裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編2、第八話です。
昨日はお休みしてしまいましたが……今日の話のあと、本来ならR指定の場面に入るのですが、そのあたりすっ飛ばします!
すみません。
たぶん、そこが読みたいという方々がいらっしゃるとは思うんですが、私の個人的見解でこのR指定はブログに載せるべき代物ではないと判断しました。
同じR指定でも、ソフトな場面とそうじゃないものというのがあると思うのです。まあ、わたしの書く話なのでどっちにしても、大層なモノではないんですが……恥ずかしいので(私が!)。
目次ページにアップする際には、端折らずに載せますのでそれまで「お楽しみ」というコトでよろしくお願いします。m(__)m
そうそう、「ピアノ」更新で集客力がやはりほかの話と格段に違いました。――何もしなくても人が入る人気店みたいな感じ?
気にしていただいてるのかな? と思うと、嬉しいですね♪
以下、「夕焼け」2-7。
道具室でナニするんですか……という話。輝晃くんだから、仕方ないね?
昨日はお休みしてしまいましたが……今日の話のあと、本来ならR指定の場面に入るのですが、そのあたりすっ飛ばします!
すみません。
たぶん、そこが読みたいという方々がいらっしゃるとは思うんですが、私の個人的見解でこのR指定はブログに載せるべき代物ではないと判断しました。
同じR指定でも、ソフトな場面とそうじゃないものというのがあると思うのです。まあ、わたしの書く話なのでどっちにしても、大層なモノではないんですが……恥ずかしいので(私が!)。
目次ページにアップする際には、端折らずに載せますのでそれまで「お楽しみ」というコトでよろしくお願いします。m(__)m
そうそう、「ピアノ」更新で集客力がやはりほかの話と格段に違いました。――何もしなくても人が入る人気店みたいな感じ?
気にしていただいてるのかな? と思うと、嬉しいですね♪
以下、「夕焼け」2-7。
道具室でナニするんですか……という話。輝晃くんだから、仕方ないね?
―― 夕焼けと机と教室と。2-7 ――
「負い目?」
訝しく眉根を寄せて輝晃の顔を仰ぐと、小槙は首をかしげた。
「そう。高校の時、先輩を傷つけたから……俺と先輩が付き合ってたのは知ってるやろ?」
コクン、と頷く。
(そんなこと、確認せんでもいいのに)
と、締めつけられる胸の痛みに彼が恨めしくなる。
小槙のそんな心の内を知ってか、さわやかに笑われた。
「まあ、怒らんと聞いてよ。アレは、先輩を小槙の代わりにしとってん」
( は? )
と、小槙は意味が分からなかった。
「わたしの? わたし、あんな美人とちゃうで。全然似てへんやん」
本当にぽかん、とした小槙の的を外した問いに輝晃はぷっと吹きだした。
「ちゃうて。あの頃な……おまえ、生徒会長と付き合うてるって噂になっとって、俺諦めようとしとったんや。それで、先輩が小槙を演じてくれる言うたから――」
小槙はもう、ビックリしすぎてどう反応すればいいのか、分からなかった。
呆然と、首をふる。
「 わたしが、坂上会長と? 付き合うって、どこに行った話なん? 」
「そうそう。あの時もおまえ、そう答えたわ」
さも懐かしいと、輝晃は目を細める。
「まあ、つまりはガセやったんやけど。それで、先輩とは別れたんや」
ちょっと、それって……小槙はクラクラした。
自分の知らないところでそんな噂があったのだけでも、十分 衝撃的 なのに……それで、輝晃と亜矢子がくっついたり別れたりしてたなんて。
「輝くん、ひどい」
「せや。だから、負い目やって言うてるやん」
「って、なにしてるんよ?」
小槙のスーツの前を開いて、ブラウスのボタンを外しにかかっている輝晃の手に、気づいた。隠そうと試みるが、彼の手に邪魔されて、自分の胸元なのに寄りつくことができない。
「だから、先輩とヨリがもどることはないって 誤解 解けたやろ? 仲直りしよ」
「 アホっ! 」
と、小槙は輝晃の広い胸を拳で叩いた。
ビクともしない。
目が潤む。
「アホ、アホ、アホ、アホっッ、輝くんのあほぅ!」
ポカポカと叩いてふり上げた拳を伸ばし、彼の首にすがりつく。
ギュッ、と目を閉じると残っていた涙が、流れた。
「もう、キスしたらあかんで?」
「わかってる。つい、油断してしもうて……」
「――キス、以上なんか 絶対 許さへん」
くすり、と輝晃は笑って、彼女の頬を流れる涙を拭った。
「了解。小槙が相手してくれたら、問題ないわ」
暴れる足を抑えていた手が太腿をさすり、そのまま上に滑ってスカートの中に入った。
>>>つづきます。
「負い目?」
訝しく眉根を寄せて輝晃の顔を仰ぐと、小槙は首をかしげた。
「そう。高校の時、先輩を傷つけたから……俺と先輩が付き合ってたのは知ってるやろ?」
コクン、と頷く。
(そんなこと、確認せんでもいいのに)
と、締めつけられる胸の痛みに彼が恨めしくなる。
小槙のそんな心の内を知ってか、さわやかに笑われた。
「まあ、怒らんと聞いてよ。アレは、先輩を小槙の代わりにしとってん」
( は? )
と、小槙は意味が分からなかった。
「わたしの? わたし、あんな美人とちゃうで。全然似てへんやん」
本当にぽかん、とした小槙の的を外した問いに輝晃はぷっと吹きだした。
「ちゃうて。あの頃な……おまえ、生徒会長と付き合うてるって噂になっとって、俺諦めようとしとったんや。それで、先輩が小槙を演じてくれる言うたから――」
小槙はもう、ビックリしすぎてどう反応すればいいのか、分からなかった。
呆然と、首をふる。
「 わたしが、坂上会長と? 付き合うって、どこに行った話なん? 」
「そうそう。あの時もおまえ、そう答えたわ」
さも懐かしいと、輝晃は目を細める。
「まあ、つまりはガセやったんやけど。それで、先輩とは別れたんや」
ちょっと、それって……小槙はクラクラした。
自分の知らないところでそんな噂があったのだけでも、十分 衝撃的 なのに……それで、輝晃と亜矢子がくっついたり別れたりしてたなんて。
「輝くん、ひどい」
「せや。だから、負い目やって言うてるやん」
「って、なにしてるんよ?」
小槙のスーツの前を開いて、ブラウスのボタンを外しにかかっている輝晃の手に、気づいた。隠そうと試みるが、彼の手に邪魔されて、自分の胸元なのに寄りつくことができない。
「だから、先輩とヨリがもどることはないって 誤解 解けたやろ? 仲直りしよ」
「 アホっ! 」
と、小槙は輝晃の広い胸を拳で叩いた。
ビクともしない。
目が潤む。
「アホ、アホ、アホ、アホっッ、輝くんのあほぅ!」
ポカポカと叩いてふり上げた拳を伸ばし、彼の首にすがりつく。
ギュッ、と目を閉じると残っていた涙が、流れた。
「もう、キスしたらあかんで?」
「わかってる。つい、油断してしもうて……」
「――キス、以上なんか 絶対 許さへん」
くすり、と輝晃は笑って、彼女の頬を流れる涙を拭った。
「了解。小槙が相手してくれたら、問題ないわ」
暴れる足を抑えていた手が太腿をさすり、そのまま上に滑ってスカートの中に入った。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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