裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編、第五話です。
今日、本当は「夕焼け」を更新しようと思ってたんですが……ちょっと、無理のようです。
理由?
「ピアノ」のSS(結構長い……)を書いてました。
今度の拍手入れ替えの時にでも、変更しますね。
ちなみに、台詞のお題のひとつ――ですよ。
久一叔父さん視点なので色っぽい話はないですが、ちょっと久方ぶりの直球なつきさんの台詞があります。
うーん、でもそこまで拍手で載せるかは不明(笑)。
だから、結構長いんだってば!
ってコトで、今度は「貴水くんが嫉妬する話」をテーマに台詞のお題を考えます。
コレも、比較的長くなる予定。しかし、甘みは少ないよ(またしてもっ)!
ゴメンナサイ。
「ピアノ」好きな方って、そういう場面欲しいんですよね?
ああっ、不甲斐ない(>▲<)っ!
申し訳ありませんが、「夕焼け」の無駄に甘い二人でそのあたりは消化(←おい)していただけたらと思います。
しかし、今の場面はまったく甘くないなあ。
……ダメじゃん。
以下、「夕焼け」2-4。逃走!
今日、本当は「夕焼け」を更新しようと思ってたんですが……ちょっと、無理のようです。
理由?
「ピアノ」のSS(結構長い……)を書いてました。
今度の拍手入れ替えの時にでも、変更しますね。
ちなみに、台詞のお題のひとつ――ですよ。
久一叔父さん視点なので色っぽい話はないですが、ちょっと久方ぶりの直球なつきさんの台詞があります。
うーん、でもそこまで拍手で載せるかは不明(笑)。
だから、結構長いんだってば!
ってコトで、今度は「貴水くんが嫉妬する話」をテーマに台詞のお題を考えます。
コレも、比較的長くなる予定。しかし、甘みは少ないよ(またしてもっ)!
ゴメンナサイ。
「ピアノ」好きな方って、そういう場面欲しいんですよね?
ああっ、不甲斐ない(>▲<)っ!
申し訳ありませんが、「夕焼け」の無駄に甘い二人でそのあたりは消化(←おい)していただけたらと思います。
しかし、今の場面はまったく甘くないなあ。
……ダメじゃん。
以下、「夕焼け」2-4。逃走!
―― 夕焼けと机と教室と。2-4 ――
亜矢子は目を細めて、薄く唇を横に引いた。
「懐かしい呼び方ね。他人行儀やない? ……今は、 あなたが 彼の恋人やのに」
「……先輩。あの」
小槙は冷たい亜矢子の言葉に、声をふるわせた。
「 単刀直入に言うわ。仁道さん、輝晃を返してほしいの 」
ギュッ、と拳を握って小槙はその亜矢子の言葉を受け止めた。
なんとなく、そうじゃないかと思っていたから……それほどの衝撃はなかった。
「先輩」
「あなただって分かってるでしょう? 輝晃のいる世界と自分の世界がちがうことくらい……あなたには似合わへんわ」
「でも、わたしは――」
「輝晃が好き?」
コクン、と素直に頷く小槙を亜矢子はため息をついて諭した。
「そうね、でも……好きだけじゃどうにもならないことも世の中にはあるんよ。特に、彼のいる世界は。ねえ? 小槙さん――どうせ、別れるんやったら傷が浅いほうが楽やと思わへん?」
何も、反論することができなかった。
答えることさえ……だって、それは小槙が心のうちでずっと思っていたことだったから。
(輝くん……わたし、どうしたらいい?)
ふっ、と亜矢子は微笑んで、白い名刺を差し出した。
「覚悟ができたらここに来て。今は舞台の練習してるから……午後六時くらいなら大丈夫やと思うわ」
受け取った名刺の裏に、練習場所の住所が書かれていた。
都内ビルの6Fと記された流暢な筆跡は、目の前の女優の性格のようにも映った。
「 来る前に携帯に連絡もお願いね 」
小槙の動揺などお構いなしで亜矢子は言って、席を立った。
(なんか、輝くんの時と似てるなあ)
と、暢気に考えて……そんな自分に苦笑する。
「似てる」――つまりは、輝晃と亜矢子は同じ世界の住人だと言うことだった。
「じゃあ、お願いします」
相談室の扉を開けて先ほどとはちがう「クライアント」の顔つきになった亜矢子が頭を下げた。
「わかりました」
立ち上がった小槙も頭を下げ、そして部屋に一人残される。
ぽすん、とソファに落ちて「どないしよ?」と呟いた。
>>>つづきます。
亜矢子は目を細めて、薄く唇を横に引いた。
「懐かしい呼び方ね。他人行儀やない? ……今は、 あなたが 彼の恋人やのに」
「……先輩。あの」
小槙は冷たい亜矢子の言葉に、声をふるわせた。
「 単刀直入に言うわ。仁道さん、輝晃を返してほしいの 」
ギュッ、と拳を握って小槙はその亜矢子の言葉を受け止めた。
なんとなく、そうじゃないかと思っていたから……それほどの衝撃はなかった。
「先輩」
「あなただって分かってるでしょう? 輝晃のいる世界と自分の世界がちがうことくらい……あなたには似合わへんわ」
「でも、わたしは――」
「輝晃が好き?」
コクン、と素直に頷く小槙を亜矢子はため息をついて諭した。
「そうね、でも……好きだけじゃどうにもならないことも世の中にはあるんよ。特に、彼のいる世界は。ねえ? 小槙さん――どうせ、別れるんやったら傷が浅いほうが楽やと思わへん?」
何も、反論することができなかった。
答えることさえ……だって、それは小槙が心のうちでずっと思っていたことだったから。
(輝くん……わたし、どうしたらいい?)
ふっ、と亜矢子は微笑んで、白い名刺を差し出した。
「覚悟ができたらここに来て。今は舞台の練習してるから……午後六時くらいなら大丈夫やと思うわ」
受け取った名刺の裏に、練習場所の住所が書かれていた。
都内ビルの6Fと記された流暢な筆跡は、目の前の女優の性格のようにも映った。
「 来る前に携帯に連絡もお願いね 」
小槙の動揺などお構いなしで亜矢子は言って、席を立った。
(なんか、輝くんの時と似てるなあ)
と、暢気に考えて……そんな自分に苦笑する。
「似てる」――つまりは、輝晃と亜矢子は同じ世界の住人だと言うことだった。
「じゃあ、お願いします」
相談室の扉を開けて先ほどとはちがう「クライアント」の顔つきになった亜矢子が頭を下げた。
「わかりました」
立ち上がった小槙も頭を下げ、そして部屋に一人残される。
ぽすん、とソファに落ちて「どないしよ?」と呟いた。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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