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裏表一体、日々のこと。
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 「夕焼け」本編5、第9回。

 バレンタインですね。
 春の嵐らしいですね……明日は、冬の嵐らしいですよ。
 ブルブル。
 どっちにしても、バレンタインだからナンだと色気のある話はありゃしません。自分より、書いてるヤツらの方がラブラブしてやがります。
 ちっ(←行儀悪いですよ)、せめてもの意趣返しに意地悪してやるのです。ひひひひひ。←こらこらこら。

 それはさて置いて。
 本宅である「アキキロ」の日誌で予定通りバレンタインネタの小話を書きました。そして、一応完結しています。
 んー、コレでいいのかと問われそうですが……いいのです(キッパリ)。
 ヤツらは、ジレジレでいくのです。話のタイプからすると「Oパーツ」に近いタイプです(文章形態はかーなーりー違いますが(^^ゞ)。
 コミカルなSFのラブコメです。ラブ少な目のホームコメディかもしれません(……そんな感じですが、よろしければどうぞm(__)m)。

 以下、「夕焼け」本編5-9。
 なんつーか、ピンチです。


 

―― 夕焼けと机と教室と。~5-9~ ――

「輝くーん」

(小槙――?)
 駐車場に響いた声に、輝晃は緊張した。
 ホテルの出入口の明るい場所から聞こえてくる声は、段々と近づいてそばまでやってくる。
「あれ? あ――」
 車の間から顔を覗かせた小槙は輝晃に気づいて顔を緩め、二メートルほど離れたところで対峙する存在に固まった。
「え?」
「あなたね。あなたがヒカルくんを――」
 激しい憎悪をぶつけられ小槙は、立ち尽くした。
 突進してくる彼女に、輝晃が立ちはだかる。

「輝晃くん!」
 小槙が叫んだ。

 脇腹のあたりをかすめたナイフを素早く避けて、輝晃は女の手をとった。
「はなして! イタイ、痛いっ」
「痛い、じゃねぇよ!」
 顔をしかめ、輝晃は女からナイフを奪って脇腹を押さえた。
 服が破れ、鮮血が滲んでいる。
 次第に脂汗が噴き出して、痛みが意識をそいでいく。
「キャッ!」
 と、血に悲鳴を上げる勘違いのファンに(キャッじゃねぇよ……)と悪態をついて、駆け寄ってきた小槙の胸に寄りかかる。
 やわらかい感触。
「痛ぇ……」
 名前を呼ぶ小槙の声に慰められ、ギュッと彼女を抱きしめた。

  >>>続きます。
 拍手おまけの話「プレイボール プレイガール」は輝晃視点。そして、小槙視点もほぼ書き終わりです。
 問題はサブタイトルですが――「プレイボール プレイボーイ」ではあまりに安直かと思いつつ、コレ以外頭に浮かびません(T▲T)。
 本編、完結後に連載予定ですー。

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