皇帝家の血筋の姫が国教会の姫神子に選ばれるのは、生まれた時からの宿命だったから……仕方ないようにも思える。
愛着を持ってしまったら、離れる時に辛くなる。
(まあ、理由はそれだけではなかったが……)
目を閉じて、笑みが浮かぶ。傷つくには、あまりに自分は 知る のが遅すぎた。
おそらくは、両親のあの空々しいまでの他人行儀な態度はアリアナの常人にはあり得ない能力に感づいてのことだろう。
アリアナも幼い当初は、それが 特別な 能力とは思わずにいたから、ずいぶんと奇妙な言動をしていたように思う。
気味悪がられていた、と言えば、一番ピタリとくるのだろうか?
「しかし、わざわざ姫神子〔姉上〕を遣うとは、国教会もよほど ヒマ なのか」
円卓のある部屋へアリアナを通したレイドイーグは席につくと、早々そんなことを口にした。
「馬鹿な、おまえが娘〔イグリーア〕を差し出さないから、わたしに白羽の矢が当たったのだ。血のつながりを捨てた身の上とは言え、一応おまえとは 姉弟 だった過去があるワケだしな」
「それはそれは、ご苦労なことで」
と、口先だけで労い、皇帝は皮肉に口端を上げた。
「ふん、御託はいい。で、その ご苦労な 姉に手土産を持たせるつもりは……ないのだろうな?」
不遜に微笑む弟に、察した姉はやれやれと肩を竦めて眺めやる。
「イグリーアは 私の 大切な娘。神に譲る気はありませんね」
「なるほど。おまえは――あの 愚鈍な 王の息子とは思えんよ。レイドイーグ」
目をすがめ、アリアナは正直な気持ちを伝えた。
>>>続きます。
アリアナは、元々あまり王宮が好きではなかった。
というよりは、常識人だった父王とか弱い母妃が自分のことを極力触れないようにしていたのは明白だった。皇帝家の血筋の姫が国教会の姫神子に選ばれるのは、生まれた時からの宿命だったから……仕方ないようにも思える。
愛着を持ってしまったら、離れる時に辛くなる。
(まあ、理由はそれだけではなかったが……)
目を閉じて、笑みが浮かぶ。傷つくには、あまりに自分は 知る のが遅すぎた。
おそらくは、両親のあの空々しいまでの他人行儀な態度はアリアナの常人にはあり得ない能力に感づいてのことだろう。
アリアナも幼い当初は、それが 特別な 能力とは思わずにいたから、ずいぶんと奇妙な言動をしていたように思う。
気味悪がられていた、と言えば、一番ピタリとくるのだろうか?
「しかし、わざわざ姫神子〔姉上〕を遣うとは、国教会もよほど ヒマ なのか」
円卓のある部屋へアリアナを通したレイドイーグは席につくと、早々そんなことを口にした。
「馬鹿な、おまえが娘〔イグリーア〕を差し出さないから、わたしに白羽の矢が当たったのだ。血のつながりを捨てた身の上とは言え、一応おまえとは 姉弟 だった過去があるワケだしな」
「それはそれは、ご苦労なことで」
と、口先だけで労い、皇帝は皮肉に口端を上げた。
「ふん、御託はいい。で、その ご苦労な 姉に手土産を持たせるつもりは……ないのだろうな?」
不遜に微笑む弟に、察した姉はやれやれと肩を竦めて眺めやる。
「イグリーアは 私の 大切な娘。神に譲る気はありませんね」
「なるほど。おまえは――あの 愚鈍な 王の息子とは思えんよ。レイドイーグ」
目をすがめ、アリアナは正直な気持ちを伝えた。
>>>続きます。
PR
この記事にコメントする
新・アンケート開催中
カレンダー
どれにしますか?
こんなん生息中。
HN:
なお
HP:
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
新しい日々
2016
/
09
/
11
(
Sun
)
22
:
39
:
09
)
2016
/
09
/
04
(
Sun
)
22
:
45
:
15
)
2016
/
09
/
03
(
Sat
)
19
:
51
:
06
)
2016
/
01
/
01
(
Fri
)
00
:
19
:
24
)
2015
/
12
/
30
(
Wed
)
21
:
26
:
50
)
こめんと
無題
(
君を、きっと、好きになる。2.6-桜
)
from:
mimana
2013
/
05
/
21
(
Tue
)
21
:
48
:
28
無題
(
恋敵がやってきた!2
)
from:
mimana
2012
/
02
/
22
(
Wed
)
00
:
16
:
32
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分3(終)
)
from:
mimana
2012
/
01
/
20
(
Fri
)
13
:
02
:
04
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分2
)
from:
mimana
2012
/
01
/
15
(
Sun
)
22
:
53
:
05
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分1
)
from:
mimana
2012
/
01
/
12
(
Thu
)
23
:
03
:
07
ブログ内検索