夕焼けと机と教室と。Other...another...1

　「夕焼け」ご挨拶ネタ、「Other...」輝晃視点の第一話。
　ですが、どうも配分がうまく合いません。……第二話の量が極端に少ないか……あるいは、次で終わるまで載せるか……だろうと思います。

　さてさて、お引っ越しの件ですが。
　本日、入金いたしましたので、近日中に正式に移動できると思われます。私の予定では、１５日くらいを目処に徐々にアチラへシフトしていこうと思っています。
　更新は、現在、コチラもアチラも一緒にしているので内容に違いはありません。
　が。
　１５日以降は、アチラ主導でいきます。たぶん。
　「freexy」の方は、インデックスの「TOP」予告だけ変更かなあ？　とか考えていますが、ついでだしアップしてるかもしれません（←どっちだよ！）。
　えー、確実なのは「クリスマス企画」だけは「urakiro.com」の方だけ更新ということになりそうです。だって、MIDIが聞けないし！
　いや、特に音楽にこだわっているワケではないですが、なんとなく気持ち悪いから！！
　そういや、昨日あたりで「クリスマス企画」を密やかに開通させてみたんですが、その時に「人気投票」のページの結果発表のページをアップしてなかったことが判明しました。
　……自分で自分の失敗見つけちゃった（しくしく）。
　まあ、いいや。
　こんなことは、きっと誰も気づいてないし！！←そうか？
　って、コトでもしリンクミス見つけたら、ご一報ください。リンクしてるのにページがないとか……はたぶん、アップし忘れの可能性が高いです。
　あははん。

　以下、「夕焼け」ご挨拶ネタ、「Other...another...」第一話。
　アナザーって、「別の」とかいう意味でしたっけ？←こらこら。
　昔、「アナザーワールド」ってありましたよね。映画、だったかな？
　横のアンケートのご意見、かなり落ち着いてきた感じですね……えっと、どれくらいの方がお待ちなのかよくは把握できませんが、ちまちまと特典のページを作っています。
　レイアウトとか、目次のページのまんまなので「どこが特別やねん！」と思われるでしょうが……内容がちょっとだけ特別です（笑）。
　２０日くらいになったら、アンケートのページにてご案内させていただこうと思いますので、じっくりお待ちください。m(__)m

――　夕焼けと机と教室と。～Other...another...1～　――

　足りない。

　仁道小槙〔にどう　こまき〕の両親に挨拶するため帰郷したその日、小槙の家から自分の家に戻った馳輝晃〔はせ　てるあき〕は、懐かしいままの自分の部屋で彼女と二人っきりになりながら息をついた。
　隣の居間には、母親である馳柊子〔はせ　しゅうこ〕がいる。
「は、恥ずかしいって……お義母さん、おるのに」
　真っ赤になって、顔を隠す小槙に輝晃は不機嫌に舌打ちした。
（お袋のヤツ、ワザとやな……）
　小槙の手を外して、「キス、だけやから」としたくもない約束を口にする。
　こうでもしないと、キスさえも許してくれなさそうなトコロが小槙らしい。
「ほ、ホンマに？」
　ベッドの下で座りこんだ彼女が、怯えた上目遣いで訊いてくる。
（いや、嘘――）
「ホンマに」
　にっこりと笑って輝晃は言うと、小槙の唇にそっと唇を重ねた。



「可愛い子やない？　あの子」

　三者面談のために、中学校までやってきた母・柊子が肘で隣の輝晃を突付いた。
　結構重度の方向音痴である彼女のために、校門で待ち合わせしていたのだが……女手一つの仕事に忙しい身の上と元来のせっかちな気質で、約束に遅れたにも関わらず五分と待たずに待ち合わせ場所を放棄した柊子は、こともあろうに帰宅途中だった仁道小槙に声をかけた。
　気のいい輝晃のクラスメートであるおさげ髪に眼鏡の少女は、快くクラスまで送ろうとしてくれたらしい。
　俯き加減で、はにかんだ笑顔。
「　可愛いよな、やっぱ　」
　と、素直に同意する。
　息子のそんな様子に、柊子が目を瞠ってマジマジと眺めているとは知らずに輝晃はひとつ大きく頷いた。

　彼女のそばに。

（　俺は、ただ……そばに、いたいんや　）

　ただ、きみのそばに――。

　　>>>続きます。