Moonlight Piano...「ごめん……生きていて」

　おばけネタとして、セリフなお題を使って書こうかと現在ツラツラとはじめています。
　夏の話なのかと思いつつ……一つは叔父さんの回想シリーズなんですね(笑)。
　貴水視点のおばけネタは、高校時代のなつきさんとのファーストインパクト！　の直前くらいの話になるかな～と思いつつ、絶対使いそうにないセリフをドドンと選んでみました。
　誰が言うんだ、こんなセリフ→「手つないで。あたまなでて。ぎゅってして。ちゅーして」
　頭の中では、一応使えそうだと見切り発車的に判断しているんですが……コレを言われた彼はきっと、固まってしまうんじゃないかと今から楽しくて仕方ありません(←鬼)。
　コチラの貴水視点は季節は真冬かと思います。
　おばけネタなのに、真冬ってどうですか？

　まあ、書けるかどうかも不明なので、あんまし期待はなさらぬように(^^ゞ。
　以下、「ピアノ」セリフのお題の冒頭...使用セリフは「ごめん……生きていて」のつもりです。
　ハッ！　コメント返し今日中にいたします(>▲<)っ。

――　Moonlight Piano...「ごめん……生きていて」　――

「……あのおばけみたいな？」

　と。
　つい口に出たのか、相手は千住久一の顔に気付くと、言葉を濁した。
　しかし、そう表現されてしまうのもあい仕方ないと唯一の肉親である久一は思う。
　あいつは身体のほとんどを包帯で巻いて――その下にある醜く爛れた皮膚を隠している。しかもである。
　そんな目立つ一種異様な姿かたちをしているにも関わらず、存在感は希薄でまるで人間界を拒絶するかのようだった。
　もともとが亡き父親似の整った顔の持ち主だし、人懐っこかった過去を思い出すと、久一の知らない「何か」が学校であったのだろうと思わせた。
　もちろん、父親の死と母親の拒絶に精神的に参ったのは確かだろうが。
　それだけではない……と、感じていた。



　貴水は中学三年の高校進学を控えていた。

　　>>>こんな感じです。
　以降、鋭意執筆予定(←あら？)。