裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編2、第七話です。
昨日の夜からの、アンケート実施に早速反応いただいて、ありがとうございます~。
コメントいただけると、とってもありがたいです♪
票数は、「Rアリ」が異様に多いんですが……うむむ、票数を純粋に信じていいのかどうか(笑)。具体的な、作品名を入れていただいた方が信憑性が高いので、そっちでいく可能性もあります。
というか、アレです。
私がいかに、書く気になるかだと思うのです(←おい)!
おだてて、時にはいなして(?)追いつめてやってください(^^ゞ。
あ! 今回「絵」に一票が投じられて、思わず小躍りしました。
ううっ、嬉しいです。
おいらの絵でよろしければ、ドドンと差し上げたいくらい嬉しかったです。ありがとうございます。
って、コトで気分が乗ったらフリー小説と絵のダブルでお届けしちゃうかもしれません(笑)。
そんなおだてに弱いブタ(←タイム●カン?)なので、票数のみならずコメントも是非、どうぞ(PR)!
以下、「夕焼け」2-6。
ラブラブまで、あと少し……見えそで見えないこの角度(謎)。
昨日の夜からの、アンケート実施に早速反応いただいて、ありがとうございます~。
コメントいただけると、とってもありがたいです♪
票数は、「Rアリ」が異様に多いんですが……うむむ、票数を純粋に信じていいのかどうか(笑)。具体的な、作品名を入れていただいた方が信憑性が高いので、そっちでいく可能性もあります。
というか、アレです。
私がいかに、書く気になるかだと思うのです(←おい)!
おだてて、時にはいなして(?)追いつめてやってください(^^ゞ。
あ! 今回「絵」に一票が投じられて、思わず小躍りしました。
ううっ、嬉しいです。
おいらの絵でよろしければ、ドドンと差し上げたいくらい嬉しかったです。ありがとうございます。
って、コトで気分が乗ったらフリー小説と絵のダブルでお届けしちゃうかもしれません(笑)。
そんなおだてに弱いブタ(←タイム●カン?)なので、票数のみならずコメントも是非、どうぞ(PR)!
以下、「夕焼け」2-6。
ラブラブまで、あと少し……見えそで見えないこの角度(謎)。
―― 夕焼けと机と教室と。2-6 ――
昔の彼女のことなど気にも掛けず、逃げた小槙を追っかけていく輝晃を眺めて、残された亜矢子は「あーあ」と天を仰いだ。
「アホなことしてしもた……バカップルの手助けするやなんて」
昔、好きだった彼が寂しそうだったから、それを何とかしてあげたかった。
高校の頃、騙した罪悪感もある。だけど――。
一番の理由は、やっぱり横恋慕だったのかもと亜矢子は自嘲した。
もし、小槙が簡単に別れると言ったら。
あるいは、輝晃が少しでも亜矢子を気遣ったら。
本気で獲ろうとしただろう。
ずっとずっと好きだった人だから。
「アホやなあ」
と、もう一度呟いて、忘れたはずの「涙」を拭いた
*** ***
階段を駆け下りる小槙に追いついた輝晃は、彼女の手首を掴むとそこにあった道具室に引きずりこんだ。
ガチャり、と内からシッカリ鍵をかける。
舞台練習用のマットやシートを巻いて置いたところに、暴れる小槙の身体を押しつけて自由を奪う。
「 誤解 や、言うとろうが!」
「 嘘 や! 輝くんは嘘つきやもん!! アホっ 」
ジタバタと暴れて、小槙は目に涙をためて 強く 彼を責めた。
彼女にしては容赦のない語気に、輝晃は目を瞠り……嬉しさのあまり笑うのを堪えきれなくなる。
強く抱き寄せ、セミロングの髪に口づけた。
「笑うトコロちゃうちゅーねん!」
動く小槙の足を手で抑え、「ごめんて」と輝晃は謝った。
涙をこぼした彼女の頬は濡れて、むぅっと唇を尖らせる。
「なんやねん……ヨリはもどらへんって言うたやん」
「だから、誤解やて。ヨリはもどしてへん――ただ」
「ただ? なによ……」
きゅっ、と小槙の身が固くなって輝晃は愛しくてたまらなくなる。
(可愛すぎや……)
意地悪く笑う自分がいて、困った。
(苛めるつもりはないんやけどなー、俺)
「わたし、別れへんよ! だって、輝くんのこと好きやもん……まだ、こんなに――ッ」
輝晃は小槙の喋る口に唇を重ねて、黙らせる。
ビックリした小槙は大きく目を見開いて、唇が離れると真っ赤になって怒った。
「な、なんやの! わたしは本気で……誤魔化されへんで!!」
「誤魔化してへん。俺は先輩に 負い目 があるんや」
>>>つづきます。
昔の彼女のことなど気にも掛けず、逃げた小槙を追っかけていく輝晃を眺めて、残された亜矢子は「あーあ」と天を仰いだ。
「アホなことしてしもた……バカップルの手助けするやなんて」
昔、好きだった彼が寂しそうだったから、それを何とかしてあげたかった。
高校の頃、騙した罪悪感もある。だけど――。
一番の理由は、やっぱり横恋慕だったのかもと亜矢子は自嘲した。
もし、小槙が簡単に別れると言ったら。
あるいは、輝晃が少しでも亜矢子を気遣ったら。
本気で獲ろうとしただろう。
ずっとずっと好きだった人だから。
「アホやなあ」
と、もう一度呟いて、忘れたはずの「涙」を拭いた
*** ***
階段を駆け下りる小槙に追いついた輝晃は、彼女の手首を掴むとそこにあった道具室に引きずりこんだ。
ガチャり、と内からシッカリ鍵をかける。
舞台練習用のマットやシートを巻いて置いたところに、暴れる小槙の身体を押しつけて自由を奪う。
「 誤解 や、言うとろうが!」
「 嘘 や! 輝くんは嘘つきやもん!! アホっ 」
ジタバタと暴れて、小槙は目に涙をためて 強く 彼を責めた。
彼女にしては容赦のない語気に、輝晃は目を瞠り……嬉しさのあまり笑うのを堪えきれなくなる。
強く抱き寄せ、セミロングの髪に口づけた。
「笑うトコロちゃうちゅーねん!」
動く小槙の足を手で抑え、「ごめんて」と輝晃は謝った。
涙をこぼした彼女の頬は濡れて、むぅっと唇を尖らせる。
「なんやねん……ヨリはもどらへんって言うたやん」
「だから、誤解やて。ヨリはもどしてへん――ただ」
「ただ? なによ……」
きゅっ、と小槙の身が固くなって輝晃は愛しくてたまらなくなる。
(可愛すぎや……)
意地悪く笑う自分がいて、困った。
(苛めるつもりはないんやけどなー、俺)
「わたし、別れへんよ! だって、輝くんのこと好きやもん……まだ、こんなに――ッ」
輝晃は小槙の喋る口に唇を重ねて、黙らせる。
ビックリした小槙は大きく目を見開いて、唇が離れると真っ赤になって怒った。
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なお
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性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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