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裏表一体、日々のこと。
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 「クリスマスLover」の彼女視点です。
 ああ、もう……本当に季節外れですいません!
 あと、しばらく続きます(というか、一つは他視点です。もう一つは普通にその後のSS)。
 年齢制限にかかる場面は今のところ皆無ですが、その後のさらにその後を書けば出てきそうですね。
 そこまで書く必要性があまりなさそうなので、まだ書いてないのですが。
 まあ、気分次第では書くカモしれません。←妄想に火がつけば……といういい加減な代物です。申し訳ないm(__)m

 拍手、ありがとうございます。
 そこで質問があったので、ここでお返事し……てもいいのか、悩みどころですが、とりあえず早めにお返しした方がいいと思うので「隠れ家」についてだけお答えしておきます。
 「隠れ家」の場所について、現在はサイトのどこを探してもリンクはしておりません。
 期間限定の企画ページがある時だけ、隠しリンクで繋げています。
 とはいえ、今は企画ページを立ち上げる予定が立たないので実質過去に企画ページを見ている人で、あえて「隠れ家」をブックマークしている人しか行けない場所です。
 ……問い合わせがあったので、暫定的にどこかに隠しリンク作ってもいいんだけどね(そんなに需要があるのか謎……)。どうしようかな、もし面倒でなければメールでその旨を書いて送っていただけたら、URLを返信いたしますのですぐにでも行きたいという場合はメールフォームのほうで再度問い合わせをお願いします。
 お手数をおかけしますが、短い文面でもいいので「隠れ家」のURLを教えてくださいという内容だけわかるようにメールください。
 いろいろ不親切ですみません。ブログまで読んでくださってありがとうございます(平伏)。

 近況、というか前のブログで語り忘れてたので少し。
 年末の風物詩となりつつあった「M-1」が、今年で終わりました。最後のチャンピオンは笑い飯でした。
 見てないけど。
 決勝の一本目は見た。「サンタウロス」結構面白かったな……二本目は見てないのでちょっと気になる。
 なんで見なかったのかと言うと、うちの地デジTVは時々電波が悪くなって特定のチャンネルが映りにくくなります。
 そんなわけで、「M-1」のチャンネルがそうでした。
 笑い飯は、結構前から優勝候補だったけど波があるせいか、それともわざとなのか、二本目がことごとく面白くないんですよね。
 個人的には、Wボケという漫才形式は面白いと思っています。いや、最初の衝撃が強くてねえ。「奈良県立…」のネタは忘れられない。

 以下、「クリスマスLover」の春日唯子視点。
 天然天使の彼女視点は、状況把握が難しいです。
 んー、二人きりになったらストッパーなしですね。




―― クリスマスLover ~春日唯子の場合~ ――

 誰もが浮足立ってフワフワとした心持ちになる楽しい季節に、春日唯子〔かすが ゆいこ〕も例に洩れずウキウキとした気持ちで彼を待った。
 街中は12月に入るとクリスマスムード一色の装いで、どこからか流れてくる聖歌もごくごく当たり前の風景だ。
 これが、明後日になればあっという間に年越しの風情に変わるのだと思うと、不思議な気持ちになる。
「あっ!」
 パッと表情を笑顔に変えて、唯子はピョンピョンと跳ね手を振る。
「センパーイ! 純也先輩、こっちですっ」
 駅前の広場の時計台は待ち合わせのメッカだ。彼女だけでなく、人通りは多い。
 彼がやってくる前に駆け出して、ギュッと抱きついた。
「今日はウンと頑張ってきたんですよ? どうですか?」
 と、顔を上げる。
 唯子はあまり化粧をしたことがない。まだ高校生ということもあり、そんなには化粧品を揃えることができないし、道具のこともよく分からなかった。
 けれど、今日は少しだけチークや口紅を塗って、ビューラーも使ってみた。
 服装も、フワフワとしたボンボンで髪をまとめて結い上げ、それに合わせて白いコートと下に桜色のヒラヒラとしたワンピースを着ている。
 寒さ対策で足はファー付きの淡い色のミドルブーツ、それに厚手の赤のタイツを合わせている。
 唯子の頬に手を伸ばした三崎純也は何故か複雑な笑みを浮かべて、「うん、似合うね」と言った。
 唇に触れるその指が輪郭を撫でて、唯子は首を傾げる。

 いつもだったら、ここで顔が近づくのに。

 と。
「ちょっとー、放置はないんじゃないの? 分かってる?」
 よく知る友達の声を聞いて、ハッとなる。
 振り返れば呆れたような紺野正美〔こんの まさみ〕が腰に手をあてて立っている。
 その周りには今日のために集まってもらった面々が困ったように顔を見合わせているし、抱きついた彼の背後にも何人かの男の人の姿があった。
「ごめんね、紺野さん」
 唯子の代わりに純也が謝って、唯子を優しく手放した。
「いーえー、予想の範疇ですから。あっ、三崎先輩お久しぶりです。唯子がいつもお世話になってます」
 ぺこり、と行儀よく頭を下げる正美に純也も笑った。
「相変わらずだね。僕こそ唯子には世話になってるよ……今日は無理をきいてもらって悪かったね」
「構いませんよ、女同士で遊ぶのも楽しいですけど折角のクリスマスなんだし男の人と遊ぶのもアリじゃないですか?」
 三崎先輩の友人なら安心だし、とつけ加える正美に純也はうーんと唸って後ろをかえりみる。
「悪い人間ではないけど……ああ、そうだ。今日のお金は全部 彼ら が持つから安心してね」
 にっこりと正美に笑いかける。
「はい!」
 ガッツポーズの彼女に、唯子は泣き顔で訴えた。
「ひどい! 正美……わたしだって、まだ純也先輩とそんなに話してないのにっ」
「いいじゃない、ちょっとくらい我慢しなさいよ」
「いやっ!」
「もう、ワガママな娘ねえ」
 ワガママじゃないもん、と頬を膨らまして唯子は意地悪な親友を恨めしく睨んでみせた。


 その裏で、男性陣が騒然となっていたのを それ どころではない 彼女 は知らない。

  >>>おまけ、に続く。

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無題
クリスマスにとんだお邪魔虫(笑)イベント日に恋人たちを二人きりにしてあげないなんて馬に蹴られてしまいますよ(爆)いいな~甘いクリスマスなんて私は一度もなかった気がする(笑)
mimana 2010/12/30(Thu)11:42:10 編集
蹴られますね
mimanaさん、いつもコメントありがとうございます。
恋人たちの邪魔をしてしまいました(笑)。何せ私も甘いクリスマスなんてとんと経験ありませんから~許していただけると!
続きは、甘めとなりますか……いましばらくお待ちください。
【2011/01/02 02:03】
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