世界はこうして廻っていく。ａｃｔ1-1

　昨日の続きです。

　誰も続きなんか 期待 してなかったカモしれませんが、昨日の夜……この場面だけが思い浮かんだので、書いてみました。
　内容短いです。この続きというのは、現在イロイロ考え中ですが、彼女の反応がちょっと気になっております。
　私なら全然オッケーなんですが……世のＯＬ世代さんはどうなのかしらねえ？
　やや引き気味になったら、心は永遠に（ちょっと成長した）少年の彼が不憫です（笑）。

　一応、私の個人的な予定では、「世界はこうして廻っていく」はact3あたりで完結する程度の軽いラブコメのつもりです。
　華麗に完結するのか、どうかは脳内の動き次第なのですが(^^ゞ。
　よろしければ、お付き合いください。
　こんなことしていると、前に書いている「背徳」番外の続きも書けよ、と自分でツッコミを入れておきたくなりますね。
　いやー、思いつくまま気の向くままがモットーです。
　あんまり食いつきがよくないSSは、そのままスルーしてしまうこともあります。そういう意味では、この「世界は～」も反応がなくて、脳内の動きが悪くなったら途中放棄かもしれません。
　そうならないよう、ノリノリのうちに書ききってしまうのが一番ですね。ガンバロー！

　以下、「世界はこうして廻っていく」act1-1。
　心は少年、外見は強面の経理マン（←希望）の春への一歩。

――　世界はこうして廻っていく。ａｃｔ1-1　――

　昼休みになって、里宮秋久が鴇田聡史の首を締めに行くと、昔馴染みの友人はビックリしたように秋久を眺めた。

「　へぇ、やっと気づいたか　」

　カチン、とくる言い草だった。
「やっと、ってなんだ！　やっと、って……さては、学生の頃からやってやがったなー俺の青春を返しやがれっ」
「まあまあ」
「まあまあ、じゃねぇっ」
　やけに落ち着いて、宥めてくる聡史に秋久は半ば半狂乱で訴えた。
「いいじゃん、まだ、間に合う。ええっと、茅野さんだっけ？　付き合うんだろ？」
　と、逆に突っこまれると秋久はしどろもどろになった。
　なにしろ、女の子に告白されたのは 初めて だ（どうやらその諸悪の根源は、目の前にいるにやけた この 男……腹立たしい！）。
　どうすれば、いいのかなんてわからない。
「い、いや。まずはお友達から……ってコトに」
　躊躇〔うろた〕え答えると、明らかに聡史は呆れていた。
「おまえらしい、ちゃ……おまえらしいが」
　だって、仕方ないだろう？　と秋久は恨めしく友人を睨むしかない。
　いきなり付き合いはじめたところで、何からするのが正しいのかわからない。キスか？　お触りか？　それとも、すぐにでもベッドインするべきなのか？
　いやいや、まさかそんな破廉恥な。
　男の欲望に素直に突っ走ってどうする？
（　そうだ、最初はやはり「交換日記」だ！　）
　まさに、名案と秋久は思った。
　聡史の言う通り、（むかつくことこの上ないが！）まだ間に合う。青春は取り戻せるのだ。
　今日の帰りにでも、手ごろな代物を物色して購入しよう、と心に決めた。

　　>>>続きます。たぶん。