裏表一体、日々のこと。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
うわー、一回消えました!
まあ、別のファイルに保存しているので、大事無いです(>▲<)。
コメント、拍手どうもですっ。
あらためて返信しますが、とり急ぎここでお礼をば。
少しでも本編を楽しんで、いただけますようにっ。
まあ、別のファイルに保存しているので、大事無いです(>▲<)。
コメント、拍手どうもですっ。
あらためて返信しますが、とり急ぎここでお礼をば。
少しでも本編を楽しんで、いただけますようにっ。
―― 夕焼けと机と教室と。~2-3~ ――
ここ最近の撮影現場の日常がやってきた。
2時間ドラマ『相方』のスタッフは、彼女が足早にやってくるとそんなことを思う。
「おっはようございます、仁道弁護士」
「あっ! おはようございます」
声をかけると、律儀に立ち止まって礼をする。そんなところが新鮮だった。
しかし、そんなおっとりとした彼女にも、そろそろ疲労の影が浮かんでいる……ように見えるのは、たぶん気のせいではない。
「可哀想なことをするなー、ヒカルも」
「なにも毎日、日に何度も呼び出さなくても……彼女もかいがいしく来るものだから、調子に乗ってるんじゃないか?」
誰か止めてやれよ、と言いたげなスタッフの言葉に違うスタッフが苦笑した。
「アレは、 好き だからだろうけどねえ」
「ああ! わかる。好きな子を苛めちゃうってヤツだね!!」
「まさに、 ソレ だな」
遠く去っていく弁護士の背中を見つめて、一同は頷いた。
「 馳くん! 」
八縞〔やしま〕ヒカルの控え室へとやってきた仁道小槙は、今日こそは意を決して開口一番非難めいた声で彼の名を呼んだ。
「ヒ・カ・ル……だって、言わなかった?」
控え室の大きな鏡の前で準備を早々に整えた彼が、小槙を映して静かに言った。
「ご、ごめんなさい。ヒカルくん……や、なくて!」
キッ、と改めて睨むと、小槙は懇願した。
「お願いやから、あんまり呼び出さんといて。仕事がでけへんやないの!」
ヒカルは意外そうに口の端を上げて、
「仕事? だから、俺のそばに呼んでるんじゃないか。そうだろう? 野田さん」
ヒカルの傍らに立っていた野田マネージャーが、頷き、憐れむように小槙を眺めた。
「仁道さん、ヒカルの言うことももっともなんですよ。何しろ、相手は 八縞ヒカル の「ストーカー」ですから」
「……それは、そうなん、やけど」
小槙もそれを言われると、弱い。しかし、それは果たして弁護士の仕事なのかどうか、疑わしかった。
「なに? 不服?」
「そうやないけど……居心地悪いねん」
ここ最近の撮影現場の日常がやってきた。
2時間ドラマ『相方』のスタッフは、彼女が足早にやってくるとそんなことを思う。
「おっはようございます、仁道弁護士」
「あっ! おはようございます」
声をかけると、律儀に立ち止まって礼をする。そんなところが新鮮だった。
しかし、そんなおっとりとした彼女にも、そろそろ疲労の影が浮かんでいる……ように見えるのは、たぶん気のせいではない。
「可哀想なことをするなー、ヒカルも」
「なにも毎日、日に何度も呼び出さなくても……彼女もかいがいしく来るものだから、調子に乗ってるんじゃないか?」
誰か止めてやれよ、と言いたげなスタッフの言葉に違うスタッフが苦笑した。
「アレは、 好き だからだろうけどねえ」
「ああ! わかる。好きな子を苛めちゃうってヤツだね!!」
「まさに、 ソレ だな」
遠く去っていく弁護士の背中を見つめて、一同は頷いた。
「 馳くん! 」
八縞〔やしま〕ヒカルの控え室へとやってきた仁道小槙は、今日こそは意を決して開口一番非難めいた声で彼の名を呼んだ。
「ヒ・カ・ル……だって、言わなかった?」
控え室の大きな鏡の前で準備を早々に整えた彼が、小槙を映して静かに言った。
「ご、ごめんなさい。ヒカルくん……や、なくて!」
キッ、と改めて睨むと、小槙は懇願した。
「お願いやから、あんまり呼び出さんといて。仕事がでけへんやないの!」
ヒカルは意外そうに口の端を上げて、
「仕事? だから、俺のそばに呼んでるんじゃないか。そうだろう? 野田さん」
ヒカルの傍らに立っていた野田マネージャーが、頷き、憐れむように小槙を眺めた。
「仁道さん、ヒカルの言うことももっともなんですよ。何しろ、相手は 八縞ヒカル の「ストーカー」ですから」
「……それは、そうなん、やけど」
小槙もそれを言われると、弱い。しかし、それは果たして弁護士の仕事なのかどうか、疑わしかった。
「なに? 不服?」
「そうやないけど……居心地悪いねん」
PR
この記事にコメントする
新・アンケート開催中
カレンダー
どれにしますか?
こんなん生息中。
HN:
なお
HP:
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
新しい日々
2016
/
09
/
11
(
Sun
)
22
:
39
:
09
)
2016
/
09
/
04
(
Sun
)
22
:
45
:
15
)
2016
/
09
/
03
(
Sat
)
19
:
51
:
06
)
2016
/
01
/
01
(
Fri
)
00
:
19
:
24
)
2015
/
12
/
30
(
Wed
)
21
:
26
:
50
)
こめんと
無題
(
君を、きっと、好きになる。2.6-桜
)
from:
mimana
2013
/
05
/
21
(
Tue
)
21
:
48
:
28
無題
(
恋敵がやってきた!2
)
from:
mimana
2012
/
02
/
22
(
Wed
)
00
:
16
:
32
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分3(終)
)
from:
mimana
2012
/
01
/
20
(
Fri
)
13
:
02
:
04
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分2
)
from:
mimana
2012
/
01
/
15
(
Sun
)
22
:
53
:
05
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分1
)
from:
mimana
2012
/
01
/
12
(
Thu
)
23
:
03
:
07
ブログ内検索