夕焼けと机と教室と。Sleeping love。2

　「夕焼け」本編5、番外の「すりーぴんぐ　ラブ」第二回。
　って、コトで短っ！
　と、自分でビビるくらいに短く切ってしまいました……しかし、ここ以外に切れそうなトコロがなかったのです。しくしく。
　次で、コチラの番外は最後です。
　終わったら、また近々HTMLにして目次ページに移植します。

　さて、拍手シリーズは今日、第四話まで載せました。
　拍手にて、ご覧いただけます。m(__)m
　この二人、天然×天使をコンセプトにしていると口をすっぱくして自らに言い聞かせていたのですが……それが、理由かどうか……現在、最後の場面（いわゆる、クライマックスあたり？）に入ろうとしているのですが、ラブコメっぽいです。
　わたしの予想よりも、遥かにこの二人は上空を飛んでおります。
　制限がかかるかは……ビミョーになってきましたが、先輩には我慢していただきたい（願望）と祈っています。
　たぶん、大丈夫だとは思うんですが、どうなんだろうなあ。この人は（遠い目）。
　という、状況です。案外、この二人はすぐにそっちに流れそうな勢いです、なにしろ唯子ちゃんがそういうのにガードが甘いから（笑）。
　むしろ、彼より積極的だから。なんでだ？！

　アンケートにご協力ありがとうございます。
　続編希望が多いと、嬉しいです。のちのち制限を入れるかどうかも、参考にさせていただきます★

　以下、「夕焼け」本編5、番外「Sleeping love」2。

――　夕焼けと机と教室と。～Sleeping love2～　――

「……先生。いま、仁道、て言うた？」
「うん？　そう。おさげに眼鏡の可愛い生徒会役員さん……会議の間、ここの留守番頼んだのよ。わたしが戻ったら、すぐ帰ってしもうたんやけど」
「　仁道らしい……　」
　笑って、輝晃は呟いた。
（そうか、ここにいたんや……起こしてくれたら、よかったのに）
　あら？　と先生は目を瞠った。
「なんやの、知り合いやった？」

「知り合いっていうか――」

　輝晃は意味深に言葉を切って、驚く先生に決然と微笑んだ。
　その答えは、ちょうど響いたチャイムと重なって彼女の耳には届かなかった――けれど。
「あらあらあら、まあ。そういうこと……」
　白衣の彼女は誰もいなくなった保健室で口にして、彼の気持ちを察した。


　　　　　***　***


（　俺の一方的な片想い……　）
　それは。
　今も、変わらないのかもしれない。

　　>>>続きます。