裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編3-5です。
小槙さんがうんうんと一人で考えているうちにヤツは動いてるんですよ……ええ、そういう人ですから。
で、昨日の夜に「夕焼け」目次に本編3の前半部をアップしました。
今回の話は基本的に、甘いんですが描写はアッサリしています。言うほど、輝晃くんも切羽詰まってないというか(←違う意味で行動を起こしてますから、それどころじゃないワケです)。
それに合わせて、拍手のおまけも入れ替えました。
ジレジレの高校生の二人を、坂上先輩視点で(……なんて面白みのない話だろうと思いつつ、私は楽しかったです(^^ゞ)。
……あまりに面白みがないかと思って、昨日の夜つい浮かんだ話を今日、書いてみました。むっちゃアホくさい話ですが、馬鹿馬鹿しくって逆にいい感じかと悦に入っています。
いや、「夕焼け」の二人じゃないと書けない内容なんで(笑)。
拍手おまけにするか……なんかの記念小説にするかで悩み中です。
絵にするのもいいなあと、じつは構図も考えています。
タイトル聞いたらどういう話か大体分かっちゃうかもしれません。
「猫★日和」
タイトル伏せてみました。気になる方だけドラッグでどうぞ(←それほどのモノでもないですが(^^ゞ)。
以下、「夕焼け」本編3-5。
小槙さんがうんうんと一人で考えているうちにヤツは動いてるんですよ……ええ、そういう人ですから。
で、昨日の夜に「夕焼け」目次に本編3の前半部をアップしました。
今回の話は基本的に、甘いんですが描写はアッサリしています。言うほど、輝晃くんも切羽詰まってないというか(←違う意味で行動を起こしてますから、それどころじゃないワケです)。
それに合わせて、拍手のおまけも入れ替えました。
ジレジレの高校生の二人を、坂上先輩視点で(……なんて面白みのない話だろうと思いつつ、私は楽しかったです(^^ゞ)。
……あまりに面白みがないかと思って、昨日の夜つい浮かんだ話を今日、書いてみました。むっちゃアホくさい話ですが、馬鹿馬鹿しくって逆にいい感じかと悦に入っています。
いや、「夕焼け」の二人じゃないと書けない内容なんで(笑)。
拍手おまけにするか……なんかの記念小説にするかで悩み中です。
絵にするのもいいなあと、じつは構図も考えています。
タイトル聞いたらどういう話か大体分かっちゃうかもしれません。
「猫★日和」
タイトル伏せてみました。気になる方だけドラッグでどうぞ(←それほどのモノでもないですが(^^ゞ)。
以下、「夕焼け」本編3-5。
―― 夕焼けと机と教室と。~3-5~ ――
おっとりとした小槙の決意よりも、輝晃の行動の方が早い。
まずは、朝一番にマネージャーである野田にその件を伝えた。
「え? ……結婚ですか」
流石に、野田も八縞ヒカルのその話に絶句した。
「それは、ちょっと――」
ヒカルの表情が険しくなるのを知りながら、野田はどうすることもできなかった。
ヒカルの所属する事務所は 比較的 自由な社風だが、それでも現段階で「八縞ヒカルの結婚」という話が俳優としての彼のプラスになるかどうかを考えると、やはりいい顔はしないだろう。
確実に人気は落ちるだろうし、ようやく軌道に乗った仕事は失速を余儀なくされる。
事務所としても、マネージャーの野田としても望まない結果だ。
「 どうして? 」
と、いい返事をしない……半ば、予想通りの野田の反応に、ヒカルは不機嫌に低く訊いた。
あのヒカルの予期しなかったスキャンダルが報道されてからというもの、彼の態度は剣呑だった。自由に否定をするのも止められ、意思を曲げて口を閉ざしたのは事務所の方針に従ったからだ。
それが、いまだ尾を引いている。
「野田さん。俺はコレでも 譲歩 しているつもりだよ……本当は、ずっと口にしたかったのを我慢しているんだから」
