裏表一体、日々のこと。
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ちゅーしてたんだよ、ちゅー(笑)。
昨日、早々に反応いただいてありがとうございます。
そのコメントに思わず、心揺り動かされました!
って、コトで続きです。
番外「同窓会の証言者」……タイトル確定か?!
ちと、微妙ですがとりあえず。
そして、コレには輝晃視点が別話として作成予定です。
そっちは、少し回想シーンが入る予定――中学三年の修学旅行。なぜって、小槙さんの知らない話だからです。
あー、ニブニブなんだもん(笑)。
昨日、早々に反応いただいてありがとうございます。
そのコメントに思わず、心揺り動かされました!
って、コトで続きです。
番外「同窓会の証言者」……タイトル確定か?!
ちと、微妙ですがとりあえず。
そして、コレには輝晃視点が別話として作成予定です。
そっちは、少し回想シーンが入る予定――中学三年の修学旅行。なぜって、小槙さんの知らない話だからです。
あー、ニブニブなんだもん(笑)。
―― 夕焼けと机と教室と。同窓会の証言者2 ――
ピロローン、と携帯が鳴ったのに気づいて、小槙は化粧室へと入った。
『 今から行く。言い寄られてないやろな 』
「――言い寄られるかいな。わたしはそんなにモテへんで」
と、ため息を吐〔つ〕いて、小槙は心配性な彼をやっぱり好きだと思う。
どちらかと言うと、小槙の方が彼が誰かに言い寄られないか……いや、もう確実に言い寄られるのは分かっているが……心配になる。
しかして、 ビックリ展開 は小槙を待っていた。
化粧室から出た小槙を、田村雄也と氷室圭太郎、そして三宅大地〔みやけ だいち〕が加わって企み顔で言った。
「仁道さん、ちょっと協力してくれへん?」
「は?」
「馳が焦るところ見てみたい、とか思えへん?」
「いや、べつに思わへんけど……」
「そう、言わんと……俺らに言い寄られてくれるだけでええねん」
(……おいおい)
そういえば、この三人は中学時代の「悪がきトリオ」だったと思い出した――。
ざわっ、と後方がざわめいただけで分かった。
キャー、と黄色い声援がかかって、「馳くーん」と呼ぶ声が聞こえた。
小槙もふり返り、人の影に高く出た長身の彼の頭を見つけて目が合う。
(――輝くん)
「仁道さーん、まあ飲んで。ハイ」
田村雄也にチューハイのグラスを手渡され、
「弁護士になってんて? 頭良かったもんなあ……髪も手入れが行き届いてるわ」
と、氷室圭太郎は髪を撫でた。
「そうそう、それに雰囲気変わったと思うたら眼鏡やめたんやな」
三宅大地は俯く小槙の顔を覗きこんできた。
「 ひあっ! 」
驚いた小槙は身を引いて、頬を染める。
「こ、コンタクトやねん。この方が動きやすいから……」
なんとか、彼らから逃れようとするが三方を固められ、逃げようとしても逃げ道を塞がれる。
輝晃に弁解しようにも、声をかけることさえできない。
彼は彼で、女の子たちの質問攻めにあっていてチラリ、と小槙を確認したあとは、あまりコッチを見なかった。
(ど、どないしよ……誤解、されてるんやろか?)
せめて、状況説明をできたらいいのだけど……と考えこんでいたら、急に後ろから抱きしめられた。
「なっ!」
しかもである。
おぞましい感触が、胸に。
「無視せんといてーなー、仁道さん。おっ、結構あるねー着痩せするタイプ?」
もみもみと、冗談めかして三宅に揉まれて小槙は真っ青になった。
(な、なんなん……この人。酔っ払い??)
「は、はなしてっ!」
小槙が叫んで「えいっ!」と突き飛ばそうとするのと、どかっとすごい音がしたのとはほぼ同時だった。
>>>つづきます。
ちなみに、前に一話だけ載せた「手の中の金ボタン」は直接アップで対応しようかと思ってます。
あるいは、「拍手おまけ」か……ご了承くださいっ。
ピロローン、と携帯が鳴ったのに気づいて、小槙は化粧室へと入った。
『 今から行く。言い寄られてないやろな 』
「――言い寄られるかいな。わたしはそんなにモテへんで」
と、ため息を吐〔つ〕いて、小槙は心配性な彼をやっぱり好きだと思う。
どちらかと言うと、小槙の方が彼が誰かに言い寄られないか……いや、もう確実に言い寄られるのは分かっているが……心配になる。
しかして、 ビックリ展開 は小槙を待っていた。
化粧室から出た小槙を、田村雄也と氷室圭太郎、そして三宅大地〔みやけ だいち〕が加わって企み顔で言った。
「仁道さん、ちょっと協力してくれへん?」
「は?」
「馳が焦るところ見てみたい、とか思えへん?」
「いや、べつに思わへんけど……」
「そう、言わんと……俺らに言い寄られてくれるだけでええねん」
(……おいおい)
そういえば、この三人は中学時代の「悪がきトリオ」だったと思い出した――。
ざわっ、と後方がざわめいただけで分かった。
キャー、と黄色い声援がかかって、「馳くーん」と呼ぶ声が聞こえた。
小槙もふり返り、人の影に高く出た長身の彼の頭を見つけて目が合う。
(――輝くん)
「仁道さーん、まあ飲んで。ハイ」
田村雄也にチューハイのグラスを手渡され、
「弁護士になってんて? 頭良かったもんなあ……髪も手入れが行き届いてるわ」
と、氷室圭太郎は髪を撫でた。
「そうそう、それに雰囲気変わったと思うたら眼鏡やめたんやな」
三宅大地は俯く小槙の顔を覗きこんできた。
「 ひあっ! 」
驚いた小槙は身を引いて、頬を染める。
「こ、コンタクトやねん。この方が動きやすいから……」
なんとか、彼らから逃れようとするが三方を固められ、逃げようとしても逃げ道を塞がれる。
輝晃に弁解しようにも、声をかけることさえできない。
彼は彼で、女の子たちの質問攻めにあっていてチラリ、と小槙を確認したあとは、あまりコッチを見なかった。
(ど、どないしよ……誤解、されてるんやろか?)
せめて、状況説明をできたらいいのだけど……と考えこんでいたら、急に後ろから抱きしめられた。
「なっ!」
しかもである。
おぞましい感触が、胸に。
「無視せんといてーなー、仁道さん。おっ、結構あるねー着痩せするタイプ?」
もみもみと、冗談めかして三宅に揉まれて小槙は真っ青になった。
(な、なんなん……この人。酔っ払い??)
「は、はなしてっ!」
小槙が叫んで「えいっ!」と突き飛ばそうとするのと、どかっとすごい音がしたのとはほぼ同時だった。
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