裏表一体、日々のこと。
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「小さき姫と年の差侯爵」の結婚、まずは前夜からのプロローグです。
もうしばらく前夜の話が続きますが、メインは一応結婚式です。たぶん。
予告から、やっぱり少し遅れてしまいました。
本当は昨日、出す予定だったのですが……気持ち的にもそれで予定を組んでいたのですが、いきなり腹痛がきまして(^^ゞ
お腹が冷えたのか、いわゆる女性的な身体バイオリズムなのか定かではありませんが、そのまま布団にレッツゴー! しちゃったのです。申し訳ない。
日が変わってもお腹の調子は、やっぱりよくないですが……いつものことなので気にしない方向で。貧血もたぶん、入ってますね。コレは。
数日前から、クラクラしてるので貧血は確実です。はふっ!
鉄分補給しておこう。
以下、「小さき姫と年の差侯爵の、結婚」0。
結婚前夜のゴタゴタ、というか、毎夜毎夜ときどき侍女。
明日が結婚式って気がしませんね?
もうしばらく前夜の話が続きますが、メインは一応結婚式です。たぶん。
予告から、やっぱり少し遅れてしまいました。
本当は昨日、出す予定だったのですが……気持ち的にもそれで予定を組んでいたのですが、いきなり腹痛がきまして(^^ゞ
お腹が冷えたのか、いわゆる女性的な身体バイオリズムなのか定かではありませんが、そのまま布団にレッツゴー! しちゃったのです。申し訳ない。
日が変わってもお腹の調子は、やっぱりよくないですが……いつものことなので気にしない方向で。貧血もたぶん、入ってますね。コレは。
数日前から、クラクラしてるので貧血は確実です。はふっ!
鉄分補給しておこう。
以下、「小さき姫と年の差侯爵の、結婚」0。
結婚前夜のゴタゴタ、というか、毎夜毎夜ときどき侍女。
明日が結婚式って気がしませんね?
―― 小さき姫と年の差侯爵の、結婚。0 ――
キリエ侯爵とその小さき花嫁の結婚式、前夜。
花嫁であるチサの寝室で、いつものごとく侯爵のお食事の真っ最中だった二人は夜遅い訪問者に目を見開き、一人は諦め一人は静かに憤った。
部屋の主の許可もなくやってきた訪問者は、肉食めいた眼差しのご公女で、結構頻繁にやってくる。それこそ、二人の都合などお構いなしでしかも邪魔であるという自覚を当然にもってやっているからタチが悪い。
さらに、ここ数日前からはそれに騒がしいオマケまでついてきた。
公女がつれてきているワケではないが。
彼女は自覚があるようでないから、これもまた別の意味でタチが悪い。
「楽しそうだの。チサ殿、妾も仲間に入れてくれぬか?」
獲物を狙う肉食獣らしく舌舐めずりをするように微笑む公女の口から出た言葉は、結婚間近(というか、明日結婚式なんですけどーっ)の二人に提案するような話ではない。
涼やかな声音とは雲泥の差の内容に、慣れてしまった感覚に愕然としつつチサは「嫌です」とぷるぷると首を振る。
「ご、ご公女さまっ! な、何度も申し上げますがっ、勝手に寝室に入らないでくださいませ!!」
問答無用で乗り込んできた高貴な方を追いかけてきた侍女ルルゥは、はひはひと息を乱しつつ一緒に寝室に入ってくるとたどたどしいながら厳しく諫めた。
「ふむ。そうはいうてものう……妾とて必死なのじゃ。もう時間もないしの、ここは多少強引でも構わぬのではないか?」
さも当たり前のように呟いて、不穏な眼差しを寝台の二人に向けた。
小さな姫はぎょっとして、彼女を抱く侯爵はヒヤリとした冷気を纏った。
結婚前夜の花婿からすれば、「冗談じゃない」の一言に尽きる。事実、そばにいたチサにはその低い声を聞いた。
腕を引かれ寝台から床に立たされると、公女と侍女の横を通り過ぎ扉へと導かれる。
「何処に行く?」
「邪魔をするな。部屋を変えるだけだ」
「ホホ、一度妾と寝れば追いかけぬというに」
公女からすれば、魔族の精さえいただければあとは興味がないらしい。少しの我慢と妥協さえすれば失うものは何もない、とでもいうように軽く誘う。
けれど、彼は心底辟易として吐き捨てた。
「断る」
冷え冷えとしたキースの苛立つ様子にチサでさえほんの少し驚いたのに、当事者の公女は動じることなく「まあ、よいか」と引き下がる。
「結婚したからといって、何も機会がないわけではあるまい」
いやいやっ! とチサは力一杯「困りますっ」と訴えたかったが、その間も与えずにキースは彼女を引っ張り部屋から出てしまっていた。
「聞くに堪えない」
と、まるで代弁するかのような男の沈黙の背中に抗うこともできず……(明日、ちゃんと一言言っとこう)と心密かに握り拳をつくり小さな少女は頷いた。
>>>続きます。
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