小槙に誤解され、「会いたくない」と言われた時のヒカルのうちひしがれた表情を知っているだけに、野田も無碍〔むげ〕にはできなかった。勝算は薄いが、事務所に掛け合ってみるか……と思う。
「わかりました……でも、あまりヤケにはならないでくださいね。ヒカル」
「 努力する 」
不穏な笑みを浮かべて、ヒカルは野田を不安にさせた。
フラッシュが焚かれて、いくつものマイクが突きつけられる。
あの人騒がせな記事が載って以来、報道陣の数はこんな感じで彼についてまわった。
「真相はどうなのか?」とか「本当に付き合ってないのか?」とか……相手の、西加賀葵側が「仲のいい友人」だとかほざいているから余計に始末が悪い。
八縞ヒカルが「仕事上の付き合い」だと伝えても、連日同じような問いが飛んでくる。
結局、彼らは答えを期待しているワケではないのだ。
(さて、いつ小槙のことを匂わそうか……)
と、事務所の返事を待つ気もなく、頃合を見計らう。
無言で報道陣の波を通り過ぎながら、「ヒカル君」と呼ぶ声に聞き覚えがあるような気がしてサングラスをかけた目を向けた。
「 ……… 」
そこにあったのは、懐かしいと言うには直接の面識はあまりない 高校の生徒会長 だった男。
小槙が懐いていた、坂上学〔さかがみ まなぶ〕が立っていた。
>>>続きます。
おっとりとした小槙の決意よりも、輝晃の行動の方が早い。
まずは、朝一番にマネージャーである野田にその件を伝えた。
「え? ……結婚ですか」
流石に、野田も八縞ヒカルのその話に絶句した。
「それは、ちょっと――」
ヒカルの表情が険しくなるのを知りながら、野田はどうすることもできなかった。
ヒカルの所属する事務所は 比較的 自由な社風だが、それでも現段階で「八縞ヒカルの結婚」という話が俳優としての彼のプラスになるかどうかを考えると、やはりいい顔はしないだろう。
確実に人気は落ちるだろうし、ようやく軌道に乗った仕事は失速を余儀なくされる。
事務所としても、マネージャーの野田としても望まない結果だ。
「 どうして? 」
と、いい返事をしない……半ば、予想通りの野田の反応に、ヒカルは不機嫌に低く訊いた。
あのヒカルの予期しなかったスキャンダルが報道されてからというもの、彼の態度は剣呑だった。自由に否定をするのも止められ、意思を曲げて口を閉ざしたのは事務所の方針に従ったからだ。
それが、いまだ尾を引いている。
「野田さん。俺はコレでも 譲歩 しているつもりだよ……本当は、ずっと口にしたかったのを我慢しているんだから」
小槙に誤解され、「会いたくない」と言われた時のヒカルのうちひしがれた表情を知っているだけに、野田も無碍〔むげ〕にはできなかった。勝算は薄いが、事務所に掛け合ってみるか……と思う。
「わかりました……でも、あまりヤケにはならないでくださいね。ヒカル」
「 努力する 」
不穏な笑みを浮かべて、ヒカルは野田を不安にさせた。
フラッシュが焚かれて、いくつものマイクが突きつけられる。
あの人騒がせな記事が載って以来、報道陣の数はこんな感じで彼についてまわった。
「真相はどうなのか?」とか「本当に付き合ってないのか?」とか……相手の、西加賀葵側が「仲のいい友人」だとかほざいているから余計に始末が悪い。
八縞ヒカルが「仕事上の付き合い」だと伝えても、連日同じような問いが飛んでくる。
結局、彼らは答えを期待しているワケではないのだ。
(さて、いつ小槙のことを匂わそうか……)
と、事務所の返事を待つ気もなく、頃合を見計らう。
無言で報道陣の波を通り過ぎながら、「ヒカル君」と呼ぶ声に聞き覚えがあるような気がしてサングラスをかけた目を向けた。
「 ……… 」
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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