裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編4の冒頭のさらに冒頭。
というか、導入部の番外です。……特に、本編を書こうとして書いたモノではないのですが、書いてたら本編つながりになったので(^^ゞ。
サブタイトル、かなり悩みました。
「夕焼け」のサブタイトル、あんまり悩まないんですが……コレは別格に。
たぶん、「ご指名ですよ、小槙さん」と同じ場面の輝晃視点なので、それがネックになっているものと思います。
何が書きたかったのかと言うと……あーダメだ。
言っちゃうと、ネタばれなので(汗)。
ここ最近、「夕焼け」の二人は大人しいです。輝晃くんが暴走しないからですね。
むっちゃ健全におりこうさんです(←単に、小槙さんと会ってないだけとも……)。
たぶん、本編4の途中か終わりにはまたR指定が入ると思いますが、まだ書いてないので決定ではありません。
この「夕陽の中のジュリエット」は健全です。中学生時代の回想、小槙視点ではなかった場面も少しありますが、基本的にはそのまんまです。
以下、「夕焼け」……夕陽の中のジュリエット、第一話です。
というか、導入部の番外です。……特に、本編を書こうとして書いたモノではないのですが、書いてたら本編つながりになったので(^^ゞ。
サブタイトル、かなり悩みました。
「夕焼け」のサブタイトル、あんまり悩まないんですが……コレは別格に。
たぶん、「ご指名ですよ、小槙さん」と同じ場面の輝晃視点なので、それがネックになっているものと思います。
何が書きたかったのかと言うと……あーダメだ。
言っちゃうと、ネタばれなので(汗)。
ここ最近、「夕焼け」の二人は大人しいです。輝晃くんが暴走しないからですね。
むっちゃ健全におりこうさんです(←単に、小槙さんと会ってないだけとも……)。
たぶん、本編4の途中か終わりにはまたR指定が入ると思いますが、まだ書いてないので決定ではありません。
この「夕陽の中のジュリエット」は健全です。中学生時代の回想、小槙視点ではなかった場面も少しありますが、基本的にはそのまんまです。
以下、「夕焼け」……夕陽の中のジュリエット、第一話です。
―― 夕焼けと机と教室と。~夕陽の中のジュリエット1~ ――
中学三年の文化祭。
『ロミオとジュリエット』の舞台の最中に熱で倒れた彼女、仁道小槙は保健室の簡易ベッドに横になって、すやすやと眠っていた。
熱は大事に至ることはなく、もしかしたら根っからの裏方気質の控えめな 彼女 のことだし、知恵熱の類だったのかもしれない、と馳輝晃は(悪いことをしたな)と反省した。
しかし。
保健室の日が傾き、光がやわらかにオレンジがかってくるのをぼんやりと眺めていると……ベッドに横になっていた小槙が身じろいだ。
それから、間もなく目を覚まし鞄を持つ輝晃と目が合う。
「 平気? 」
「……ごめんなさい。わたし」
慌てた彼女はすぐに身を起こそうとするが、輝晃はそれを制した。
泣きそうな表情が、輝晃には目の毒だった。
(あかん、あかん。仁道……そんな顔するな)
また、理性の箍〔たが〕が外れそうになって、輝晃は必死に自分を押さえ、できるだけ直視しないように彼女に眼鏡を渡した。
眼鏡のレンズでも間にあれば、少しはマシだと思いたかった。
「舞台は……大丈夫やったん? 迷惑かけたんやないの?」
心配そうな彼女の声。
( アホやなあ )
と、小槙の「ど」がつくほどの真面目さに輝晃は感心する。もともと、乗り気でなかった彼女を無理矢理にジュリエットに推〔お〕したのはほかならぬ輝晃本人だ。
なのに。
一度、引き受けたからには……どんな役目でも……望まないジュリエットという役でも一生懸命に取り組み、期待に応えようと努力する。
彼女のかけがえのない 美点 だと思う。
>>>続きます。
中学三年の文化祭。
『ロミオとジュリエット』の舞台の最中に熱で倒れた彼女、仁道小槙は保健室の簡易ベッドに横になって、すやすやと眠っていた。
熱は大事に至ることはなく、もしかしたら根っからの裏方気質の控えめな 彼女 のことだし、知恵熱の類だったのかもしれない、と馳輝晃は(悪いことをしたな)と反省した。
しかし。
保健室の日が傾き、光がやわらかにオレンジがかってくるのをぼんやりと眺めていると……ベッドに横になっていた小槙が身じろいだ。
それから、間もなく目を覚まし鞄を持つ輝晃と目が合う。
「 平気? 」
「……ごめんなさい。わたし」
慌てた彼女はすぐに身を起こそうとするが、輝晃はそれを制した。
泣きそうな表情が、輝晃には目の毒だった。
(あかん、あかん。仁道……そんな顔するな)
また、理性の箍〔たが〕が外れそうになって、輝晃は必死に自分を押さえ、できるだけ直視しないように彼女に眼鏡を渡した。
眼鏡のレンズでも間にあれば、少しはマシだと思いたかった。
「舞台は……大丈夫やったん? 迷惑かけたんやないの?」
心配そうな彼女の声。
( アホやなあ )
と、小槙の「ど」がつくほどの真面目さに輝晃は感心する。もともと、乗り気でなかった彼女を無理矢理にジュリエットに推〔お〕したのはほかならぬ輝晃本人だ。
なのに。
一度、引き受けたからには……どんな役目でも……望まないジュリエットという役でも一生懸命に取り組み、期待に応えようと努力する。
彼女のかけがえのない 美点 だと思う。
>>>続きます。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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