裏表一体、日々のこと。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「背徳」番外、大学進学後の彼視点「遠くとおく」の第二回です。
つい先日にメモ程度に序盤書いたものの続き……複数のネタを混合で使用しているので、どこまでも中途半端な内容になっています。
これから、どう収拾をつけるのだ?! と自らにツッコンでみたり(^^ゞ。
まあ、なんとかなるなる。なるダバサ!
拍手コメントへのお返事は明日くらいに行う予定です。
やはり、反応がいいのは「ピアノ」の二人を更新した時なんですよね~。
最近の私の好きシチュエーションは、妹的存在と兄的存在のすれ違いだったりします。
年齢は関係なくて……年下彼と年上彼女でもいいんですけどね。
女の子の方がスキスキ主張していて、彼の方がそれを「いらねー」と思ってるんですが……最後は惜しくなって、結局彼女に捕まっちゃうという筋の話です。
あー、なんか『イタズラなKiss』みたいだなあ。
読み返したい衝動に駆られております。今、確か新しい装丁になって再出版されてますよね。なんかアニメ化もしてるみたい?
うちには、全巻揃ってるので買ってませんが……懐かしいなあ!
以下、「背徳の姫君」番外、鳴海広之視点の大学進学後の小話「遠くとおく」2。
彼女視点の最後の場面の、続きです。
彼視点は、次で最終場面です。その続きは……うーん、あるような、ないような?
うまくいけば、書きたいんですけどねえ。
つい先日にメモ程度に序盤書いたものの続き……複数のネタを混合で使用しているので、どこまでも中途半端な内容になっています。
これから、どう収拾をつけるのだ?! と自らにツッコンでみたり(^^ゞ。
まあ、なんとかなるなる。なるダバサ!
拍手コメントへのお返事は明日くらいに行う予定です。
やはり、反応がいいのは「ピアノ」の二人を更新した時なんですよね~。
最近の私の好きシチュエーションは、妹的存在と兄的存在のすれ違いだったりします。
年齢は関係なくて……年下彼と年上彼女でもいいんですけどね。
女の子の方がスキスキ主張していて、彼の方がそれを「いらねー」と思ってるんですが……最後は惜しくなって、結局彼女に捕まっちゃうという筋の話です。
あー、なんか『イタズラなKiss』みたいだなあ。
読み返したい衝動に駆られております。今、確か新しい装丁になって再出版されてますよね。なんかアニメ化もしてるみたい?
うちには、全巻揃ってるので買ってませんが……懐かしいなあ!
以下、「背徳の姫君」番外、鳴海広之視点の大学進学後の小話「遠くとおく」2。
彼女視点の最後の場面の、続きです。
彼視点は、次で最終場面です。その続きは……うーん、あるような、ないような?
うまくいけば、書きたいんですけどねえ。
―― 背徳の姫君。~鳴海広之-遠くとおく2~ ――
喫茶店を出た広之を追ってやってきた志穂は、たどたどしくも説明しなければと思ったのだろう。
二、三歩後ろを歩いて、口を開いた。
「あ、あのね。な、ナンでもないの……里中くんとは」
「木村、って言ってなかった? アイツ」
広之が感情をのせないまま問い返すと、慌てて訂正する。
「そ、そうなの。えっと、昔は「里中」くんだったの……苗字、変わったみたい? 小学校の時に引っ越しして……ビックリしちゃった」
「ふーん」
説明としては、お世辞にも上手いとは言えないが嘘はないと単純に思えた。
大体、志穂はそんな器用な芸当ができる人間ではないし、たとえできたとして広之がそれに引っ掛かるほど甘くもない。
「じゃあ、昔の オトコ って?」
去り際に木村進〔きむら すすむ〕が残していった捨てゼリフに、広之は少なからず笑いを堪えるのに必死だった。
「あっ、あれはっ!」
志穂の慌て方が尋常じゃないから、さらにふき出しそうになる。
「ただの間違いなのっ。じょ、冗談なのっ……里中くん、って昔からそういうの好き……だから」
ふと、頭上からのクッと笑う声を聞きとがめて、彼女は怪訝そうに顔を持ち上げた。
「な、鳴海くん?」
「悪い。志穂が必死だから我慢できなくて……冗談なのは気づいてるから安心しなよ?」
「う、うん?」
