裏表一体、日々のこと。
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「小さき姫~」のその後、中編ですっ!
って、ことであと一回残っておりますが、最後の分はかなり短め……になると思います。というか、一気に出してもよかったんですが、そうするとちょっと長い? と思って、分割してしまいました!
次は、早めに投稿できるよう努力します。
一応、文章チェックとかするので文章量が増えたり減ったり(←え?)するかもです。あわわ。
ゲーム三昧な日々は、継続中ですが――。
『世界樹Ⅳ』の現在表ボスの手前あたり、らしいです。むむむ。
表の最後なんですがっ、気持ち的に不完全燃焼なのは、たぶん、迷宮の深さが浅いことに違和感があるせいだと思います。
ここで、表ボスか……なんか、ちょっと、うーん。
という、気分です。内容的にはたぶん過去作と違いはないと思うんですが……過去作ほど潜りこむ感がないのがなあ(遠い目)。
まあ、表ボス倒そう。それからだ(不平不満があろうとも!)。
表ボスをクリアしたら、一度個人的な評価などを出そうと思います。過去作で私が良作と思っている「Ⅱ」を基準にします。
以下、「小さき姫と年の差侯爵の、その後」2。
次でラスト。
その後、またの名を私を○○に連れてって! だと閃いた瞬間。
って、ことであと一回残っておりますが、最後の分はかなり短め……になると思います。というか、一気に出してもよかったんですが、そうするとちょっと長い? と思って、分割してしまいました!
次は、早めに投稿できるよう努力します。
一応、文章チェックとかするので文章量が増えたり減ったり(←え?)するかもです。あわわ。
ゲーム三昧な日々は、継続中ですが――。
『世界樹Ⅳ』の現在表ボスの手前あたり、らしいです。むむむ。
表の最後なんですがっ、気持ち的に不完全燃焼なのは、たぶん、迷宮の深さが浅いことに違和感があるせいだと思います。
ここで、表ボスか……なんか、ちょっと、うーん。
という、気分です。内容的にはたぶん過去作と違いはないと思うんですが……過去作ほど潜りこむ感がないのがなあ(遠い目)。
まあ、表ボス倒そう。それからだ(不平不満があろうとも!)。
表ボスをクリアしたら、一度個人的な評価などを出そうと思います。過去作で私が良作と思っている「Ⅱ」を基準にします。
以下、「小さき姫と年の差侯爵の、その後」2。
次でラスト。
その後、またの名を私を○○に連れてって! だと閃いた瞬間。
―― 小さき姫と年の差侯爵の、その後。2 ――
体重も規格より軽いので、ダメージは少ない。
「うん、大丈夫大丈夫」
腰をさすりさすり、立ち上がるチサに「平気ですか? 大丈夫ですか? ごめんなさいごめんなさい」と泣きそうな様子でルルゥが何度も訊ねてくるから努めて明るく笑って答える。
「ほ、本当ですか?」
「ふん、別のところの痛みの方が強烈じゃろうて、心配なかろう」
チサが答えるより先に、ルルゥの背後から聞こえてきた 声 が言った。
「などと、新婚の甘ったるい惚気話なぞどうでもよい。妾から逃げるとは魔族の小娘よ、躾がなっておらぬな」
ゆったりと笑む公女の赤い唇に、ひぃっ! とルルゥは怯え、チサの背中に隠れた。
隠れるほどの広さも高さもないのだが――。
意味も解らず盾にされたチサの後ろで、すっかり魔族の姿(赤髪紅瞳)に戻ったルルゥが「ムリです、キラさまに殺されます……ううん、嫌われるっ。ダメ!」などとブツブツと繰り返す。
尋常ではない遣り取りに、目を白黒させているとチサを挟んで二人が追いかけっこ……ならぬ、チサの体をあっちにやったりこっちにやったりをし始めた。
(あわわわわ……)
ぐらぐらする体にクラクラし始めた頃、ようやく二人の攻防に終止符が打たれた。
ひょい、と小さな体を持ち上げたキースは、焦点がぐらぐらしているチサを左腕に乗せて「大丈夫?」とその顔を覗きこむ。
傍らでは、魔界の王子であるキラが「何をしている?」と冷ややかに訊ねていた。
彼の哀れなメイドは硬直し、人間にしておくには少々禍々しい公女はあからさまに舌打ちをした。
「邪魔が入った」とばかりに。
「き、キラさまっ」
硬直がとけたメイドは、逃げこむようにキラの広くて高い背中に隠れると「こ、公女さまが魔界に行きたいと申されまして……」と涙目で訴える。
「……そうか」
彼はほんの少し思案して、そこに立つ公女を眺めた。
「本気か?」
「当たり前じゃ、妾は退屈しておる」
胸を張って見つめ返すこの世の暇と身分をもてあました公女ことエリルは、「そちら側が退屈でないとよいのう」とウットリと天を仰いだ。
目を眇め、キラは息を吐く。
「こちらの条件をのめば、考えなくもない」
>>>続きます。
体重も規格より軽いので、ダメージは少ない。
「うん、大丈夫大丈夫」
腰をさすりさすり、立ち上がるチサに「平気ですか? 大丈夫ですか? ごめんなさいごめんなさい」と泣きそうな様子でルルゥが何度も訊ねてくるから努めて明るく笑って答える。
「ほ、本当ですか?」
「ふん、別のところの痛みの方が強烈じゃろうて、心配なかろう」
チサが答えるより先に、ルルゥの背後から聞こえてきた 声 が言った。
「などと、新婚の甘ったるい惚気話なぞどうでもよい。妾から逃げるとは魔族の小娘よ、躾がなっておらぬな」
ゆったりと笑む公女の赤い唇に、ひぃっ! とルルゥは怯え、チサの背中に隠れた。
隠れるほどの広さも高さもないのだが――。
意味も解らず盾にされたチサの後ろで、すっかり魔族の姿(赤髪紅瞳)に戻ったルルゥが「ムリです、キラさまに殺されます……ううん、嫌われるっ。ダメ!」などとブツブツと繰り返す。
尋常ではない遣り取りに、目を白黒させているとチサを挟んで二人が追いかけっこ……ならぬ、チサの体をあっちにやったりこっちにやったりをし始めた。
(あわわわわ……)
ぐらぐらする体にクラクラし始めた頃、ようやく二人の攻防に終止符が打たれた。
ひょい、と小さな体を持ち上げたキースは、焦点がぐらぐらしているチサを左腕に乗せて「大丈夫?」とその顔を覗きこむ。
傍らでは、魔界の王子であるキラが「何をしている?」と冷ややかに訊ねていた。
彼の哀れなメイドは硬直し、人間にしておくには少々禍々しい公女はあからさまに舌打ちをした。
「邪魔が入った」とばかりに。
「き、キラさまっ」
硬直がとけたメイドは、逃げこむようにキラの広くて高い背中に隠れると「こ、公女さまが魔界に行きたいと申されまして……」と涙目で訴える。
「……そうか」
彼はほんの少し思案して、そこに立つ公女を眺めた。
「本気か?」
「当たり前じゃ、妾は退屈しておる」
胸を張って見つめ返すこの世の暇と身分をもてあました公女ことエリルは、「そちら側が退屈でないとよいのう」とウットリと天を仰いだ。
目を眇め、キラは息を吐く。
「こちらの条件をのめば、考えなくもない」
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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