裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」本編5番外、「すりーぴんぐ ラブ」最終話です。
思いますに、私はこういうタイプの話が好きなんだと思います。やたらジレジレとした、一途な感じが胸キューン★なんですな。
「夕焼け」はそういう耐え忍ぶ小話をたくさん書けるので、嬉しいです。
まだまだ続くのかなあ、書いててもよくわかりません。
とりあえず、今回の話はそのうちに目次ページにアップします。
で。
拍手ページにリンクを張っている番外も、近々……流れとしては、今回の「すりーぴんぐ ラブ」のあとの小話になります。
そちら、全編健全です。いやー、さわやかな季節ですね(←ん?)!
あとですね。
ここ最近は「陽だまり」を書いているワケですが……一応、最後まで書いたのです。えーっと、「R15」程度かな? と思います。
私の個人的な思いとしては――不完全燃焼なのだわ。
彼女の方はいいんですが、やはり彼の方の描写が甘いかと思い、彼視点の番外でも書こうかなと思っています。
そっちは、たぶん「R18」になると思います。
が。
やや執筆意欲が下降気味なのです。
現代恋愛は、ツライわあ(遠い目)。
以下、「夕焼け」本編5番外、「Sleeping love」最終話。
思いますに、私はこういうタイプの話が好きなんだと思います。やたらジレジレとした、一途な感じが胸キューン★なんですな。
「夕焼け」はそういう耐え忍ぶ小話をたくさん書けるので、嬉しいです。
まだまだ続くのかなあ、書いててもよくわかりません。
とりあえず、今回の話はそのうちに目次ページにアップします。
で。
拍手ページにリンクを張っている番外も、近々……流れとしては、今回の「すりーぴんぐ ラブ」のあとの小話になります。
そちら、全編健全です。いやー、さわやかな季節ですね(←ん?)!
あとですね。
ここ最近は「陽だまり」を書いているワケですが……一応、最後まで書いたのです。えーっと、「R15」程度かな? と思います。
私の個人的な思いとしては――不完全燃焼なのだわ。
彼女の方はいいんですが、やはり彼の方の描写が甘いかと思い、彼視点の番外でも書こうかなと思っています。
そっちは、たぶん「R18」になると思います。
が。
やや執筆意欲が下降気味なのです。
現代恋愛は、ツライわあ(遠い目)。
以下、「夕焼け」本編5番外、「Sleeping love」最終話。
―― 夕焼けと机と教室と。~Sleeping love3~ ――
キスをして、ベッドに彼女の背中を押し付けた。
唇を合わせて、舌を絡ませる。苦しそうに喘ぐ彼女を仕方なく解放すると、「はぁ」と息をついて輝晃を困ったように見た。
「あかん?」
「輝くん……ダメなものは、ダメなんよ」
キスは許す。けれど、それ以上を求めると小槙の返事はつれなかった。
「……我慢、でけへんの?」
「そういうワケやないけど、男の生理っつーか。まあ、イロイロ」
ゴニョゴニョと言い訳じみた言葉を濁すと、小槙は頬を染めて……「ごめんな」と謝る。
「輝くんに無理をさせてるんは、わたしが悪いと思ってる。けど、結婚まではしたくないねん……輝くんがツライんやったら、マンションに戻るし――」
馳輝晃こと俳優、八縞ヒカル〔やしま ひかる〕が幼馴染との交際宣言をしてから、騒動を避けてホテル住まいをしている彼女だったが時間もいくらか経ち、報道の熱も沈静化している。
今なら、従来のマンションでの生活に戻っても大丈夫だろうと考えた。
が。
そんな小槙の考えも輝晃はアッサリと却下した。
「おまえは何も分かってないんや」
「でも……」
「でもやない。アイツらの執拗さも、俺の気持ちも軽く見すぎや」
小槙の身体を抱きしめ、輝晃はため息をつく。
びくん、とその息に彼女の身体が緊張して、衣服の上から線を辿るとふるえた。
「輝晃くん!」
「俺はおまえがしたくないんやったら、付き合う。どんなに辛くても我慢したるから……小槙」
薄暗い寝室のベッドの上、身体を持ち上げた輝晃がまっすぐに彼女を見下ろした。
「 一緒に居てよ 」
その言葉に、小槙は何故だか胸が切なくなった。
「一緒に居て、いいん?」
「当たり前や。こうして眠れるだけで……ホントは ずっと 恵まれてるんやから」
腕に彼女を包んで、その頭へと口づける。
ふわりと漂う、シャンプーとベビー石鹸の匂い。
腕に抱くことさえ叶わなかった あの頃 からすれば――繋がり合えないくらい、どうということもなかった。早く「結婚」してしまえば済む程度の試練は、壁じゃない。
「うん。わたしも……こうして眠りたい」
すりすりと頬をすり寄せて、小槙は幸せそうに微笑んだ。
そんな彼女を抱きしめて眠りながら、彼女を愛する夢を見る。
(やっぱり、蛇の生殺しだよなあ……)
と、輝晃は複雑に思い、まどろみへと落ちた。
>>>おわり。
キスをして、ベッドに彼女の背中を押し付けた。
唇を合わせて、舌を絡ませる。苦しそうに喘ぐ彼女を仕方なく解放すると、「はぁ」と息をついて輝晃を困ったように見た。
「あかん?」
「輝くん……ダメなものは、ダメなんよ」
キスは許す。けれど、それ以上を求めると小槙の返事はつれなかった。
「……我慢、でけへんの?」
「そういうワケやないけど、男の生理っつーか。まあ、イロイロ」
ゴニョゴニョと言い訳じみた言葉を濁すと、小槙は頬を染めて……「ごめんな」と謝る。
「輝くんに無理をさせてるんは、わたしが悪いと思ってる。けど、結婚まではしたくないねん……輝くんがツライんやったら、マンションに戻るし――」
馳輝晃こと俳優、八縞ヒカル〔やしま ひかる〕が幼馴染との交際宣言をしてから、騒動を避けてホテル住まいをしている彼女だったが時間もいくらか経ち、報道の熱も沈静化している。
今なら、従来のマンションでの生活に戻っても大丈夫だろうと考えた。
が。
そんな小槙の考えも輝晃はアッサリと却下した。
「おまえは何も分かってないんや」
「でも……」
「でもやない。アイツらの執拗さも、俺の気持ちも軽く見すぎや」
小槙の身体を抱きしめ、輝晃はため息をつく。
びくん、とその息に彼女の身体が緊張して、衣服の上から線を辿るとふるえた。
「輝晃くん!」
「俺はおまえがしたくないんやったら、付き合う。どんなに辛くても我慢したるから……小槙」
薄暗い寝室のベッドの上、身体を持ち上げた輝晃がまっすぐに彼女を見下ろした。
「 一緒に居てよ 」
その言葉に、小槙は何故だか胸が切なくなった。
「一緒に居て、いいん?」
「当たり前や。こうして眠れるだけで……ホントは ずっと 恵まれてるんやから」
腕に彼女を包んで、その頭へと口づける。
ふわりと漂う、シャンプーとベビー石鹸の匂い。
腕に抱くことさえ叶わなかった あの頃 からすれば――繋がり合えないくらい、どうということもなかった。早く「結婚」してしまえば済む程度の試練は、壁じゃない。
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(やっぱり、蛇の生殺しだよなあ……)
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たぶん、そのうち無色。
趣味:
主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
自己紹介:
恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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