裏表一体、日々のこと。
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「夕焼け」雨ネタ、小槙視点最終話です。
ううっ、書いていたコメントは消えてしまいました。
ってコトで再度書くのもアレなので手早く本文に――。
「Oパーツ」と拍手コメント返しは明日ですー。
遅くなってしまって、こめんなさい。
では、以下「夕焼け」Rain day memories...最終話です。
話の中に出てくる「脱衣所」とか「浴室」の話は輝晃視点で書いてますので、目次にアップするまでしばらく、お待ちください!
ううっ、書いていたコメントは消えてしまいました。
ってコトで再度書くのもアレなので手早く本文に――。
「Oパーツ」と拍手コメント返しは明日ですー。
遅くなってしまって、こめんなさい。
では、以下「夕焼け」Rain day memories...最終話です。
話の中に出てくる「脱衣所」とか「浴室」の話は輝晃視点で書いてますので、目次にアップするまでしばらく、お待ちください!
―― 夕焼けと机と教室と。~Rain day memories...4~ ――
朝、起きると目の前には裸の男の人の胸があって、首のところには腕枕、背中に手が廻っていて、足も絡まっている。
小槙は昨夜のことを思い出し、脱衣所、浴室だけでなく、ベッドでも激しくされたのだと襲ってくる気だるさに思い知らされる。
(カッコいいと思うて……)
まだ、ぐっすりと寝入っている輝晃の罪のない寝顔を睨み上げ、怒りよりも愛しさが増すのを感じる。
(そうや、昨日の服……洗濯機に入れたままや)
思い立ち、身を起こそうとしてハタと気付く。
自分が裸で、着るモノがないという現実。
手近にあるモノをとりあえず、代用するしかない。
「輝くん、輝くん!」
「んー……なに? 小槙」
「コレ、借りていい?」
手近にあった、輝晃のワイシャツを手にして、小槙が訊いた。
恋人同士という間柄になっても、生真面目な彼女の中に「無断拝借」という言葉はないらしい。
「……借りるって、着るの?」
ぎゅう、と抱きしめ、囁く。
小槙はもがいて、「当然や!」と彼の腕から這い出た。
「着るから、借りるに決まってるやん! いい?」
「いいけど」
裸の彼女が、男物の大きなワイシャツに腕を通して、テキパキとボタンを留める仕草を輝晃は静かに眺めていた。
「――輝くん、あとでアイロンも借りていい?」
脱衣所で乾燥機に服を移してきた小槙は、「来い来い」とベッドの上の輝晃に呼ばれて近づいた。
「いいけど。その代わり――」
ぐい、と腕を引き寄せられて、ベッドの中へと引きずりこまれる。
「え? あ。ちょっ……待って!」
「 貸借契約ってコトで 」
抵抗する小槙の腕に自らの手を重ねて、輝晃は微笑んだ。「このまま、させて」と、組み敷いた彼女を見下ろしてくる。
「な。なに言うて……」
「そんな「 俺のモン 」みたいな格好されたら、本当に 俺のモノ にしたくなる、つーか。なあ? 諦めてくれへん?」
腰に腕を廻され、手首をとられた小槙は、輝晃に唇を塞がれて何も言うことができなくなった。
>>>おわり。
朝、起きると目の前には裸の男の人の胸があって、首のところには腕枕、背中に手が廻っていて、足も絡まっている。
小槙は昨夜のことを思い出し、脱衣所、浴室だけでなく、ベッドでも激しくされたのだと襲ってくる気だるさに思い知らされる。
(カッコいいと思うて……)
まだ、ぐっすりと寝入っている輝晃の罪のない寝顔を睨み上げ、怒りよりも愛しさが増すのを感じる。
(そうや、昨日の服……洗濯機に入れたままや)
思い立ち、身を起こそうとしてハタと気付く。
自分が裸で、着るモノがないという現実。
手近にあるモノをとりあえず、代用するしかない。
「輝くん、輝くん!」
「んー……なに? 小槙」
「コレ、借りていい?」
手近にあった、輝晃のワイシャツを手にして、小槙が訊いた。
恋人同士という間柄になっても、生真面目な彼女の中に「無断拝借」という言葉はないらしい。
「……借りるって、着るの?」
ぎゅう、と抱きしめ、囁く。
小槙はもがいて、「当然や!」と彼の腕から這い出た。
「着るから、借りるに決まってるやん! いい?」
「いいけど」
裸の彼女が、男物の大きなワイシャツに腕を通して、テキパキとボタンを留める仕草を輝晃は静かに眺めていた。
「――輝くん、あとでアイロンも借りていい?」
脱衣所で乾燥機に服を移してきた小槙は、「来い来い」とベッドの上の輝晃に呼ばれて近づいた。
「いいけど。その代わり――」
ぐい、と腕を引き寄せられて、ベッドの中へと引きずりこまれる。
「え? あ。ちょっ……待って!」
「 貸借契約ってコトで 」
抵抗する小槙の腕に自らの手を重ねて、輝晃は微笑んだ。「このまま、させて」と、組み敷いた彼女を見下ろしてくる。
「な。なに言うて……」
「そんな「 俺のモン 」みたいな格好されたら、本当に 俺のモノ にしたくなる、つーか。なあ? 諦めてくれへん?」
腰に腕を廻され、手首をとられた小槙は、輝晃に唇を塞がれて何も言うことができなくなった。
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たぶん、そのうち無色。
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主に恋愛小説の執筆ととめどない落書き。あと、HP運営。
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恋愛小説やら絵やら書いて、裏と表のHPを運営中。ココでは日々のこと、本編の番外か先行掲載を目的にツラツラ生息していこうかと思っています。
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