裏表一体、日々のこと。
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「背徳」番外、突発的なハロウィンネタで(笑)。
続くかどうかは、さて? 風の赴くままにでございます。つまりは、ナンも考えてません。←ダメじゃん!
ハロウィンネタ、と言えば。
やっぱり、仮装かな~ということでこういうシチュエーションに。
時間枠は、広之&志穂……帝都浦川高校・三年生の秋設定です。
って、コトで。
すでに一線越えしてるので、やること際どいわっ!
R15程度かあるいは、R17くらいカモ。性的表現が苦手な方は、回れ右でお願いしますっ。m(__)m
続くかどうかは、さて? 風の赴くままにでございます。つまりは、ナンも考えてません。←ダメじゃん!
ハロウィンネタ、と言えば。
やっぱり、仮装かな~ということでこういうシチュエーションに。
時間枠は、広之&志穂……帝都浦川高校・三年生の秋設定です。
って、コトで。
すでに一線越えしてるので、やること際どいわっ!
R15程度かあるいは、R17くらいカモ。性的表現が苦手な方は、回れ右でお願いしますっ。m(__)m
―― 背徳の姫君。~「ちょうだい」1~ ――
欠けはじめた月が、ぽっかりと空に浮かんでいる。
「な、鳴海くん」
と、困ったように彼を呼んだ山辺志穂〔やまべ しほ〕の格好はメイド服だった。
今年の文化祭で、彼女のクラスがやった喫茶店の制服なのだが……夜の静かな闇と、ひんやりと心地のいい秋の空気、それに誰もいない家の沈黙がどこか艶かしく見え……鳴海広之〔なるみ ひろゆき〕は目を眇〔すが〕める。
窓の向こうの月から、電気のついた部屋へと顔を向けて、窓の縁に腰を落ち着けた彼は、「本物のメイドみたいだ」とくすりと笑った。
十月三十一日。
俗に言う、「ハロウィーン」のお祭りで有名な日だが……子ども達が「おばけ」に扮して家々を訪れ、お菓子をねだる……というのが、おおよそ一般的なイメージだろうか。
西洋のお祭りが日本で定着するのに、本来の宗教的な意味合いは必要ない。クリスマスがその最たる例だろう。
子ども達の遊びのため、家族団欒のため、果ては恋人達の恰好の愛の儀式のため……利用できれば それ でいい。
「よく似合う」
広之がそう褒めれば、志穂は頬を恥ずかしげに染めながらもおずおずと顔を上げる。
「そ、そうかな?」
「うん。志穂はもともとメイドみたいなところがあるしね」
あまり自我を出さないところ、命令には従順で……時々、ひどく下向きで自虐的。広之のことを王子様か何かのように崇めて、勝手に落ちこんでいるところなんかは、身分違いの恋の感覚に似ている。
広之のそばまでやってきた彼女の俯きがちな顎をとらえて、上に向けると薄ぼんやりとした眼差しが不思議そうに彼を映した。
おそらくは、正確に言葉を理解していないのだろう。
「俺のこと、ご主人さまって呼べる?」
「ご主人さま」
志穂の唇が、なんの躊躇〔ためら〕いもなく呼ぶ。
唇をそっと重ねて、その口を開かせる。舌を差し入れて、歯列を舐める。
それから、一旦離れて唾液の雫を吸うと胸を上下させている志穂に言った。
「よくできました。俺の言うとおり、志穂が 上手 にできたら……ご褒美をあげるよ」
「ご、ほうび?」
キスだけで、彼女は息を乱していた。
「そう、欲しい?」
とろんとした目が彼を映して、コクリと頷くから、自分から提案しておいてナンだが広之は内心、驚愕した。
(おいおい……)
まさか、すでに正常な判断ができないのだろうか?
それとも――こういう プレイ が好きなのか。
(……それこそ、まさか、だ)
ふくらみを強調するメイド服の大きく開いた胸元には、白いブラウスと大きめの漆黒のリボン。
斜めに首を傾けた志穂は、動きの止まった広之に「どうしたの?」という無垢な顔を近づける。
一年前よりも、ふっくらとふくらみを増した彼女の丸い胸が、彼の手の内におさまるほど近くにあって、触って欲しそうに見えた。
ミイラ取りがミイラになった。
堪え難い誘惑に頭をクラクラとさせて、それでも広之は志穂の方から自分を求めるように仕向けるため――思考をすばやく回転させた。
>>>続きます?
欠けはじめた月が、ぽっかりと空に浮かんでいる。
「な、鳴海くん」
と、困ったように彼を呼んだ山辺志穂〔やまべ しほ〕の格好はメイド服だった。
今年の文化祭で、彼女のクラスがやった喫茶店の制服なのだが……夜の静かな闇と、ひんやりと心地のいい秋の空気、それに誰もいない家の沈黙がどこか艶かしく見え……鳴海広之〔なるみ ひろゆき〕は目を眇〔すが〕める。
窓の向こうの月から、電気のついた部屋へと顔を向けて、窓の縁に腰を落ち着けた彼は、「本物のメイドみたいだ」とくすりと笑った。
十月三十一日。
俗に言う、「ハロウィーン」のお祭りで有名な日だが……子ども達が「おばけ」に扮して家々を訪れ、お菓子をねだる……というのが、おおよそ一般的なイメージだろうか。
西洋のお祭りが日本で定着するのに、本来の宗教的な意味合いは必要ない。クリスマスがその最たる例だろう。
子ども達の遊びのため、家族団欒のため、果ては恋人達の恰好の愛の儀式のため……利用できれば それ でいい。
「よく似合う」
広之がそう褒めれば、志穂は頬を恥ずかしげに染めながらもおずおずと顔を上げる。
「そ、そうかな?」
「うん。志穂はもともとメイドみたいなところがあるしね」
あまり自我を出さないところ、命令には従順で……時々、ひどく下向きで自虐的。広之のことを王子様か何かのように崇めて、勝手に落ちこんでいるところなんかは、身分違いの恋の感覚に似ている。
広之のそばまでやってきた彼女の俯きがちな顎をとらえて、上に向けると薄ぼんやりとした眼差しが不思議そうに彼を映した。
おそらくは、正確に言葉を理解していないのだろう。
「俺のこと、ご主人さまって呼べる?」
「ご主人さま」
志穂の唇が、なんの躊躇〔ためら〕いもなく呼ぶ。
唇をそっと重ねて、その口を開かせる。舌を差し入れて、歯列を舐める。
それから、一旦離れて唾液の雫を吸うと胸を上下させている志穂に言った。
「よくできました。俺の言うとおり、志穂が 上手 にできたら……ご褒美をあげるよ」
「ご、ほうび?」
キスだけで、彼女は息を乱していた。
「そう、欲しい?」
とろんとした目が彼を映して、コクリと頷くから、自分から提案しておいてナンだが広之は内心、驚愕した。
(おいおい……)
まさか、すでに正常な判断ができないのだろうか?
それとも――こういう プレイ が好きなのか。
(……それこそ、まさか、だ)
ふくらみを強調するメイド服の大きく開いた胸元には、白いブラウスと大きめの漆黒のリボン。
斜めに首を傾けた志穂は、動きの止まった広之に「どうしたの?」という無垢な顔を近づける。
一年前よりも、ふっくらとふくらみを増した彼女の丸い胸が、彼の手の内におさまるほど近くにあって、触って欲しそうに見えた。
ミイラ取りがミイラになった。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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