裏表一体、日々のこと。
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「背徳」本編、続編「魔女の棲む家」真鍋耀視点の第四回です。
諸事情により、続きは目次にアップする時に加筆します。バレバレでしょうけれど……現在、清乃視点のところまで書いて、ひとここちついてます。
真希視点も一応、書く予定ですが……内容いかんで、かなり短くなる可能性が……この人視点は、かなりの健全な内容になると思うのでねえ。←どういう意味だ!
で。
ひとここちついでに、「ピアノ」のおまけ差し替え作品を考えていたりします。
短い内容になってもいい……形になりさえすれば……ぐぐっ。
ちなみに今の段階で、貴水視点の話になる感じでひとつ、イメージがおぼろげに浮かびつつあります。が、まだ、どのような筋にするかは決まっていないので、どうなることか(遠い目)。
ラブいのを目標にしていますが、彼の場合、あんまりがっついてくれないので難しいカモしれません。
むしろ、生まれたばかりの自分の子どもにすべて譲ってしまって、奥さんから不興をかっている可能性の方が高いです。
……とまあ、こんな思考回路で動くので、ラブい話はその回路をいかに崩すか、にかかっています。
ヤツも男だ、何かあるだろう(うーん、どうかなあ?)。
この週末までに、何か閃いてくれたらいいんだけど……と祈りを捧げつつ、以下「背徳の姫君」本編、続編「魔女の棲む家」耀-4。
書けば書くほど、よく分からん男です(真剣)。
諸事情により、続きは目次にアップする時に加筆します。バレバレでしょうけれど……現在、清乃視点のところまで書いて、ひとここちついてます。
真希視点も一応、書く予定ですが……内容いかんで、かなり短くなる可能性が……この人視点は、かなりの健全な内容になると思うのでねえ。←どういう意味だ!
で。
ひとここちついでに、「ピアノ」のおまけ差し替え作品を考えていたりします。
短い内容になってもいい……形になりさえすれば……ぐぐっ。
ちなみに今の段階で、貴水視点の話になる感じでひとつ、イメージがおぼろげに浮かびつつあります。が、まだ、どのような筋にするかは決まっていないので、どうなることか(遠い目)。
ラブいのを目標にしていますが、彼の場合、あんまりがっついてくれないので難しいカモしれません。
むしろ、生まれたばかりの自分の子どもにすべて譲ってしまって、奥さんから不興をかっている可能性の方が高いです。
……とまあ、こんな思考回路で動くので、ラブい話はその回路をいかに崩すか、にかかっています。
ヤツも男だ、何かあるだろう(うーん、どうかなあ?)。
この週末までに、何か閃いてくれたらいいんだけど……と祈りを捧げつつ、以下「背徳の姫君」本編、続編「魔女の棲む家」耀-4。
書けば書くほど、よく分からん男です(真剣)。
―― 背徳の姫君。~魔女の棲む家1-4~ ――
清乃は庭を案内するため、と母から言われて真希を伴って外に出た。
もともと長居をするつもりはない耀は、しかし、屋敷の中からでもと君枝にすすめられて長い縁側を歩く。
庭には、華やかな色の着物を着た清乃の姿と背広にコートを着た真希の姿があった。三月という季節柄、外の風景は寒々しいが……恋人同士ともなれば、それは格好の季節だろうか。
池の側〔そば〕、椿の植え込みの前でどちらともなく顔を寄せる。
「はしたない」
母親らしい言葉だと、耀は苦笑いした。
「俺が言うことではないと思いますが、真希はいい 人間 ですよ。本当に、ね」
「……その、ようね。いいえ、娘の躾の問題ですわ。人目のあるところでこのようなこと、お恥ずかしい限りです……真鍋様、後生ですからお忘れになって」
「構いませんよ」
耀はもともと、公言するつもりはなかった。
口にしたところで、付き合っているのなら「当たり前」のことだ。
「そう、よかった。申し訳ありませんけれど、わたくし用を思い出しましたので代わりの者に案内させますわ」
「案内? いや、もう俺は帰りますから」
辞退する耀を君枝は取り合わなかった。
「いいえ。お待ちになって、すぐによこしますから」
君枝は強く言い残して、縁側を戻っていく。
やれやれ、と肩を竦めて、耀は庭へと視線を戻した。そこには、すでに二人の姿はなく寒々しい日本庭園の景色だけが映っている。
「よくやる」
嘆息した。向こうが耀の目を知っていたかは、定かではなかった。
しかし、十中八九そうだろうという予測は成り立つ。
(いや。俺の目というよりは、母親の目だろうか……)
真希なら品行方正な男性として、付き合う相手として文句のつけようもないはずだ。例え、あの 過保護な 母親であろうとも理解してくれると耀は思う。
その証拠に、真希よりも自分に監視を強めてきたのが何よりの現れ。
娘を傷物にするかどうか、本能的に見分ける力があるのだろう。
「真鍋様、ご案内いたします」
代わりにやってきた案内役は、明らかに男癖が悪そうな……けれど、やはりキレイな和装の女性だった。
>>>とりあえず、ここまで。
清乃は庭を案内するため、と母から言われて真希を伴って外に出た。
もともと長居をするつもりはない耀は、しかし、屋敷の中からでもと君枝にすすめられて長い縁側を歩く。
庭には、華やかな色の着物を着た清乃の姿と背広にコートを着た真希の姿があった。三月という季節柄、外の風景は寒々しいが……恋人同士ともなれば、それは格好の季節だろうか。
池の側〔そば〕、椿の植え込みの前でどちらともなく顔を寄せる。
「はしたない」
母親らしい言葉だと、耀は苦笑いした。
「俺が言うことではないと思いますが、真希はいい 人間 ですよ。本当に、ね」
「……その、ようね。いいえ、娘の躾の問題ですわ。人目のあるところでこのようなこと、お恥ずかしい限りです……真鍋様、後生ですからお忘れになって」
「構いませんよ」
耀はもともと、公言するつもりはなかった。
口にしたところで、付き合っているのなら「当たり前」のことだ。
「そう、よかった。申し訳ありませんけれど、わたくし用を思い出しましたので代わりの者に案内させますわ」
「案内? いや、もう俺は帰りますから」
辞退する耀を君枝は取り合わなかった。
「いいえ。お待ちになって、すぐによこしますから」
君枝は強く言い残して、縁側を戻っていく。
やれやれ、と肩を竦めて、耀は庭へと視線を戻した。そこには、すでに二人の姿はなく寒々しい日本庭園の景色だけが映っている。
「よくやる」
嘆息した。向こうが耀の目を知っていたかは、定かではなかった。
しかし、十中八九そうだろうという予測は成り立つ。
(いや。俺の目というよりは、母親の目だろうか……)
真希なら品行方正な男性として、付き合う相手として文句のつけようもないはずだ。例え、あの 過保護な 母親であろうとも理解してくれると耀は思う。
その証拠に、真希よりも自分に監視を強めてきたのが何よりの現れ。
娘を傷物にするかどうか、本能的に見分ける力があるのだろう。
「真鍋様、ご案内いたします」
代わりにやってきた案内役は、明らかに男癖が悪そうな……けれど、やはりキレイな和装の女性だった。
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