忍者ブログ
裏表一体、日々のこと。
[137]  [136]  [135]  [134]  [133]  [132]  [131]  [130]  [129]  [128]  [127
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 「夕焼け」本編3、第三話(……ブログでは、第二話ですね?)。
 うーん、この表記の仕方はややこしいですね。
 普通に、本編3-2の方がいいかとも思いますが、どうでしょうか。
 次からは、捻りもなく「3-●」で表記しようかと思います(^^ゞ。

 いきなりですが。
 今の季節に、どうも風邪っぴきらしいですよ、私。
 鼻がズルズルします……体もだるいので、もしかすると熱があるかもしれません。
 しかし、私の風邪は言ってもコレくらいで収束に向かってしまうので、「しんどいしんどい」と主張するほどでもなく(遠い目)。
 声が枯れたことはないし(鼻声にはなりますが)、高熱が出ても一日で引きます。小学生の頃は、熱を計ったものですが(休めるので(^^ゞ)、今では計ることもないです。
 高熱が出ようが、仕事は行かねばならない(←前の職場はそうでした。ははははは)。ってコトで、計って高熱だったら目も当てられない状況になるので、あえて計りません。
 知らないほうが、幸せだってコトもあるんです。
 とまあ、今はそういう職場もないので、放置です。気だるさにちょっと病人気分です。風邪はきっと、母からもらったんだろうと勝手に憶測をしてみたり。
 明日になったら、快方に向かっているような感じ……今日の症状が一番ひどいと思われます(過去の経験上)。
 「改源」でも飲んで、今日は早めに寝ようと思います。

 と、その前に。
 以下、「夕焼け」本編3-2です。
 今回の場面は仲直り……そして、輝晃くんだから「なだれ込み」です。何に? って、読めば分かりますよ。ええ。
 次回は編集して、お届けます。m(__)m




―― 夕焼けと机と教室と。3-2 ――

 そうして、輝晃とコンタクトをとり、彼のマンションの部屋で待っていると、カチャリと鍵が開いてバタンと扉が乱暴に閉められる音が響いた。
 小槙は玄関に迎えに出ようと立ち上がったが、彼の方が早かった。
 急いで帰って来たらしい輝晃は、焦燥した眼差しで小槙の姿を確認すると、言った。
「 アレ、違うから 」
 真剣な声に、小槙は今まで信じていなくて悪かったと素直に悔いた。
(輝くんは、こんなに違うて言うてたのに……週刊誌の方を信じてしまうなんて)
「ドラマの宣伝にもなるからって、否定も曖昧なままやけど……あの時は野田さんもおったし、向こうのマネージャーかておったし、ドラマの親睦会みたいなもんやったから、本当は共演者やスタッフも大勢いたんや」
 ごめん、と謝って輝晃は小槙を抱きしめた。
「俺が不注意やった、あんなんにハメられてしまうやなんて……誓って、キスなんかしてないから」
「ホンマに?」
「うん、あの角度やとしてるように見えるけど、あの女が抱きついて来ただけやねん」
 間近にある真摯な瞳に、小槙は「わかった」と頷いた。
 ホッ、とあからさまに輝晃は緊張を解いた。

「 もう、おまえをこんなふうに抱かれへんと思た 」

「わたしも……輝くん、週刊誌のほう信じてしもうて、ひどいこと言うたの。ごめんね、許してくれる?」
 小槙が小さく許しを請うて、輝晃はくすくすと笑った。
「もちろん許すに決まっとる。けど、まあ、確かに「会いとうない」って言われた時はショックやったけど……このまま、会わずに終わるんかなって」
 そんなことには 絶対 しない自信はあったが、とりあえず彼女には主張しておこうと輝晃は考えた。
「う。ごめん……わたしも別れ話になるの怖くて」
「そうやと思たけど。なあ、小槙?」
「うん?」
 輝晃が小槙にキスをして、背中を抱く腕に力をこめた。
「このまま、シテいい?」
 スッと小槙のスカートからブラウスを取り出して、中に入ると素肌に指を滑らせた。
 ぞくり、と肌が粟立った。
「いい、けど……このままって、どういう意味?」
「服着たまま、立ったまま、電気つけたまま、ココでって意味。久しぶりやから我慢できそうにないわ」
 小槙は青くなって、暴れた。
「いやや、いやや! それはイヤッ。せめて普通にベッドでシテよー!」
 と、彼を睨んだら輝晃は笑っていて、からかわれているのだとすぐに分かる。
 顔が一気に熱くなる。
「もう、もう! 知らん。帰る!!」
 が、逃れようにもシッカリと抱きしめられていて、叶わない。
「輝くん、放してよ!」

「あかん。我慢でけへんのは嘘やないから……ベッド行こ」

  >>>続きます。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
新・アンケート開催中
「機械戦隊スイハンジャー」メンバー募集中!
「うらキロ」発「龍の血族」にて、朱美さんが心酔している特撮モノのメンバーを募集しています。コレこそ! 「機械戦隊」だ!! という家電製品に投票ください(笑)。ちなみに、「スイハンジャー」は確定です。

いつでもあったか「電気ポット」
日本の冬と言えば「こたつ」
日本の夏と言えば「扇風機」
三種の神器のひとつ「電子レンジ」
同じく、「テレビ」
そのほか、家電はコレだ!


結果だけをみる
カレンダー
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
こんなん生息中。
HN:
なお
性別:
女性
住所:
大阪府
職業:
たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
新しい日々
こめんと
2013 / 05 / 21 ( Tue ) 21 : 48 : 28
2012 / 02 / 22 ( Wed ) 00 : 16 : 32
2012 / 01 / 20 ( Fri ) 13 : 02 : 04
2012 / 01 / 15 ( Sun ) 22 : 53 : 05
2012 / 01 / 12 ( Thu ) 23 : 03 : 07
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]
Template designed by YURI