夕焼けと机と教室と。心のキョリ、ヒミツの時間。3(完)

　「夕焼け」本編5、番外小槙視点の最終話。
　短いです。
　コチラの輝晃視点も連載しますので、よろしければ読んでやってくださいね。

　さて。
　本日は昨日頭を捻っていた「新シリーズ」の話を拍手にてはじめてみました。
　プロローグあたりなんですが……どないなモンですか。はてはて？
　女の子の性格は大体、コレだろうと決まってるのですが、どうも男の子の方が安定してないような気がします。
　天然なのかと、天使なのかと！
　かーなーりー疑問ですが、根底は天然で天使の予定です（←予定って？）。
　うーんうーん、「うらキロ」の作品なのでそういう場面もアリかと考えています。が、現段階ではその道は果てしなく遠い（がーんがーん）。
　よろしければ、ご感想ご意見などうかがえれば心強いです。m(__)m

　プラス。
　いつものアイコン提供元さまから、新しい「HOME」アイコンが届いたので、早速模様替えしてみました。雪解けバージョンなのです。
　もう春ですものねえ。
　ありがとうございます♪

　以下、「夕焼け」本編5番外、「心のキョリ、ヒミツの時間」3。
　って、コトで彼視点に続く（笑）。

――　夕焼けと机と教室と。～心のキョリ、ヒミツの時間3～　――

　結局、その時は彼は目を覚まさず……挨拶もできず仕舞いだったけれど。
「きっと、あの時はよっぽど疲れてたんやろうなあ……輝くん」
「ん」
　小槙が触れると、輝晃の相変わらずの整った顔が動いて、うっすらと瞼を開ける。
　少し、不思議そうな表情をして小槙を映す瞳。

「おはよう」

　言うと、やさしく笑って「おはよ」と抱きしめてくれる彼の腕の力にすり寄る。
「なあ、やっぱりあかんの？」
「あかん」
　くすり、と笑って小槙は顔を上げ、参ったなあという顔をしている輝晃に軽く背伸びをした。
「でも。キスくらいやったら、ええよ」
　と、微笑むと輝晃は睨んで小槙の顎をとる。

「それって、蛇の生殺しやて分かっとる？」

　やっぱり、カッコいいなあ……と彼女が見惚れているのを知っているのかいないのか、輝晃は皮肉げにナナメに唇を合わせて、「生殺し」のキスだけで我慢した。

　>>>おわり。