裏表一体、日々のこと。
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「背徳」番外のホワイトデー・ネタ、第四回。
最終場面です。
この二人は、こういうシチュエーションが好きみたいです。はたから見たら、バカップルだなあ(でも、そこがいいんだよね?)。
次のブログでの連載は何にしようかな~「背徳」番外のこの二人による雨ネタ……というか、風邪ネタでもいいけど。
中途半端な感じの、「アナライズ・ヘブン」をもうちょっと書き足してもいいかな~と思っています。
需要が高いのは、どっちだ(笑)?
以下、「背徳の姫君」番外、ホワイトデー・ネタ「遊園地へ行こう」4。
少しばかり編集しています。
年齢制限のかかりそうな単語は端折りましたが……一部、際どいカモしれません。
A〔キス〕以上C〔エッチ〕未満の場面が含まれますので、ご覧になる場合はご注意ください。
最終場面です。
この二人は、こういうシチュエーションが好きみたいです。はたから見たら、バカップルだなあ(でも、そこがいいんだよね?)。
次のブログでの連載は何にしようかな~「背徳」番外のこの二人による雨ネタ……というか、風邪ネタでもいいけど。
中途半端な感じの、「アナライズ・ヘブン」をもうちょっと書き足してもいいかな~と思っています。
需要が高いのは、どっちだ(笑)?
以下、「背徳の姫君」番外、ホワイトデー・ネタ「遊園地へ行こう」4。
少しばかり編集しています。
年齢制限のかかりそうな単語は端折りましたが……一部、際どいカモしれません。
A〔キス〕以上C〔エッチ〕未満の場面が含まれますので、ご覧になる場合はご注意ください。
―― 背徳の姫君 ~番外-遊園地へ行こう4~ ――
それから。
一通り、得意ではない絶叫系と回転系と恐怖系を体験させられた志穂は、ヘトヘトになって最後の観覧車に乗った。
窓から見下ろす光景は、疲れを癒すには効果的な幻想的な夜景。美しくライトアップされたお城や、アトラクション。それに、周囲を街の灯が宝石のように飾る。
「きれい……」
窓に額をつけて、呟く。
「楽しかった?」と向かいに座る広之が訊いたから、コクンと頷く。
自分の不甲斐なさに落ちこんだり、彼に好意を持つ後輩に出会ったり、苦手な乗り物に乗ったりとイロイロなことがあったけれど……やっぱり、二人で最後に こうして いられることは とても 幸せなことだと思うから。
「うん、楽しかった」
「そう、よかった」
にっこりと笑った広之が横を向いて、窓の向こうを見る。その横顔を眺めて、志穂は不安になって訊いてみた。
「鳴海くんは?」
「――なんか、言った?」
声が小さすぎたのか、広之には届かなかったらしい。
ううん、と頭を振って俯く。その時、ちょうどガタンとゴンドラが大きく揺れて、制止する。
一周を15分かけて回る観覧車は、ゴンドラが天辺に来ると約10秒停止するようになっている。どうやら、いま、二人が乗っているゴンドラが天辺についたらしい。
ちょっとビックリした志穂は顔を上げ、そこに広之の顔を間近にとらえてさらに驚く。
「な、るみく……」
立ち上がった彼は、志穂の後ろの窓に手をついて、彼女の座る座席に方膝を乗せて、月の光なのか観覧車のライトなのかは分からないが差しこんでくる光を背にしていた。
顎を持ち上げられて、唇を塞がれる。
「んっ……ッ」
動き出しても、しばらく離してはもらえず、厚手のセーターの中に入った手のひらが志穂のブラのカップを押し上げて揉みはじめるとどうしたらいいか、何も、分からなくなった。
志穂の腕が彼の胸を押して、迷い、背中へとしがみつく。
「……あっ」
揉まれ、固く実りはじめた先が指によって挟まれる。
「ぅあん」
解かれた唇からやらしく乱れた声が洩れて、恥ずかしさに身が火照る。
涙の浮かんだ志穂の目にキスをして、広之が問う――。
「志穂。俺、そういうところ 嫌い だって言ったよね?」
「……んっ。ぅ、うん」
「だったら、頑張って」
「 な、るみくん、は――たのしかった? 」
しばらくの沈黙のあと。
真っ赤になった志穂がようやく言葉にすると、広之は「当たり前」と労いのご褒美を彼女に落とした。
>>>おわり。
それから。
一通り、得意ではない絶叫系と回転系と恐怖系を体験させられた志穂は、ヘトヘトになって最後の観覧車に乗った。
窓から見下ろす光景は、疲れを癒すには効果的な幻想的な夜景。美しくライトアップされたお城や、アトラクション。それに、周囲を街の灯が宝石のように飾る。
「きれい……」
窓に額をつけて、呟く。
「楽しかった?」と向かいに座る広之が訊いたから、コクンと頷く。
自分の不甲斐なさに落ちこんだり、彼に好意を持つ後輩に出会ったり、苦手な乗り物に乗ったりとイロイロなことがあったけれど……やっぱり、二人で最後に こうして いられることは とても 幸せなことだと思うから。
「うん、楽しかった」
「そう、よかった」
にっこりと笑った広之が横を向いて、窓の向こうを見る。その横顔を眺めて、志穂は不安になって訊いてみた。
「鳴海くんは?」
「――なんか、言った?」
声が小さすぎたのか、広之には届かなかったらしい。
ううん、と頭を振って俯く。その時、ちょうどガタンとゴンドラが大きく揺れて、制止する。
一周を15分かけて回る観覧車は、ゴンドラが天辺に来ると約10秒停止するようになっている。どうやら、いま、二人が乗っているゴンドラが天辺についたらしい。
ちょっとビックリした志穂は顔を上げ、そこに広之の顔を間近にとらえてさらに驚く。
「な、るみく……」
立ち上がった彼は、志穂の後ろの窓に手をついて、彼女の座る座席に方膝を乗せて、月の光なのか観覧車のライトなのかは分からないが差しこんでくる光を背にしていた。
顎を持ち上げられて、唇を塞がれる。
「んっ……ッ」
動き出しても、しばらく離してはもらえず、厚手のセーターの中に入った手のひらが志穂のブラのカップを押し上げて揉みはじめるとどうしたらいいか、何も、分からなくなった。
志穂の腕が彼の胸を押して、迷い、背中へとしがみつく。
「……あっ」
揉まれ、固く実りはじめた先が指によって挟まれる。
「ぅあん」
解かれた唇からやらしく乱れた声が洩れて、恥ずかしさに身が火照る。
涙の浮かんだ志穂の目にキスをして、広之が問う――。
「志穂。俺、そういうところ 嫌い だって言ったよね?」
「……んっ。ぅ、うん」
「だったら、頑張って」
「 な、るみくん、は――たのしかった? 」
しばらくの沈黙のあと。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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