裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編2、第四話です。
ようやく本題に入ったという展開で、アッという間にクライマックスへ向かいます。
ドロドロしたの、長引くの苦手なのよね。
次の更新は、明日か明後日くらいを予定しています。
「Oパーツ」か「夕焼け」、んでもってその後くらいに「ピアノ」……の拍手番外入れ替えとかできたらなっ♪ とか切実に考えています。
まだ、書き上げてないですがっ。
結婚式の場面入れれたらいいなあ、と思いつつ視点は久一叔父さんです。
どんなもんですかね。
相変わらず、続編希望の票が一番入るシリーズなので書こう書こうとは思ってるんですが、一度熱が冷めるとコレだから。
いましばらく、お待ちください。
現在、ちまちまっと絵の方を準備してます。
取り込むまでに、何日かかってるんだ? という遅さですが、今月中には仕上げていきたいです。
今月中しか、のんびりできないだろうと希望的観測のもと作業を進めております。
ではでは、以下「夕焼け」本編2-3。どうじょっ!
ようやく本題に入ったという展開で、アッという間にクライマックスへ向かいます。
ドロドロしたの、長引くの苦手なのよね。
次の更新は、明日か明後日くらいを予定しています。
「Oパーツ」か「夕焼け」、んでもってその後くらいに「ピアノ」……の拍手番外入れ替えとかできたらなっ♪ とか切実に考えています。
まだ、書き上げてないですがっ。
結婚式の場面入れれたらいいなあ、と思いつつ視点は久一叔父さんです。
どんなもんですかね。
相変わらず、続編希望の票が一番入るシリーズなので書こう書こうとは思ってるんですが、一度熱が冷めるとコレだから。
いましばらく、お待ちください。
現在、ちまちまっと絵の方を準備してます。
取り込むまでに、何日かかってるんだ? という遅さですが、今月中には仕上げていきたいです。
今月中しか、のんびりできないだろうと希望的観測のもと作業を進めております。
ではでは、以下「夕焼け」本編2-3。どうじょっ!
―― 夕焼けと机と教室と。2-3 ――
『月に棲む獣』の舞台練習の休憩時間、下凪亜矢子は八縞ヒカルこと馳輝晃に訊いた。
「このこと、彼女……気にしてなかった?」
「気にしてた」
と、輝晃は笑った。
「でも、アイツはいつも俺より物分りがええからなあ」
少し面白くなくて、輝晃は愚痴めいたことを口にして後悔する。
小槙のそういう性格は輝晃もよく知っている。自分の我を押し通さない謙虚なトコロは、彼女のいいトコロであり……輝晃からすれば、もう少し我を忘れるくらいに好きなってほしいと思うトコロだった。
(俺が、小槙を好きなほどに――)
そう思って、贅沢な今の自分に(あかんあかん)と心の中で謝った。
(小槙、ごめん。俺がワガママやねん……)
「なぁに? まだ「片想い」みたいな顔して、ふられそうなん?」
むっ、と輝晃はおかしがる亜矢子を睨んで、「ちゃうわ」と即答した。
縁起でもない、と思う。
「小槙は、俺を好きに決まっとる」
「何よ、ノロケ? いやや、やってられへんわ」
ふん、と輝晃は鼻を鳴らして、
「 まあ、俺の方が数倍小槙を好きやけど 」
と、皮肉げに笑った。
*** ***
「いずみ弁護士事務所」にやってきた、クライアントを相談室に案内して……小槙は、目を見開いた。
ツバの大きな帽子とサングラスを取ったスラリとした女性は、彼女の高校の演劇部の女部長だった先輩で、現在は舞台女優として活躍している 下凪亜矢子 だった。
「はじめまして、仁道弁護士」
にこり、と優雅に笑って亜矢子は小槙を見据えた。
確かに高校の先輩とは言え、直接の面識がなかった二人は顔を合わせるのは今日が初めてだった。
「は、はじめまして。下凪先輩……ですよね?」
「ええ」
と、頷いて亜矢子は小槙に促されソファに座った。
「今日は、何の相談をされに来られたんですか?」
小槙は訊きながら、怖くて仕方なかった。
亜矢子がわざわざ小槙を指名して、相談に来ることと言ったら……輝晃のことしかないように思われた。
「分からない? あなたほどの賢い方が?」
小槙は唇を噛んで、俯く。
「馳くんのこと、ですか?」
>>>つづきます。
『月に棲む獣』の舞台練習の休憩時間、下凪亜矢子は八縞ヒカルこと馳輝晃に訊いた。
「このこと、彼女……気にしてなかった?」
「気にしてた」
と、輝晃は笑った。
「でも、アイツはいつも俺より物分りがええからなあ」
少し面白くなくて、輝晃は愚痴めいたことを口にして後悔する。
小槙のそういう性格は輝晃もよく知っている。自分の我を押し通さない謙虚なトコロは、彼女のいいトコロであり……輝晃からすれば、もう少し我を忘れるくらいに好きなってほしいと思うトコロだった。
(俺が、小槙を好きなほどに――)
そう思って、贅沢な今の自分に(あかんあかん)と心の中で謝った。
(小槙、ごめん。俺がワガママやねん……)
「なぁに? まだ「片想い」みたいな顔して、ふられそうなん?」
むっ、と輝晃はおかしがる亜矢子を睨んで、「ちゃうわ」と即答した。
縁起でもない、と思う。
「小槙は、俺を好きに決まっとる」
「何よ、ノロケ? いやや、やってられへんわ」
ふん、と輝晃は鼻を鳴らして、
「 まあ、俺の方が数倍小槙を好きやけど 」
と、皮肉げに笑った。
*** ***
「いずみ弁護士事務所」にやってきた、クライアントを相談室に案内して……小槙は、目を見開いた。
ツバの大きな帽子とサングラスを取ったスラリとした女性は、彼女の高校の演劇部の女部長だった先輩で、現在は舞台女優として活躍している 下凪亜矢子 だった。
「はじめまして、仁道弁護士」
にこり、と優雅に笑って亜矢子は小槙を見据えた。
確かに高校の先輩とは言え、直接の面識がなかった二人は顔を合わせるのは今日が初めてだった。
「は、はじめまして。下凪先輩……ですよね?」
「ええ」
と、頷いて亜矢子は小槙に促されソファに座った。
「今日は、何の相談をされに来られたんですか?」
小槙は訊きながら、怖くて仕方なかった。
亜矢子がわざわざ小槙を指名して、相談に来ることと言ったら……輝晃のことしかないように思われた。
「分からない? あなたほどの賢い方が?」
小槙は唇を噛んで、俯く。
「馳くんのこと、ですか?」
>>>つづきます。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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