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裏表一体、日々のこと。
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 昼は、ここのテンプレートを変更しようかとゴソゴソしてましたが、結局元鞘になりました。すりーぶろっく、カッコいいんだけど落ち着かないのはどうしてやろか?
 うーん(悩)。

 最近の私は、不規則な生活もオッケーな感じなので……そろそろ絵でも描こうかと思っていたりします。
 ここ数年、 な時間と言えば日曜くらいか、あたりさわりのない頃の祝日くらいだったもので、どうにもこうにも色を塗る気力に欠けていたのですが!
 今は、ハッキリ言って暇です。
 何をしてもいい、という時間があるのはとてもいいことだとは思いつつ……あまりに久しぶりなので、放心してました(笑)。
 で、ふと思い出しました。
 そうだよ、私はもともとは絵描きの方が好きなんだよ(下手の横好き、パート2)!!
 ってコトで、絵を描こうと思いました。
 何がいいかな~と思ってるんですが、やっぱり「ピアノ」やね。まずは……んでもって、「夕焼け」も描きたい。
 そしてそして、本宅の「ジョーカー!」も絶対必要。
 ああ、そういえば溜め込んでいるヤツもあるので、その色塗りもしてしまおうっ(握り拳)。
 んー、案外暇じゃないです。

 先日、ご意見募集した「ピアノ」のR指定について……新たなご意見いただきました。ありがとうございます。
 読みたいという、気持ちをいただけると私としても作業のし甲斐があるというものです♪
 まあ、隠しの件についてのご心配は杞憂かと思いますが――念頭に置いておこうと思います(本当に難しい隠し方ではないので、ダイジョブvなんですよ?)。
 あらためて、コメント返しはしたいと思いますが、ご連絡まで(^^。

 以下、「夕焼け」の番外「ご指名ですよ、小槙さん」の輝晃視点。
 今回で最終ですよ。ちょびっと、甘い朝の光景。



―― 夕焼けと机と教室と。ご指名ですよ、小槙さん。2-3(完) ――

 輝晃はうつ伏せで目を覚ますと、同じベッドで眠っていたハズの小槙の姿を手で探した。
 抱きしめて眠ったハズなのに。
「……こ、まき?」
 目を開けても、彼女の姿は見えない。
 布団にぬくもりはあるから、それほどいなくなって時間は経っていないと思うのだが……。
「小槙――」

「あ。起きたん? おはよう」

 すっかり身支度を整えた女弁護士の彼女は、キッチンから顔を出すとベッドへとやってくる。
「コーヒー、あるよ? 飲む?」
「小槙」
 呼ぶと、輝晃はおもむろに彼女を引き寄せ、口づけた。
「ん、んん……んーっ!」
 ベッドに押し倒された小槙は、ドンドンと彼の胸を叩いて抗〔あらが〕った。
 ようやく唇を離した輝晃を見上げて、真っ赤になる。
「な。なにすんねん……息続かへんわっ」
 ゼハゼハと息を乱した病み上がりの元気な彼女に、輝晃は笑って「朝の挨拶」とペロリと舌を出した。

(「丈夫」っていうのは、ウソやなかったんやなあ)

 真剣な眼差しで見下ろされた彼女は、頬を染めたまま戸惑って「なんやねん」と輝晃を上目遣いで睨んだ。
「ん。安心したってコト」
「ふーん、まあええけど」
 身を起こすと、小槙は乱れた衣服に「油断もスキもないねんから」と唇を尖らせた。

 そして。

 「――なあ、輝くん。ひとつ、気になっとってんけど」と、訊いてきたので、輝晃はズボンを履きながら彼女を見た。
「うん?」
「なんで、ここにおるん?」
 ベッドの上に座って、髪を整える彼女はどこか目のやり場に困っている。
(ああ、俺がまだ裸だからか)
 上だけとは言え、小槙からすれば十分に恥ずかしいらしい。
 と、思い至るとどこまでも初々しい彼女の反応に笑いがこみあげてくる。
(あかん、我慢や。俺)
「なんでって?」
「ここ、わたしの部屋やし」
「知ってる」
「わたし、昨日風邪ひいてて……看病してくれたんは助かったんやけど。でも、輝くんに連絡した記憶はないんやけど? 鍵かて……どうやったん?」
「やろうねえ」
 くくく、と輝晃は意味深に笑った。
「俺も 小槙 から連絡受けた記憶はないなあ」
「えっと、じゃあ?」
「うん。泉所長に教えてもらったんや、鍵も所長から管理人さんに連絡してもらってたからすぐ開けてもらえたで?」

「なに、考えてるんやろう……ボスって」

 明らかに困惑した小槙を抱きしめて、輝晃は「迷惑やった?」と訊いてみる。

「そんなこと……ないけど」
 小槙はどうして輝晃がそんなことを言うのか分からないと驚いて、ふるふると首を振る。
「 嬉しかった 」
 まっすぐに彼を見て、はにかみながら遠慮がちに……笑った。


 ――俺は。

 触れるだけのキスで我慢した、あの頃の自分を今でも 尊敬 している。


  おわり。

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