ホッとしたような、釈然としないような表情で彼女は差し出された彼の手に戸惑い、それでも 彼が 怒ってないのだと理解するとそっと手を重ね、俯いた。
「小学校、か……」
そういえば、家が隣同士で大抵のことは知っている間柄だが、広之が引っ越しして来るよりも以前のことは聞いたことがない。というか、おそらくは彼女にとって あまり いい思い出はないのだろうと察したから敢えて訊いていないのだが。
「え?」
と、広之の呟きに聞き取れなかった志穂が不思議そうに顔を上げた。
>>>続きます。
喫茶店を出た広之を追ってやってきた志穂は、たどたどしくも説明しなければと思ったのだろう。
二、三歩後ろを歩いて、口を開いた。
「あ、あのね。な、ナンでもないの……里中くんとは」
「木村、って言ってなかった? アイツ」
広之が感情をのせないまま問い返すと、慌てて訂正する。
「そ、そうなの。えっと、昔は「里中」くんだったの……苗字、変わったみたい? 小学校の時に引っ越しして……ビックリしちゃった」
「ふーん」
説明としては、お世辞にも上手いとは言えないが嘘はないと単純に思えた。
大体、志穂はそんな器用な芸当ができる人間ではないし、たとえできたとして広之がそれに引っ掛かるほど甘くもない。
「じゃあ、昔の オトコ って?」
去り際に木村進〔きむら すすむ〕が残していった捨てゼリフに、広之は少なからず笑いを堪えるのに必死だった。
「あっ、あれはっ!」
志穂の慌て方が尋常じゃないから、さらにふき出しそうになる。
「ただの間違いなのっ。じょ、冗談なのっ……里中くん、って昔からそういうの好き……だから」
ふと、頭上からのクッと笑う声を聞きとがめて、彼女は怪訝そうに顔を持ち上げた。
「な、鳴海くん?」
「悪い。志穂が必死だから我慢できなくて……冗談なのは気づいてるから安心しなよ?」
「う、うん?」
ホッとしたような、釈然としないような表情で彼女は差し出された彼の手に戸惑い、それでも 彼が 怒ってないのだと理解するとそっと手を重ね、俯いた。
「小学校、か……」
そういえば、家が隣同士で大抵のことは知っている間柄だが、広之が引っ越しして来るよりも以前のことは聞いたことがない。というか、おそらくは彼女にとって あまり いい思い出はないのだろうと察したから敢えて訊いていないのだが。
「え?」
と、広之の呟きに聞き取れなかった志穂が不思議そうに顔を上げた。
>>>続きます。
PR
この記事にコメントする
新・アンケート開催中
カレンダー
どれにしますか?
こんなん生息中。
HN:
なお
HP:
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
新しい日々
2016
/
09
/
11
(
Sun
)
22
:
39
:
09
)
2016
/
09
/
04
(
Sun
)
22
:
45
:
15
)
2016
/
09
/
03
(
Sat
)
19
:
51
:
06
)
2016
/
01
/
01
(
Fri
)
00
:
19
:
24
)
2015
/
12
/
30
(
Wed
)
21
:
26
:
50
)
こめんと
無題
(
君を、きっと、好きになる。2.6-桜
)
from:
mimana
2013
/
05
/
21
(
Tue
)
21
:
48
:
28
無題
(
恋敵がやってきた!2
)
from:
mimana
2012
/
02
/
22
(
Wed
)
00
:
16
:
32
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分3(終)
)
from:
mimana
2012
/
01
/
20
(
Fri
)
13
:
02
:
04
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分2
)
from:
mimana
2012
/
01
/
15
(
Sun
)
22
:
53
:
05
無題
(
鳴海広之の場合。天使の領分1
)
from:
mimana
2012
/
01
/
12
(
Thu
)
23
:
03
:
07
ブログ内検索